発達障害かもしれない症候群

2008年ごろからアスペルガー症候群や広汎性発達障害として診断をうけ、たくさんの取材やテレビ出演をした。週刊誌でギフテッドとして歴史上の人物と比べられた。

障害について何もわからなかった私は、結果としては、受け入れる前よりも生活に支障がではじめた。私は過剰に意識をすることとなり、開かれたネットやメディアで衝動的な発言を避けて閉じることにした。

当時、発達障害の情報が少ない時代であった。

そこで、会話を24時間記録できるアプリを開発をした。会話の内容を夜寝る前にまとめて分析をした結果、病的で常に過剰に空気を読み、深く裏を読み、発達障害では”ない”のでは?自分を自分で認知するためにも、個性をラベル化をして生きているのではないかと、自己嫌悪に陥り、重度な適応障害になった。

自分が出演をしたテレビ編集スタッフにも疑われて、「あなたは発達障害ではない」と、絡まれたこともあった。高知能の発達障害者はメタ認知によって、振る舞うことができることと、アスペルガーともADHDとも該当し診断で逆転は良くある。一般の人には理解されづらいし、一般的な発達障害の人からは妬みの対象にもなるのだ。

絶望の果てに、2014年よりやんばる先生こと、精神科医後藤健治先生の診断を受けて回復。類する子供や学生との出会いもあり、2018年より発達障害を持つ児童や学生向けの放課後等デイサービス「ドーユーラボ」を私財も投じて開設した。

私がゲームクリエイターで活躍したことに憧れ、将来を期待する子供たちに、自分の育った環境を用意したいと考えたからだ。

私は、発達障害でよかったと素直に受け入れられ、徹底的に研究をしたことで、治っていることに近く、日常生活で困らないようになったと、自分では思っている。

カミングアウトは、カミングアウトではない

発達障害です、多動です、アスペですとカミングアウトすることは、多数派との対立的な意識もあり、本当に受け入れてはいないと考えているし、回復できていないと、私個人は思っている。

このノートを読んでいただきたい対象者は、診断を受けた当事者の方はもちろん、発達障害かもしれないと思う方、発達障害のお子様を持つ親御さんだ。私が障害を受け入れ10年経過した今と、児童と一緒に過ごしている日々、当事者研究で改善をしたこと、自然に受け入れ、よりよく生きる方法を伝え一緒に考えたい。

周囲に合わせると重症化する 高知能凸凹

見た目にはわかりづらいが、私は、普通にこだわり、偏った空気読みが異常であった。発達障害が原因となる、二次障害で重度の適応障害だ。適応障害よりも、その原因である発達障害全開の方が楽であったのだ。自分の気持ちや感情を即時的に吐露できず、表情に出づらい。自分の感情を第三者視点で分析をして、自分で理解をするぐらいだった。

知能が高い発達障害者は、自分をメタ認知(第三者視点)で認識できる。ある程度は周囲に合わせすことができるのが、バランスを崩しやすいのだ。過剰に考えて合わせすぎ、オートマチックに順応できずに重度化するのだ。私が見る限り「発達障害かもしれない」と悩む群だと察する。

私の活動について

幼少期より「人とはズレている」ことに気づいていたが、学校や仲間、会社に恵まれたことと、クリエイターとして、新しい事業を推し進め、ヒット作に恵まれ、個性を伸ばすことができた人生だと省みている。

興味関心あることを限りなく夢中に取り組める環境があったことと、強制的に自立をせざる得ない事件があったこと、子供の頃の興味関心に沿って、特性通りの仕事に就けたことが、幸いでもあった。

私がこれまでに作った音楽やゲーム、アプリが日本中のたくさんの方に使われ、評価されて、私の障害ではなく=特性ゆえに今があると人生を省みている。だから、次の世代に向けて、児童や学生が飛躍的に成長できるよう、大学進学はもちろん、就職まで先のことを考えてほしい。世の中に返すつもりで研究施設を開設した。

2018年7月、沖縄県沖縄市比屋根に「ドーユーラボ☆ひやごん」として、小学生から高校生までを受け入れる、放課後等デイサービスを沖縄県に認可を受けることができた。もうすぐ一年だ。まだまだ苦労することも非常に多いが、施設の職員も当事者も受け入れ、施設の拡大や、将来は就職先としても受け皿になれば良いとも考えている。

Appleからも、Apple School Manager の認可をいただいた。

施設では、児童1人に1台のMacBook Proを提供して、Scratchなどのプログラムから、コンピュータによる音楽づくり、プレゼンテーション、ハードウェアまで高度な内容を小学校1年生から指導をしている。基本は、地産地教として、現地の職員が子供を教えることが理想で、全国に展開をしたいと考えている。

施設には、アマチュア無線機(受信機)やシンセサイザー、ArduinoやLEGOなどの知育玩具、droneなどを用意している。そして、高校や大学に進学できるように、学習型として、ゲーム作りで勉強を学べるドリルを毎日1コマ実施している。

発達障害に関する活動のきっかけ

はじめて公にすることである。

私の発達障害がメディアで話題になったころ、暗に私が受け入れてくれるだろうとして、会社に、発達障害を持つであろう社員やスタッフが全員となった時期があった。私が以前作った音楽ゲームファンにも非常に多いように思うが、自閉症スペクトラムな入社希望者は後を絶たなかった。毎度起きる当事者のトラブルをやんばる先生や、臨床心理士の先生に相談をした。自分も、当初はこれほどの集まりになるとは、信じることができなかったが、皮肉にも、ASDやADDの全タイプを研究することになった。

口外できずに悩み苦しんでいる当事者は、私が不適応や発達障害が見えず発達障害を利用しているように思えて、無意識の嫌悪感が増大するのだ。私は長年この問題に取り組んでいる。
初めて出会った相手が、当事者かつ不適応が高く診断前・認知前と察した時には、先が読めるので、緩やかに引くようにしている。
音楽ゲームは、音をオブジェクトとして初めてリアルタイムに視覚化した取り組みであり、視覚と聴覚が初めてシンクロをして音の構造がリアルタイムに理解できる。聴覚の情報の保持が低く、視覚優位で音の構造に関心のある自閉症スペクトラムの方が多いのではないか、当事者研究をしている。

残念なケースとして、退社する際に、発達障害や学習障害であったことを告げられるケースが多く歯がゆい思いをした。

職場適応支援者の認定を受けたり、発達障害に関する就労支援、放課後等デイサービスをやりはじめると、当事者の応募が激減したことがショックではある。今こそ、受け入れができる会社と組織なのだ。

認知の歪み(本人の状況理解や感情的な受け止め方法)を補正できれば、問題なく就労できるとおもい研究を深めた。最近は、発達障害と気づいてはいるが、(一般的な)うつ病であってほしいと思い込む方も多いようだ。心の問題は、そうとはわかっていても伝えられず、診断がついていても、受け入れられず、一人で悩む苦しさがあると感じている。

今も、発達障害について、頻繁に問い合わせがくるが、匿名であったり、子供の相談から、本当は親御さん本人自身が相談したいことを、察しがつくようになった。

そこで、note(記事にしてみれば)をその場所にすれば良いと考えたのだ。

発達障害の研究

このノートでは、発達障害に気づいてから10年、やんばる先生と出会って5年間、東京から沖縄へ向かい、私が絶望の淵から立ち上がり、指導を受け、学び、研究をしたこと、放課後等デイサービスを運営をしていることを伝えていきたいと考えている。

私は、私自身を中心として、補正をすることによって、充実をした日々を過ごせている。当事者とも、当事者である自分は普通であるとして、我儘とも、我儘ゆえの生産性を高めるとして活動をしている。

やんばる先生の診察録をベースに、考察をしていく。

・施設の児童への対処
・発達障害の特性
・ご家族の対応
・カミングアウト後の問題
・ギフテッドについて
・ADHD、自閉症スペクトラム(旧アスペルガー症候群)
・認知の歪みの改善方法
・多数派分析
・過集中対策
・進路、就職
・コミュニケーション

また、いろいろな立場の人のノイズを取るために、クローズにして有料化を検討している。

参考サイト

やんばる先生 意味不明な人々

ドーユーラボ☆ひやごん 沖縄県沖縄市比屋根

ナグレオブログ

急募

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南雲玲生

発達障害〜ギフテッドを精神科医後藤健治先生から学び、当事者研究、ドーユーラボを沖縄県で設立。厚労省認定職場適応援助者・作曲家・ゲームクリエイター・株式会社ユードー代表 作品:ビートマニア、ポップンミュージック、ピアノマン、斉藤さん、音楽(浜崎あゆみなどのリミックス作品)
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