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仲間を思うこと

君が住む世界は 誰かの涙でできてる
何も見えない暗い夜にも 
きっとあいつが泣いてる

遠い空の下では 誰かが今日も泣いてる
何もできない 眩しい朝にも 
僕はため息をついてる

確かめたいことはいつだって
君がそばにいてくれること
僕は一人きりじゃないから
何処へだって行ける

僕が住む世界にも 誰かの希望が見えてる
何も答えない 揺れる世界へ
進もう 君と Carry On

確かめたいことはいつだって
それがリアルなのかということ
僕は一人きりじゃないなら 
何だってできる

僕らが住むこの街に 誰かの優しさが溢れる
傷ついて 忘れそうでも 
進もう 君と Carry On

君が住む世界は いろんな愛に満ちてる
いくつもの夜を越えて
進もう 君と Carry On

              ーCarry On (2019)
               Lyrics by はがね(Division15)

ーーーーー

どこか遠くの国で今日も新しい命が生まれている。
未来を支える美しい命がこの地球上に生まれてくる

僕たちの住む日本は
世界でもっとも安全な出産ができる国

病院がすぐそばにあって
望めば最高の医療が手に入る

その一方で

世界に目を向けたら
1ヶ月以内に亡くなってしまう赤ちゃんの数は
年間に260万人

そのうちの100万人はその日のうちに亡くなる。

僕たちには想像がつかないほど
たくさんの命が失われている現実

ーーーーー

亡くなる赤ちゃんの命の側には
必ず家族の涙がある

その涙を止めようと
現地の医療者はただただ頑張る

だけど

救うことができない命は多い

その度に
彼ら、彼女らは傷つき
疲弊し、諦めていく

僕が出逢ったアフリカの助産師は
僕にこう言った。

私たちはどこまでその命を救おうとしたら良いの?
命を救ったとしてもそのさきの医療が保証されない中で
助けを呼んでも誰も来てくれない状況の中で
理解のないご家族に心無い言葉を投げつけられて
そんな中でその命を守る必要はあるの?

そんな事実を知った時に
僕は言葉を失い
この両瞳から涙がこぼれ落ちた

ーーーーー

あのたった一つの命を救うことができたなら
次の命に向かう勇気をもらえるのかもしれない

あの美しい命を見送ったとしても
自分の中に何かが生まれたとしたのならば

どこまでも果てしなく続く
このあおぞらの下のどこかで

今日も戦う仲間たちに
ありがとう、と勇気を伝える歌を
歌いたいと思った

僕らは連鎖している

このあおぞらの下で
ともに歩いていくという思いを

歌いたいと思った。




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