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Change Or Die

元カルビーの松本会長の名言ですね。直訳すると、変わらなければ死ぬぞということ。ここ2週間は、企業はさることながら、自治体や地域団体との接点が数多くありました。その中で色々感じることがあり、今日はこれをタイトルに冠してみました。

6.3%の脅威?

この「6.3%」。開業した企業が10年後に生き残る確率、だそうです。要は潰れないでいられる確率、「生存率」と言っていいでしょう。
※国税庁調べ

これ、医療に例えたら相当な「難病」ですよね。致死率94%ですから。

具体的な数字で見ると、日本の今ある全企業数が約412万。内、法人は170万で、所謂大企業はその内の1割と言われます。また、個人事業主が約240万だそうです。その内の6.3%、つまり約24万事業所しか、10年後は事業継続が出来ていないということになります。

怖いですよね。僕が大学生くらいの時には、「大企業に入れば一生安泰だ!」なんて言われてました。でもそんなものはただの都市伝説かもしれませんね。ダメな時はダメなんです。ハ〇ステンボスとか、そ〇うとか、誰もが耳を疑う大企業だって、民事再生とか色んな目に遭っています。

自治体数も

大学で授業したりすると「公務員!」という子達に出会います。何で公務員?と聞くと、多くの場合「地域に貢献したい!」とか答えると思いますが、本音はどうなんですかね。「クビがない」とかそういった理由なんじゃないかと思います。

過去、とある学校でライフやキャリアをテーマに授業させていただいた後、わざわざ質問メールをくれた子がいました。
※今回ここに記載するにあたって、一連の流れの掲載許可を頂きました
(ある程度簡易化しています)

学生「公務員になり、地域に貢献したい気持ちがあります」
ごとう「地域に貢献するって具体的に何するの?」
学生「役所で働いて市民の役に立ちたい」
ごとう「具体的にはその中でどんな仕事したいの?」
学生「まだ良く分かりません」
ごとう「民間で出来ないの?」
学生「民間では営利を追求するため云々…」
ごとう「市民のためになるなら官民関係なくない?」
ごとう「公務員でなければならない理由は何なの?」
学生「継続的な就労が民間により安定していますし…」

ほら。やっぱり。

所謂公務員も、その給与の源泉は僕達国民の税金ですから、数が減ればその分削減されるのは当たり前な話です。2040年には約900の市町村が消滅危機なんてニュースもありましたね。実際どうなるかは分かりませんが、この現実だけを見ても「安定して働き続けたい!」という安易な動機で選ぶにはリスキーじゃないかと思います。

そこに来て、老後の蓄えが2000万事件です。夢も希望もない国じゃねぇかと思われても仕方ないですね。

どうすりゃいいんでしょうか

でも、一方で面白いことが。

日本の企業総数は平成26時点で、経済センサスによると約380万事業所。この数字だけ見ると、さっきの話の流れだと10年でガッツリ減っていないと辻褄が合わない気がします。

これって、つまり「潰れた分だけ新しいものが生まれている」ってことです。

だって考えてみてほしいんです。

20年くらい前って、ドコモショップってお住まいの街にありました?

10年前ってドローン操縦して農薬まく人っていました?

それだけ、僕らの周りには「時代に適応した新たなビジネス」も生まれていますし、市場のニーズや価値も変化にさらされています。だからこそ、個人としても組織としても、更には地域としても日々学びを続け、アウトプットを繰り返し、様々動いていくことが必要。時代を読み、変化をし続けていくことが大事なんだと思います。そうしていかないと、取り残されちゃう。いらない子になって消えていくのも仕方ない。

恐竜はなぜ滅びたのか。最有力な説としては、巨大隕石の衝突による大規模な環境変化と言われています。

恐竜は僕ら人間よりはるかに強く、大きい。それでも環境に変化できなかったため滅びてしまったと。

その代わりに反映したのが、人間。僕らは火を使う事を覚え、言葉でコミュニケーションをとるようになり、文字を生み、後世に知見を伝えることに成功しました。それも、その時代その時代を生き抜くために。

僕らの先代の歴史は、まさに「変化を繰り返した歴史」だったんです。

時を経て、豊かになった僕達ですが、今再び様々な危機、そして貨幣経済の中どのように個人が生きていくのかを問われているように思えます。

そのために変化を要求されている。その変化が、たまたま「働く」現場で、「育てる」現場で、「学ぶ」現場で起きている。

そして個人がそれぞれの生き方を選択する「現場」でも同様。

これまではこうやって成功した。こうやってずっと仕事してきた。こうやってずっと考えてきた。そこから変わるのが怖いなんて言ってる場合じゃない。

変わらない組織や地域に残されるのは、何か。

いまこそChange or die!です。

そんな事を考えた火曜日。

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