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ターンテーブルを手にしてから20年。「第2話 DJをどう覚えたか。」

カテゴリ: DJ U-SAY

第1話の続きです。
さて、前回ターンテーブルを手にしたわけですが、早速DJデビューできるわけではなく、まずは覚えなければいけません。少しDJスクールっぽい内容になりますが、、

レコード針

レコードでDJスタートするときの必需品ですね。今ではDJコントローラーの普及が進んでいますが、やはりバイナルのスタイルに憧れている人はここにも予算をかけなければいけません。最近だとデジタルの音が良いとされるレコード針も出ていますね。

触り方

私が運営するDJスクールでもまずは触り方から教えますが、当時はDJスクールは一切存在していません。みんな独学ですよね。あとはクラブに行って覚えるしかない。最初はよくDJブースを覗き込んでいたもんです。レアなレコードかけるDJの前にはブースの前に覗き込んでる若者がたくさんいた光景も今ではデジタルになってからあまり見られませんね。

テンポあわせ

触り方も覚えて音の出し方がわかったら、次はテンポあわせ。これからDJをはじめる人はパソコン上に曲のテンポ(BPM)が表示されるのであまり意識されないかと思いますが、レコードでDJする場合はテンポあわせからはじめます。
この練習は、だいたい2週間ぐらいみっちりやって安定してきたかなと思います。

友達がすでに自分より先にDJをしていたので、たまに家に行ったりして教わったかな。

これからデジタルでDJする人もいずれは、数字に頼らず、テンポあわせできると耳の訓練にもなると思いますよ。パソコンは閉じて、テンポを見ずに動かしてハンカチとかで隠して、もう一方のターンテーブルかコントローラーの場合はプラッター側のピッチであわせていく。こんな練習方法があります。

よく練習に使ってたレコード

Busta Rhymes / Woo Hah!! Got You All In Checkですかね。これが最初にターンテーブルを買った時に友達の友達がおまけでつけてくれたレコードの中に2枚あったので。

2枚使いはミックステープを真似して練習

ヒップホップには、同じレコードを2枚買って同じ音を左右で繰り返す2枚使いと呼ばれるDJプレーがあります。そのときにスクラッチしたりするわけですが、どうやってるのか真似して練習するわけですよ。この頃はYouTubeとかもないので、ひたすらDJが出しているミックステープを聴いて同じレコードを買ってきて練習していましたね。当時のDJはみんなそうでしたよ。だから耳は鍛えられましたね。同じレコードを使ってもなかなか出ない音があって、こうかな、こうかな、って試していくわけです。

さてさて、こんな感じでDJは独学で覚えてました。次回はいよいよDJデビューです。

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