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バーチャルDJパフォーマンスのやり方

ちょこちょこ質問をもらうのでまとめ記事書いておきます!
↓こういうのをどうやってるのか、というやつですね。

全体構成

こんな感じでやってます!

物理世界

Oculus Rift:モーキャプ機材として使っています。この構成だとHTC Viveでやってもほぼ同じように使えます。
DJの人:VRヘッドセットをかぶるとDJコントローラが見えないので、ずり上げておでこに乗せた状態にしておいて前が見えるようにしつつ、VRコントローラで表情の切り替えや手の動きを表現しつつDJコントローラを操作し曲のMixしたり、YouTubeのコメントを見たりします。ひじょうに忙しい。
DDJ-400:PCの中にあるDJソフトを操作して曲を再生したりミックスしたりするための外付けコントローラです。いろんな種類がありますがPioneer製やNative Instruments製のものが人気ですね。これはPioneerのエントリーモデルで使いやすくコスパも良くいい機種です。

PCの中

ここから先はすべて1台のPCの中で行われています。ちなみにこの事例で使っているPCは、Core i7-6700K(4コア、4GHz)、メモリ16GB、SSD240GB、GeForce GTX1080な感じのWindows PCです。このスペックだとこれから説明する大量の処理を1台でやっても全然余裕でした。3年前に20万円しただけはある。

VRMモデル:動画の中で超絶かわいい美少女が動いてますね。30代男性がPCの前で踊っているのに可愛いのはアバターが可愛いからです。バーチャルDJたるものケモミミ美少女アバターが必要ですから、自分のお好みのアバターを用意しましょう。VRMというのは3Dアバターのファイル形式のことです。自分でゼロからモデリングしたり、誰かが作って売っているものを買ったり、VRoid Studioなど簡単にアバターを作れるソフトを使って手に入れましょう。
Virtual Motion Capture:動画の中で超絶かわいい美少女が動いてますね。PCの前で踊っている30代男性の動きが可愛い美少女の動きになっているのはこのソフトのおかげです。VR機器をモーションキャプチャ機材として扱ってキャラを動かせる、しかもとっても細かいカスタマイズができて、Vtuberシステムを開発する各社エンジニアの職を奪っているであろうすばらしいソフトです。しかも無料。やばい。こちらで配布されています。
Rekordbox:DJするためのソフトです。iTunesみたいにたくさん曲が登録されていて、それをいい感じに混ぜながら再生したりいい感じにエフェクトをかけたりすることができます。ここで配布されています。似たようなソフトだと、SeratoやTraktorがメジャーです。
画像や動画ファイル:この動画の中では背景のVJぽい映像とかアルバムジャケット画像とかですね。素材を用意しましょう。

OBS StudioPC上で映像合成してYouTubeやらに配信できる世界標準の超高機能ソフトです。なんで無料なの??こちらからDLできます。
このソフトの中で、上記で説明してきたもろもろの素材を合成しています。
・Virtual Motion Captureでアバターが動いているキャプチャ映像
・RekordboxでDJしているウインドウの映像
・RekordboxでDJしている音楽の音声データ
・背景やDJブース用の映像素材
・YouTube配信のコメントキャプチャ(コメントが流れてるやつ)
で、これらをまとめて1つの映像にしてYouTubeにストリーミングしてるわけですね

で、以上を同時にやるとデスクトップはこんなことになってます。

オルタナティブ編

上記の構成だとVR HMDをかぶった状態でDJプレイするため長時間やってると結構つかれてきます。代替手段として、Luppetというソフトを使うのもいいかもしれません。

Luppetの何がすばらしいかというと、ヘッドセットかぶらなくていいから全然疲れないとかそういうのも色々あるんですが、それよりもなによりも開発者が超絶美少女なところです。

開発者氏


それでは、みなさまもより良いバーチャルDJライフをお送りください。

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