レオパレス

2019年に不祥事が起き20年にフォトレスの救済があり
上場を維持できたレオパレスですが、社宅の引き合いもあり
営業利益は2018年3月期を超える勢いを見せています。

ここの会社は決算説明会の質疑応答が出ているので
アナリストの辛辣な質問も含めて回答が悪いと株価に影響しているようです

例えば23年2Q説明会では
フォートレスの新株予約権について、収益が回復しても
株価の売り圧が抜けられないのではという質問に対し
検討していませんと回答した後の株価はだらだら下がりで
どっかの機関が売り抜けた感じでした

23年3月期の決算説明会では
資本準備金をその他余剰金に振り替えさらに利益余剰金に振り替えることで
利益余剰金の欠損を解消させました
しかし、フォートレスからのファイナンスが15%の金利だが、リファイナンスについてどう考えているか?という質問に対しまだ話せないと回答すると350円から260円まで下がりました

23年7月に自社株買いを始めると、260円から315円くらいまで上がり
そこから300-320くらいでもまれます

24年1Q説明会では
フォートレスの新株予約権の問題を聞かれ
このリスクの解消のために資本政策を行うと回答
ここでは株価は無風でした

24年2Q説明会では
リファイナンスと付随している新株予約権の話題に
この二つはセパレートできるため、フォートレスと対話しながら
リファイナンスを行う予定であるが、これによる経常利益は織り込んでいない
というところから一気に株価に過熱感が生じ
12月中旬にリファイナンスが実行されたときは
落着き、ここから値動きが乏しくなります。

リファイナンスは
同じくフォートレスで年利は14.5→5%に
これにより今期は7.5億円の金利の支払いが減少し
来期は28億円の金利の支払いが減少します。
このため次の決算発表の際に7.5億円分上方修正されると予想できます。

夏から行った自社株買いは結局
予算の100億円に対し65億円程度あました状態で終了しており
さらなる株主還元(復配)が見えてきた気がします。

発行株式数が3.3億株なので
仮に半期4円だとすると今年は13.2億円
来年は26.4億円を支払うことになりますが
ちょうど不要になった金利の支払い分で拠出できます。
さらに8400万株をフォートレスは保有してるので
通期8円だと6.7億円の配当が入るので
減った金利の一部も補填できるので悪くない資本政策になるんじゃないかと思います。

24年2Qの説明会で
リファイナンス後に復配という話でしたので
ちょうどよいタイミングと考えています。
過去は10円から22円まで配当を出していたので
8-10円くらいの復配からスタートするんじゃないかなと

このため次回の3Q説明会はとても重要だし、
復配でないと300円台だろうし
出ると500-600円台も?みたいな、大事な局面かなと思います。
多分経営陣も理解していると思いますが・・・
(復配するとフォートレスにも還元されるのでむしろ
ここも織り込んだうえでの5%の金利だったのかもしれません)

という、勝手な妄想でした。
投資判断に資するような記述ではないので
これを投資判断には利用しないでください。


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