Re:畑でできる!稲は適当でも育つし、適当じゃ育たない! #4:畑へ定植!
この企画の動機については#1を見ていただければ幸いです。
住んでいる地域やその年の気候に左右されますが、米作り作業の日付を目次にしています。では行ってみましょう!
5/6 定植…の前に
#3で準備した苗ですが、すぐには畑に植えません。理由はこちら ↓
私の畑は40年耕作放棄されていた場所だったので、多種多様な雑草が生えます。特にイネ科雑草が多のですが、私は除草剤を使いません。なのでこの状態で定植すると、いわゆる草負けをしてしまう可能性が高いです。
そこで、育てた苗を更にポットで畑の土になじませつつ育てて、草に負けないくらいに成長させてから定植することにしました。
5/7~9栽培方法は水稲・適稲・陸稲(高、低)
イセヒカリは環境適応性が高い品種ということだったので、いろんな栽培方法を試してみることにしました。一年に一度しか試せませんからね。
↑ これは何をしているのかというと、コンクリを練るトロ船を畑に埋めて、疑似的に水田環境を作り出しているところです。
5/2に適当にコンクリ容器に植えた苗が元気に育っているので、多少アルカリでも問題ないと判断しました。↓
余った苗は枯らすのも忍びないので、ありとあらゆる場所に植えました。トマトは加湿を嫌うため高畝にしています。その周りは水が落ち湿るのでそこに植えました。↓の写真で雑草と稲の見分けがつく方はなかなかの玄人。
水田は基本的に土地を低くしているので、むしろ高くしたらどうなるのか?という好奇心により畝を作って、密度を変えて植えています。↓
5/12 いろいろな場所で植え付けを待つ。
5/18 とんでもない大雨
かつて私は、屋根型ソーラーシェアリングを目指し小屋のようなもので栽培を試していたので、雨水を回収できます。にしてもひどい雨だ。
溝を切って水を誘導しているので、水稲イセヒカリの植えてあるスペースは本当の水田のようになっています。苗はそろそろ定植かな?
5/19 一転して晴天、定植する。
ここから縦長で見づらい写真が続きますが、根っこの育ち具合を見てほしいので、ご容赦を。さて、苗の様子を確認しましょう。
↑ は野外で育てた密植苗で ↓ は屋根下で育てた密植苗です。
根っこの張り方が一目瞭然だと思います。
もったいない精神でとんでもない密株栽培をしておりますが、これには訳がありまして、『陸稲は分げつ(株が分かれること)がすくないよ』とのアドバイスをもらっていたので、「分げつ少ないなら最初から密植しとけばいいじゃん!」という安直な発想の結果です。この判断が後々幾多の悲劇を生むのですが、それはまた次回以降に。
おまけ:若干邪悪な笑みになった適稲
ここまで読んでいただきありがとうございました。
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