山登りが高い山に登りたくなり、そこに山があるから登るのだと言うように、私はダイバーなのでそこに海があれば潜りたくなるものです。
オープンウォーターのライセンスを取った話は、１回目の記事「海を潜るためにはライセンスが必要だった」でお話しておりますが、OWのライセンスを取った私は、さらに深く潜りたくなったので"アドヴァンスド・オープン・ウォーター"のライセンスを取ったお話をしようと思います。

初級ライセンスだけでも楽しめるんじゃないの？

私の取ったPADIという団体では、このようにランクが設けられていて
オープンウォーターのライセンスを取った後、こんな風に可能性があるんだよ！と言うことが書き記されています。
アドヴァンスドオープンウォーターこれが今回のお話の内容になります。

こうして見るだけでも本当に多くのランクがあり、どこまで取る？と自分で目標を掲げてみたりするのですが、基本的にバカンスで潜りたいだけなら個人的にはアドヴァンスド・オープン・ウォーター迄で充分だと思っています。
オープンウォーターだけだと折角海外にきたのに潜れない！みたいなところもあるようなので、私はアドヴァンスまで取りました。

また勉強しなきゃいけないのかと思った瞬間

大きい生物見るぞ！と意気込みアドヴァンスを取ろうと予約をしました。
そこでまた立ちはだかる勉強とお金の問題。
金額については4万〜5万程度かかりました。教材やレンタル料込みです。交通費・食費が別でした。宿泊も今回は入ってました。
ショップによりますが、私が取ったところは併設されているところだったので、粋な計らいで宿泊費込でした。
私は勉強が苦手なので、また勉強するの？！と、心が折れていたところへ、インストラクターさんにこんなことを言われました。
「"水中写真を撮りたい"、"魚をもっと知りたい"って気持ちが潜った時にもっと楽しめるようになるためのランクアップだよ」と言われました。
その言葉を言われてハッとしました。
そっか、私楽しみたいからランクアップしたいって思ったんだった、難しいこと考えるのやめよう。と教材を無心で開きました。
あれ？オープンの時より面白い？
アドヴァンスからは大学の授業のように選択をして必修＋自分の好きなものを選んで受講します。

PADIのHPから参照しています。
ここに記載の通り24種類の項目があり、※1は必修で、必修含む5つの項目を受けなければなりません。
ちなみに私が選んだのは
・水中ナビゲーション(必修)
・ディープ(必修)
・ドライスーツ
・ピーク・パフォーマンス・ボイヤンシー(中性浮力)
・エンリッチド・エア・ダイブ
この5つの項目です。

なぜかと言うと、ズバリ！楽だから！笑
インストラクターさんに「一番楽なのでお願いします」と注文しました笑
冬の時期に取ったのでドライスーツ着用は必須でしたので項目に入れてしまえ！ということで"ドライスーツ"、海の中で浮力のコントロールできればウニに刺されることも、岩で怪我をすることもなくなるだろうと言うことで"ピーク・パフォーマンス・ボイヤンシー"、海外でたまに使えるよ！と言われたので、酸素濃度の高いタンクを使用できる"エンリッチド・エア・ダイブ"、この3つを選びました。

2日間の講習は、ほぼファンダイビングみたいだった

オープン同様2日間で講習を終わらせます。
私が当たったインストラクターさんが上手だったのか、普通のファンダイビングを楽しみながら合間に講習をしているような感覚でした。

オープンウォーターの時のように筆記のテストがありません。

これだけでもラッキーなのに、楽しみながらランクアップってどういうこと？5種類の項目をのんびりと終え、あっという間に取得できました。
コンパスを使用して行って帰ってくる作業や、ディープの時にはペットボトルが潰れていく様を見るのですが、水圧ってこんなにかかってるんだって思うほどぺしゃんこになります。
講習内容の詳細については、選ぶものによるので割愛させていただければと思いますが、私が選んだ5種類に関して、さほど難しいものでもなかったです。想像より簡単だったので拍子抜けしました。
これから取るのにどうしよう…すごい緊張してる…そんな方は安心してください。

これから取るか迷っている人へ

何度も繰り返しになってしまうのですが、本当に楽しむことが一番大事だと思っています。自分の安全を自分自身でも理解しつつ、安全にダイビングを楽しむためのライセンスなので、マンタがみたい、ジンベイザメがみたい。
なんでもいいと思います。カメに会いたい、イルカに会いたい。それを安全に叶えるためにも、自分もレベルアップした方がいいと、私個人的には思っているので、お財布と気持ちと相談してぜひ前に一歩踏み出してみてください。
ダイバーが増えるのは私もとっても嬉しいです。
些細な疑問でも親切に答えてくださる方が多いと思うので、ショップの人にあれこれ聞いてみてくださいね。