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定時で帰るために

吉高さんで一役メジャーになった「定時帰り」。

当たり前と言えば当たり前なのですが、そもそも何で僕らの周囲では「定時で帰れない」なんて事態が発生しているんでしょうか。

最終勤務時の年間残業ゼロ・定時帰り死守のごとうが、そのノウハウを好き放題語って、皆さんの定時帰りを後押しします。何か参考になることがあれば幸いです。


▼定時で帰れない雰囲気がある

日本人って「出る杭」になることを極端に嫌いますよね。
だからかな。定時が来ても誰も机を立たない。
誰も「お疲れ様です!」と更衣室へ向かわない。

結局、まだ誰も帰っていない様子なので、もう少し仕事を続けようかな…。そんな様子見の職員が実際は多いのではないかと思います。

でもそうしてしまうという事は「早く帰る=罪悪感」というものを少なからず持っているからかもしれません。

まずごとうが思うのは「この罪悪感を捨てたらいい」というものです。

代わりに「今から自分にとって大切な活動をしに行く!」考えるようにしてはどうでしょうか。無理やりにでも。

そんな簡単なことで、職場を離れる罪悪感は随分軽くなります。

あなたの優先度は何?

仕事の場では昨今の働き方改革の流れから「業務改善だ!」「優先度を意識して仕事しよう」といった、お決まりのフレーズが飛び交っています。

ですが、自分にとって大切なことの優先度も決められない人が、仕事の優先度なんて決められるわけがないんです。

僕は定時で上がるため、常に下記を考えていました。

・娘、妻に会うために家に帰る
・早く帰って家事も済ませてギター弾きまくる
・俺も家事の中心人物だ=俺がやらねば誰がやる

この全てが、僕の人生全体における「優先度が高い項目」です。もっと単純に言えば、只の我儘。

でも、その我儘が「やることやって帰るカッコよさ」になるか、はたまた「タダの我儘」として職場で疎ましいものになるかの命運を分けるのは、日々の仕事をどう捌くかにかかっています。そのポイントは2つです。

▼①重要な仕事は早い時間に取り組む

重要な仕事を遅い時間まで先延ばしていたために、残業しなければならなくなることもあります。

ちなみに僕が「これは重要」と位置付けている仕事とは

①本質的な成果達成(ミッション)に直接的に関与するもの
②期限が近いもの
③絶対に僕が関与しないといけないもの
④会議や面談

の4種類と考えていました。

①について…
予備校に例えるなら「生徒の親から高額コースをふんだくる」ことではなく、本質的なミッションは「生徒の希望を実現する」ことです。当たり前すぎます。

※逆に上記のような事が本質と誤解されるのは、予算至上主義の働き方が招く問題でもあると考えています

その本質に直結する仕事(どのノウハウを伝授するか、どういった助言をするかetc)には、大いに時間をかけていいでしょう。そしてそうした仕事こそ、色々立て込むタイミングではなく、早い時間帯にやる方がいいと思っています。

ちなみにごとうは、優先度の高い仕事は「ピンク」、重要ではないけど期限付きの仕事は「黄色」、時間をかけてじっくり取り組む重要な仕事は「青」、僕でなくてもいいし優先度も低い仕事は「瞬間的にやる(付箋にするまでもない)か誰かに振る」という形で、ビジュアライズしていました。

②について…
絶対にその日のうちにやらなければならない仕事は、いくら先延ばしても、その日のうちにやらなければなりません。これも当たり前ですよね。

一人でやるにしても、チームでやるにしても、必ず見える化していたことの一つが「期限」。これがないと逆算したり、状況に応じて優先度を臨機応変に並び替えたり等の対応が出来ません。

③について…
現段階で僕が直接手を下さなければならないものも優先対象です。ですが、ここはノウハウのオープンソース化等で十分に削減できる対象とも考えていました。そのためには、普段から自分の仕事のプロセスや成果を見える化しておく工夫が必要となります。

また、前の職場では、例えば僕のプレゼン資料を見て、メンバーから「ごとうさ~ん、これってどうしましょう」と質問や意見を頂くこともありました。これはチャンスなんです。僕自身も人に話すことで改めて整理できるし、自分では気づけないことも他のメンバーが気付いてくれたりしますから。すると僕の仕事自体のクオリティも高まりますし、メンバーの仕事のクオリティも高まります。

④について…
これも単純です。例えば会議の目的が「一つの成果に対し、チームの方向性を決めること」であるとすれば、なるべく多様な視点を得るために、チームメンバーがみんな集まりやすいタイミングでやるのが一番だからです。

だからかな。僕は「午後16時以降」の会議が嫌いでした。子育て世代はその頃になると、「保育園間に合うかな」とかそうしたリミットとの戦いが始まりますからね。介護中の方はさらにそれが早まります。デイサービスの終了時刻なんて、大体16時台ですからね。面談も同様の理由ですね。

また、「数値の報告」や「社名伝達」等は、会議としてわざわざコストも時間もかけてやるのがアホらしいので、削減対象としていいでしょう。そんなものこそ、チャットやメールで十分。いちいちパワポで起こしてなんてコストも勿体ない。

上記4つが、ポイント①です。

▼②あらかじめ宣言してしまう

意外に効果が高いなぁと思ったのが、この方法です。これって、普段僕らは何気なくやってるんですよね。

例えば「銀行」。15時で閉まるから、その前に支払だとか振込だとかは済ませるようにスケジューリングしません?仕事も同じですよ。

共有スケジューラーや口頭でもいいです。「今日は〇〇まで」と期限を明確に伝えておきます。そうすることで、チームメンバーの動きもまた変わります。「ごとうさん、今日〇〇までしかいないから、今のうちにこれやっておこう」とか。メンバーの予定も加味しながら、チーム全体の動きがパズルのように組み合わさります。

また「自分の限界点」、もっと言えば、「自分が最高の結果を提供出来るポイント」を明らかにすると言う効果もあります。頼まれた仕事に対して、全てを「イエス」で受け切ることは出来ませんし、中途半端に受けてクオリティを下げることは、依頼者に対して失礼ですからね。

でも、ここが多分一番難しいんですよね。自分としてはそう言う理由で「今日は何時まで」と伝えても、相手(例えば上司)が「やる気がないのか」と言ってくることだってあります

ですが、例えば「かつ丼を作る」のが最終目的であれば、3分で作っても5時間で作っても、達成に変わりはありません。そのゴールイメージを共有できていれば、「今日はこうこうで出来ないけど、代わりに明日ここまでならこの時間までにはいける」といった対応が可能になります。
※その判断も、自分の限界点と許容範囲を分かっているからこそです

だから僕は日常の研修やコンサルの場では「ともかく相手の話を聞いて」共通のゴールイメージを持つことにこだわっています。そこがぶれなければ、お互いに不幸になる事はありませんから。

それでも、やり方や正義を押し付けてくるような方とは基本的に「仕事をしない」と決めちゃう。相手が上司であれば、あーだこーだ議論になる前に「成果」を目の前に叩きつける。相手が依頼者であれば「断る」(ココはまだまだ難しいですけどね)。

と言った感じです。

あんまり参考にならないかもしれませんが、何かお役に立てば幸いです。

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