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【金山自警団による防災活動】


団員作成の整備資料
消火栓BOXにはホース・ノズル・開閉器・バール等が格納されています。
劣化箇所をリペア
金山自警団の通称'消したロッサ'(移動式消火装置)の作動確認

 先週末に行われた金山自警団による区内消火栓関係物の整備作業について手記しておく。
 敦賀市の各所に市が定めた区間ごとに地下消火栓があることはご存知でしょうか?有事の際に初期消化に使用できるものです。
 その地下消火栓に近くには必ず消火栓BOXが設置されており、バールで地下消火栓の蓋を開け、ホースとノズルを付け、専用バルブ開閉器にてバルブを開くと大量の水が出る仕組みになっています。
 前施設で防火管理者を担っていたことから火事発生時に大切なことは'通報'と'初期消化'であることを学ばせてもらっていた。
 消防隊が火事場まで来てくれるまでに市民がどれだけ初期消化活動ができるかによって火事のレベルが大きく変わってくるそうです。
 
 そのような重要な役割を果たす区内の消火栓及び消火栓BOX整備に金山自警団は余念がありません。古くは明治初期くらいから金山青年団(現自警団)が区内の防災活動を継続していることになる。
 昭和生まれの方なら、'暴れんぼう将軍の め組'みたいな活動と思って頂けるとよいかと。

 その年の初で式時に班ごとに分かれ区内の全消火栓が機能するか、周りの障害物やBOX内備品に劣化等はないかを確認し、会議にて話しあいその年に行うべき作業を決めて取り組んでいる。

 毎年行っていることは素晴らしいと考える。
 是非とも継続して頂きたい活動である。

 私が金山で生まれ育った今日までに、数軒の火災があったことは記憶と言い伝えで認識している。
 なかでも小学生時に2〜3軒隣りの民家が全焼したときの、物凄い火柱は今でも鮮明に目に焼きついている。
 最近だと、庭で焼きものをしていたら火が大きくなり、その際に家から一番近い地上式消火栓に行ってバルブを開いたが水が出なかった事象もあった。(地上式消火栓は閉鎖し、ほぼ同じ位置に地下式消火栓が設置してあったが民家の方はそれを知らず、昔からある地上式が使えるものだと思っていた。今は地上式は撤去されている。)
 
 消防隊や消防団員、自警団員だけが知っていても初期消化は早まらない。広く区民レベルに周知すべき問題であると考えています。

 市地域防災計画(抜粋)
市、県、指定地方行政機関、指定公共機関等が防災活動を総合的かつ計画的に実施することにより市民の生命と財産を災害から守るとともに、市民一人一人の自覚及び努力を促すことにより、できるだけその被害を軽減し、社会秩序の維持及び公共の福祉に資することを目的とする。

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