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【楽して稼ぐ】AIを活用したYouTube切り抜き動画アカウントを運営してみた

皆様ハロー、お小遣い稼ぎ系エンジニアのスマイルです('ω')ノ

YouTubeの動画をプログラミングやAIで加工する遊びをよくやってまして、これまでの研究成果を活かせば切り抜き動画チャンネルを低コストで運営できそうな気がしたので、そろそろ実践してみます。


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作ったアカウントはこちら

youtubeのアカウントだって30分もあれば無料で作れちゃうんだからすごい時代だなぁ。お金が掛からないんなら何でもやってみればいいじゃない精神でいこう。

目標

上記は実験用アカウントのつもりですが、どうせやるなら何かしら目標を決めて取り組んだ方がメリハリも出るだろうという事で次のように決めてみました。

  • 3か月続ける

  • 運営レポートを週1でnoteに投稿

  • 登録者500人

欲のない目標に見えるかもしれませんが面倒くさがりで飽き症な僕にはこれくらいで丁度良いんです、まったりと楽しんでいきましょう。

運営方針

設定した目標を達成するために運営方針を下記の通りとしました。

  • ランニングコストを抑えて低燃費で運営

  • パフォーマンスよりも長く続ける事を優先

  • ショート動画メイン

やっているうちに変わっていくと思いますが、とりあえず最初はこんな感じで行ってみよう。

動画コンテンツの作り方

ルーチンワークがめちゃくちゃ苦手なので、1度の作業で1ヶ月分のショート動画をまとめて作って予約投稿する方針で考えています。積極的に自動化・省力化を取り入れてリソースを節約したい。

作成工程は次の通り。

  1. 元動画を決める(手動)

  2. ハイライトを特定する(youtube pulse viewer

  3. 動画のダウンロード(pythonスクリプト)

  4. 切り抜く(pythonスクリプト

  5. 縦長へリサイズ(pythonスクリプト

  6. AIで日本語に吹き替え(elevenlabs

  7. テロップを付ける(Vrew

これらの作業をなるべくシステマチックにコスパ良く進める事で、長く続けられる仕組みを模索していきたい。月一でしか動画制作しない予定なので、自分の備忘録も兼ねて切り抜き動画の作り方も書いてしまおう。

元動画の選び方

選定基準は次の通り。

  1. ホロライブEN,IDメンバー
    :1は二次創作の権利関係が明文化されていて、切り抜き活動が安心なホロライブをピックアップ。さらにAIによる日本語吹き替えが視聴者にどれだけ受け入れられるかを試したいので、英語話者であるホロライブEN・IDの海外メンバーを対象にしたいと思います。

  2. 活舌よくゆっくり喋る
    :これは「AIによる日本語吹き替え」の精度に関係しておりまして、個性的な喋り方だと吹き替え精度が落ちるっぽいので、ゆっくりハキハキ喋る配信者を対象にしたいです。

  3. ソロ配信の動画
    :複数人でわちゃわちゃ喋るような配信だと、吹き替えの精度が下がっちゃうので一人で配信している動画を対象にする。

ハイライトの特定

以前作ったライブ配信のアーカイブにチャット件数の集計グラフを表示するchrome拡張と、youtubeの再生バー上に表示される山を参考に盛り上がっている箇所を特定する。

動画のダウンロード

VTuberのライブ配信って基本的に時間が長くファイルサイズが重いので、盛り上がっている箇所のみを指定してダウンロードしたい。

範囲指定ダウンロードが出来る外部サービスを探したけど見つからなかったのでpythonでスクリプトを自作した。yt-dlpというpythonライブラリが時間を指定して動画をダウンロードできるので、とりあえずこれで運用してみよう。

from yt_dlp import YoutubeDL
import os

def time_to_seconds(time_str):
    """HH:MM:SS形式の時間を秒に変換"""
    h, m, s = map(int, time_str.split(':'))
    return h * 3600 + m * 60 + s

def ytdlp_bytime(movie_url: str, time_ranges: list):
    for idx, (start, end) in enumerate(time_ranges, start=1):
        def set_download_ranges(info_dict, self):
            start_seconds = time_to_seconds(start)
            end_seconds = time_to_seconds(end)
            return [{'start_time': start_seconds, 'end_time': end_seconds}]
        
        # ファイル名に時間範囲とインデックスを追加して一意性を保証
        ydl_opts = {
            'outtmpl': os.path.join('base_videos', 'video'+f'_{idx}_{start}-{end}.%(ext)s'),
            'download_ranges': set_download_ranges
        }

        with YoutubeDL(ydl_opts) as ydl:
            ydl.download([movie_url])

def main():
    movie_url = 'youtubeのURL'
    # 時間範囲を複数設定
    time_ranges = [
        ('00:10:10', '00:11:20'),
        ('00:21:00', '00:22:30')
    ]

    ytdlp_bytime(movie_url, time_ranges)

if __name__ == "__main__":
    main()

切り抜き作業の効率化

ランニングコストを極力抑えたいので出来る限り作業工程を自動化したい。リソースには「やる気」も含めているので、面倒な手作業もなるべく控える。

自分が出来そうな動画の切り抜き方をコスト・時間・リスクから評価・比較してみた。

コスト度外視であれば動画切り抜き系の外部サービスを使うのが一番楽だと思うけど、お財布に優しく運営したいので先日発見したclipsaiを用いたpythonスクリプトで動画の切り抜きを自動化する。

clipsaiはショート動画用の縦長サイズへのリサイズも可能、2つの工程をまとめて出来る便利ライブラリでとてもありがたい。

AIによる日本語吹き替え

2024年中にyoutubeの機能としてAI吹き替えが実装される予定らしいが、一足お先に外部サービスを利用してAI吹き替え動画を作ってみたい。他チャンネルと差別化しオリジナリティを担保する、という意味でも目玉となる機能のつもり。

AI吹き替えはpythonライブラリでも実装できそうだけど、本人の声をベースに吹き替える「ボイスクローン」をやってみたかったので、外部サービスを利用する事にした。

1ヶ月分のショート動画を全部日本語に吹き替える予定だったので、必要な文字数を確保するために$22/月のCreatorプランに課金した。

AI吹き替え系のサービスとしてはコスパ良い方だと思うけど、将来的にはpythonとかで自作してランニングコストを抑えたい。

テロップ作成

動画編集ソフトだと無料の「davinci resolve」を愛用していますが、切り抜き動画の編集に用途を絞るならVrewのUIが一番使いやすいと思う。

無料でも120分/月分の動画編集が可能なのでショート動画なら120本以上作れる計算になる。だけど、無料プランは動画にウォーターマークがはいっちゃうので、一番安い900円/月プランに課金しました。

いっぱいリソースを貰っちゃったけど、音声分析を30-60分程度しか利用しない予定なのでほとんど余らせてしまうな。もったいないし切り抜き動画以外でも何か活用する方法を考えよう。

完成した動画はこちら

うーーーーん、吹き替え精度をもうちょっと何とかしたいけど、低コストだとこんなもんか。技術の進化に期待しましょう。

ランニングコストを見積もる

今回の仕組みで消費するコストは以下の通り。

  • お金:月額4,000円くらい
    → elevenlabsの$22/月とVrewの900円/月。

  • 作業時間:4-5時間/月
    → 毎月1日に1ヶ月分まとめて作って予約投稿する予定、平均すれば1日10分くらいか。

  • やる気:プライスレス
    → 月に1回半日くらい頑張ればいいだけなので自分でも出来るハズ、それくらいやろうぜ俺。

まとめ

この記事の執筆と同時並行でショート動画も作っています、これぞ自動化パワー!

今回の内容は月額4,000円くらい支出が増えちゃいますが、1ヶ月楽しめる趣味が4,000円と考えれば高いもんじゃないと思うんですよね。

僕はたまにパチンコをやるんですが、1時間で20,000円とか溶けて無くなります。虚無ですよ、虚無。後悔しか残らない。こういう経験があるとコスパの比較対象がパチンコのマイナス時給になるので、多くの場合がお得に思えてしまう笑

チャンネルが盛り上がったら広告収入とか貰えちゃうかもしれないし、この切り抜きチャンネルの運営経験がそのまま記事ネタにもなるだろうし、4,000円/月は安いくらいっスわ!

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