最新のクラブミュージック5曲をピックアップ 今週のレコメン 2021/06 05

DJ NECOのレコメンドでネコレコ。架空のレコードショップの商品を紹介するような気持ちで今週のお薦め5曲をピックアップしました。

ジャンルを超えて良い音楽を選んでおりますので、楽しんでいただけたら嬉しいです。


Gouryella - ORENDA [Flashover]

前作”Surga”から2年ぶりのGouryella名義の新曲"ORENDA"が今週リリースされました。

この曲はもう語る必要がないくらい「Gouryellaサウンドの一番新しいやつ」という言葉しか思いつきません。シンセもそう、メロディーもそう。Gouryellaというブランドはもはや幸せになれるトランスの代名詞と言っても過言ではないでしょう。

GouryellaのFerry Corstenは近年でもアンビエントをプロデュースする為のプロジェクトFERRを立ち上げたり、Unityという人と人との絆を作るためのプロジェクトから生まれたBTとのドリームタッグやCiaran McAuley、Ilan bluestone、Tom Starrや Ruben De Ronde、Trance Waxといった今のシーンを面白くしているアーティスト達とのコラボなど。

ベテランでありながら様々な新しいことに積極的に飛び込んでいく姿勢がとても素晴らしいですね。リスペクト!


Nine One & Ritmik - A New Way Of Life (D-Nox & Gai Barone Remix) [SPROUT]

Pure Trance系でも人気の高いイタリアのプログレッシヴマエストロGai BaroneとD Nox & Beckersとしても日本でも人気の高いD Noxがタッグを組んだRemix。2020年末にParquet Recordingsからリリースされた"Painkiller"というシングルがヒットしたのが記憶に新しいです。

このRemixはProgressive HouseとTech Houseのちょうど真ん中あたりをいく非常にレイヴ向きなサウンドで、特に真夜中にこういう感じの音がかかるとめちゃくちゃ盛り上がりますよね。この2人のコラボというのもあるのですが、Motherでかかってそうな曲です。


Cornelius SA & Sebee - Silhouette [Anjunadeep]

AnjunadeepのEPシリーズ "Anjunadeep Explorations"の18に収録。

波のようなピアノと唸るベースが今のMelodic ~ Progressive Houseの主流を行くサウンドで、演劇の序曲のような高揚感を与えてくれます。

Cornelius SAは南アフリカの気鋭のアーティストでGet PhysicalやElectronic Elementsからもリリースを重ねる実力派。今後更に人気が出そうですね。

以前Jaytechが来日した際に聞いたのですが、近年のAnjunabeats / Anjunadeepはだいたい一年先辺りまでのリリーススケジュールが埋まっているそうで、新たなアーティストを起用したり、型番に左右されず楽曲をリリースする為にはこういうEPシリーズがあるとベストなのでしょうね。


BUDD - Life On Fire [Anjunabeats]

Deadmau5運営のmau5trapやBlackhole系のプログレッシヴレーベルAvantiから楽曲をリリースし続けているUKのプロデューサーBUDDの新曲 "Life On Fire"はキラキラした華やかなピアノと情熱的な女性シンガーのサンプリングは90年代のオネエ系ハウスとか好きだった人にも突き刺さりまくるはず。

2021年にスタートしたAnjunabeatsのEP "Anjunabeats Rising"というシリーズの最新作に収録されており、先に紹介したEPのAnjunabeats版みたいなスタンスです。Anjunabeatsが欲している新たなサウンドが詰まっている感じ。

BUDDはAbove & BeyondのラジオショーABGTの436回にもゲストMixを提供しているので気になった方は是非チェックしてみてください。

アンリリース音源だらけで少しモヤモヤしますが、1990年代のガラージハウスやブレイクビーツへの愛を感じたり、セットの構成や感性は新世代のそれで驚かされたりでめちゃくちゃ良かったですよ。


Heliotype - Dream Machine [Armada Music]

Nervous Records(90年代からあるレコードでモヒカンをカットしているジャケで有名なハウスレーベル)やArmada Musicが今かなりプッシュしている新世代のプロデューサーHeliotype。

新曲 "Dream Machine"は浮遊感のある美しいBreaksで、時代によってWay Out WestやBenz & MDらが築いてきたものを今の時代に落とし込んだようなフィーリングがあります。

先に紹介したBUDDもそうなのですが、Heliotypeも新世代のアーティストでありながら80~90年代のダンスミュージックをこの時代の音楽としてうまく取り込んでいる一人。アーティストプロフィールにガラージハウスやジャングルの要素を融合させた新たなBalearic Bassの担い手と紹介されていましたが、まさにその通り!という存在感ですね。

単純に当時の復刻ではなく、温故知新から新たなものを生み出していこういう流れ。ダンスミュージックシーンを面白くしてくれるのかもしれません!



NECO
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Analog Journey : Progressive & Deep Sound Party & Broadcast

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2019年にスタートしたConuresことTokunagaさんと私が運営しているパーティー”Analog Journey”のオフィシャルサイトです。

Progressive HouseやMelodic Houseなどを中心としたパーティーでAnjunadeepや国内外のプログレッシヴ系のDJ達を迎え、都内で開催しています。

2020年からは配信でも月に2回、第2、第4日曜日の21時から開催中です。


One and Only : Trance & Progressive Classic Night
https://www.facebook.com/one.and.only.classicsnight

DJ TokunagaとYODAを軸に当時活躍したDJ達をゲストを迎え、2015年から年1回のペースでTranceやProgressive系のClassicパーティーを開催しております。

90~00年前後の曲を中心に、渋谷r-loungeや渋谷nagomixなどで開催してきました。今となってはこのパーティーでしか聴けない曲もかかったり、世代を超えて盛り上がっていますよ。


Trance Family Japan
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