鈴木大貴 / HiCustomer

HiCustomerという会社をやってます

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ハードシングスへの突入と脱出

こんにちは、HiCustomer代表の鈴木と申します。 HiCustomerは2017年創業のSaaSスタートアップです。累計2億円強を調達しカスタマーサクセス領域のプロダクトを提供してきました。業界黎明期から続けてきた情報発信のおかげで、カスタマーサクセスに取り組む方は名前くらいは聞いたことがあるかもしれせんが、実のところ直近2年間は事業が停滞し、eNPSが下限の-100を叩き出すほど組織が壊れ、窮地に追い込まれていました。 なぜ僕たちは暗黒期に突入してしまったのか、その原

    • ハードシングス後日談 逆境を乗り越え最短でPMFを目指すプロダクトマネジメント

      こんにちは、HiCustomer鈴木です。イメージする成長を実現できないまま少しずつ噛み合わなくなった組織が一気に瓦解し、訪れたハードシングス。それを乗り越える過程を記したnoteを出して半年ほど経過しました。そしてこの度、創業以来3度目の資金調達を実施することができ、迫りくる死の回避ではなく、高みを目指すスタートアップとしての挑戦を再開しています。 結果的に新たな株主をお迎えできたことを心強く思っていますが、新プロダクトのリリース直後で数値が揃わない中、急速に悪化する資金

      • 憧れのケイデンス(告知あり)

        ケイデンスという経営の仕組みがあるらしい。 初めて知ったのは当社株主のブログ記事。 詳しくは記事を読んで欲しいのだが、超ざっくりと説明すると、4半期ごとにセールス、マーケティング、ファイナンス、プロダクト開発の足並みを揃え、生み出したリズムとモメンタムをもって企業に持続的な急成長をもたらす経営手法のようだ。多くの場合、一定期間ごとに顧客向けのローンチイベントを開催することで、締切効果を全社的に適用しているように見える。 SalesforceのDreamforceやAppl

        • 2打席目で放つ「Arch(アーチ)」

          こんにちは、HiCustomer鈴木です。本日6月1日、巻き起こる艱難辛苦を乗り越え、ようやく新プロダクトArch(アーチ)を無事正式リリースできたこと、大変感慨深い気持ちで迎えております。 Archは僕たちの4年に渡るカスタマーサクセスの経験と失敗から生まれたプロダクトであり、自らのカテゴリを「コラボレーション・サクセス・プラットフォーム」と銘打っております。この珍妙なカタカナの背景、そしてどんなことを実現したいかを少し説明させてください。(3,700文字) 「カスタマ

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        ハードシングスへの突入と脱出

          はじめの一歩

          12/4にHiCustomerを正式版としてリリースしました。 起業してもうじき1年というタイミングですが、心強い仲間も増え、カスタマーのみなさんの応援もあり、ようやく事業として第1歩目を踏み出すことができました。2018年は国内で急激にSaaSの注目度が高まった1年で、同時にカスタマーサクセスというキーワードを耳にする機会が一気に増えたこともあり、絶好のタイミングですねと言って頂けることも多いのですが、せっかくの機会なので、我々がどのような道のりをたどり、今ここに立ってい