なりたい背中
先日、長女から「やっぱり〇〇〇、学校の先生になりたい!」という宣言を聞きました。ちなみに下の子は「○○ちゃんはママの病院になるー!(多分、お医者さんのことだろう)」と。
長女は、ペット屋さん(ペットショップの店員)⇒学校の先生⇒大工さん⇒先生といった夢変遷。次女はアイドル⇒ドクター。
これって、とっても素敵な事だなと思うんです。先生も医者(勤務医)も、割とブラックの代表格のように最近は語られがちじゃないですか。
それでも子供達にそうした憧れの気持ちを持たせてくれるってことは、担任の先生だったり、ママだったり、そうした周りの大人たちが「輝いている」背中を見せてくれているってことだと思うんです。
どんな背中を見せてきた?
最近だと、小学生のなりたい職業ランキングで、ユーチューバ―がランクインしてたりします。何でかっていうと、絶対「楽しそう」だからなんですよね。大の大人が大真面目にコーラ風呂入ったりしてるじゃないですか。
一方で、自分のパパママを見ると、毎日朝「はぁ~...」とため息ついてスーツに身を包んで、帰ってきてからも愚痴ばっかり。そんな大人になりたいか?と聞いたら、絶対嫌がるでしょう。
僕ら大人が、子供達に与える影響は相当です。そう考えると、今あちこちで言われる「なり手がいない」「人手不足」問題の一つの原因は、こんなに楽しいんだぜ!って背中を見せられなかった僕ら大人の責任だと思うんです。
だから講演やセミナーでもよく言います。「自分の今している仕事を子供にもやらせたい!と思いますか?」って。そう思えないってことは、多分「大人ってつまんなそう…」って背中を見せていることにもなるんじゃないかなって。
その時親は
子供の先を心配するのは親の性(サガ)。だからこそ「そんな仕事はだめだ」「公務員になりなさい」「大企業に入りなさい」「資格を持って食べていける仕事に就きなさい」なんて言いたくなる気持ちは死ぬほど分かります。食いっぱぐれてほしくないもんね。
でも、そんな気持ちと戦いながらも、僕は彼女たちが「パパ、K1選手になりたい!」なんて言ってきても、「いいよ、やってみなよ」と言ってあげたい。パパは君のファンクラブ会員証1番で、ファンとして一生応援していくよ!っていうスタンスでいたい。親が進路を決めるっていうのは、ある種の洗脳ですし、子供達の意志を捻じ曲げてしまうことになるんじゃないかと思っているから。
でも、そうした「洗脳」にならないだろう口は出すと思うんです。彼女たちの視野を広げてあげたいし、時に気づきを促すために。
だから、この先子供達が大きくなって、「パパ、あたし〇〇になろうと思うんだ~」と相談されたときに、言おうと決めている台詞があります。
「この業界は多分こうなるから、こういう問題が起こるとパパは思うよ。でも選ぶのは君なんだし、”そんな考えもあるんだ~”と思って、どうしようかなぁと考えてみたらいいんじゃないかな。パパは〇〇〇のファンクラブ会員証1号だし、ファンとして、どんな選択でも応援するよ」
って。
導くって、いうより背中を押す。チャレンジを認めて、応援する。自分の考えは話しても、強要はしない。
パパはそんな存在でありたいなといつも思います。
綺麗事って思われてもいいんです。その綺麗事が真実になるような社会を作るのも、僕ら親の責任の一つだと思いますから。
薫殿の言う甘っちょろい戯言の方が好きでござるよ。
だから剣心は逆刃刀を振り続けるんですよね。
そんな大人でありたいですね、パパもママも。
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