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ママの気持ち

世間一般には、まだまだママが子供達の「命」「くらし」にまでかかることをその肩にたった一人で背負っている。

実感していたはずだけど、改めてママたちの言葉を聞くと、僕の周囲においては、まだまだ取組も弱ければ、進捗も弱い問題が「子育て」。やっぱり、僕らの世代でどうにかしていかなきゃな…と。

知りあいの県議さんのイベントに午前中は顔を出しました。参加者はママさんが大半。そしてメンズは僕一人。このアウェー感。この状況は懐かしの両親学級のよう。幼稚園の父母会役員会のよう。

あ、でも遊びに行ったわけじゃないんだ。働き方改革だなんだと言われるようになってからの昨今、今を生きるママさん達の子育ての悩みは、僕がこうした問題に関心を持つようになった当時からどう変化しているんだろう…を知る事が今日の一つの狙いです。

ということで、聞いた話を備忘録として(断片的ではあるけど)。

・一時保育の少なさ(枠、専従者の絶対数不足)⇒ニーズはかなり多い
・現行の制度や施設が「お母さん1人で何かをする」想定で作られていない
⇒常に子供と母親がセット(気が休まらない!)
・気分転換できる雰囲気がない⇒責任を背負わされる
・妊娠中⇒産後を想定できることが少ない(妊娠中参加できるものが欲しい)
・三世帯同居の難しさ⇒世代間ギャップ
・被災地での課題
・障害児を持つ母親のコミュニティ参加や病院探しの課題
⇒お母さんがやる前提⇒心折れそうな時がある…
・障害の有無にかかわらず「子供」として(クラス編成等の課題)
・障害がある子供⇒母親も「障害者」のくくりで見られてしまう
・県の病児保育等の整備の遅さたるや
・無償化は聞こえがいいが⇒待遇の改善が先ではないのか
・ファミサポの使い辛さ
・子供の命を預かる事が軽んじられている(保育や介護の低待遇)
・オッサン諸悪の根源説
・育休復帰直後の働き方(平時も含めて)の課題
・情報にたどり着けない⇒検索の手間が多すぎる!
・このご時世にFAXや面談て⇒スマホから行けないのか
・役所の担当者が異動⇒色々一から
・無駄が多すぎる!
・〇〇市は確かに子育てに関する予算や取組が手薄だ
・様々なサポート(多胎児、低身長)の薄さや優先度の低さ
・金銭的な補助の緩和等

と、断片的であってもこれだけの情報が飛び交いました。

それぞれの課題に対する数的な根拠は後ほどじっくりと調べてみることとして。感じたことを一言で言うなれば、「まだまだ家事育児はママ一人の肩にかかっている」という印象。そこに「パパ」の影はほとんど見られない。等しく親であるはずなのに。勿論シングルということもあるかもしれないけど、それにしてもパパ達はどこに行った?と言わんばかりの状況。

パパのサポートは前提以下の話という感じです。もう初めから空気。何かすみません。

自治体の制度や法律、政治的なアクションが庶民に浸透するには時間もかかります。でも今この瞬間を悩んでいるのが子育て中のママ。だからこそ、最も近くで支えるはずの存在が「空気」「エアダンナ」というのは、こりゃあかんなと。

でもその空気たちも、実は水面下で悩んでいたり。仕事との両立がママたち以上に困難であったり、自身の理想と地域文化・伝統的な男性像との狭間で揺れていたりします。加えて男は横のコミュニティを作るのが苦手。思いを吐露するような場もなく、「男は弱音を吐くな」と抱え込んでしまう。男性の家事育児が啓発だけでは難しいというのが、そうした「可視不可視のプレッシャー」の存在にどう対処し、緩和していくのかという対策がないまま話が進んでいくことにあると思っています。

でも、そうした対策が進み、男性が空気から実体となって、子育てのフィールドに顔を出せるようになれば、きっとママたちの状況も色々変化していくのではないかと。

まだまだやる事は多い。やれることがある。こうした問題に立ち向かっている方も沢山いる。だからこそ僕も出来ることをしていこう。子供たち世代に対する大人としての責任として。そう改めて感じた一日。

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