キャリアアップをどう描くか?エンゲージメントと一緒に考えてみた話
友人との話題でたまにコレが出ます。
「仕事の役割は色々あるのに会社のキャリアアップって形がほぼ決まってるよね。」
ぶっちゃけ、日本企業のキャリアアップ構造って、ほぼヘッダー画像の形じゃないでしょうか?
前回の記事で、プレイヤー、リーダー、マネージャーそれぞれの苦労や達成感、楽しみ方を整理しました。
本当に個人的意見になってしまいますが、
私はこの三つは役割の違いであって、
それぞれがアウトプットする仕事の意義、大切さとしては等価だと思っています。
(ただ、責任は等価では無いとも思っており、その辺は②で紹介します)
仕事の大切さで等価なら、自分の適性に合った役割で成功するのが最も仕事効率が良く、エンゲージメントも上がると思います。
なのに、例えばプレイヤーで高い実績を出し、
プレイヤーである事に誇り、やりがいを持っている人が、
キャリアアップを目指した途端、やりたくもないリーダー、マネージャーにならなければいけないと思ったら。
人によってはそれだけでエンゲージメントが下がる人もいるんじゃないでしょうか?
(ぶっちゃけると、私自身は過去、実際に下がる思いでした)
ただ、個人的にはこの構造は仕方ないとも私自身は思っています。
今回はその理由と、そもそもキャリアアップは自分で本当に選択出来るのか?
その中でどう自分のエンゲージメントを上げていくのか?
私なりに正直に考えてみた話です。
自身のキャリアアップに悩む方、まだそこまで考えれていない方の参考になれば嬉しいです。
①本当にキャリアアップ構造は決まっているのか調べてみた。
企業によっては違う形も実際あるでしょうが、
日本企業の多数派はヘッダー画像だと思います。
以下に実際に調べた例をリンクと共に挙げます。
・ヘッダー画像は広島建設さんからお借りしました。
・遠州鉄道さんもほぼ同じ形
・リクルートワークス研究所さんは、もっと役割を分けて分析されてますが、キャリアアップとしては同じ構造に見えます。
業種こそ違えど、構造はだいたい同じである事が分かります。
②なぜ同じキャリアアップ構造になるのか考えてみた。
私はこれは役割毎に担う、責任の重圧の違いに依存していると思っています。
重圧=受け持つ影響の範囲です。
・プレイヤーは受け持つ案件単位で責任を持つ。
・リーダーは受け持つプロジェクト単位で責任を持つ。
・マネージャーは組織単位で責任を持つ。
→当然ながら、単位が上がるほど、重圧は増えますよね。
キャリアとはすなわち給料に反映され、
給料は責任と比例関係にあります。
責任の重圧が違うのに給料が同じでは不公平になってしまいます。
これが日本企業でキャリアアップ構造が大体同じになってしまう理由ではないでしょうか?
(人によっては当たり前に思うかもしれませんが)
裏を返せば、プレイヤーのままでも高い責任のある役職(例えばプロフェッショナルやアドバイザーに進化など)を作れば、そこに収まる手は有ります。
ただ、マネージャーを超える責任を持つプロフェッショナルやアドバイザーは早々いない
(いたとしてもごく少数)とも思います。
自身のキャリア(給料)を上げたければ、
より責任のかかるリーダー、マネージャーを目指さざるを得ないというのは、
企業に勤める限りは受け入れざるを得ないのかなと思います。
③キャリアアップは自分で選択できる?
これは出来なくは無いが、時期までは選択出来ず、受動的に待つしか無いように思います。
少なくとも、何歳までに課長、部長、社長に成り上がると事前に計画できる人はいないでしょう😅
(独立、企業する場合は別とします)
プロジェクトや組織が動くタイミングでしか、体制の異動が無いからです。
また、リーダーは任させるケースの方が多いかもしれませんが、自ら志願して出来る人もいると思います。
私の場合も、初めてリーダーやった時は志願しました。(私がやらなければどうにもならん状況だったんですがね)
マネージャーを志願してなるのは正直難しいかもしれません。(個人見解です)
ただ、適性は見られていると思います。
将来、マネージャーを目指す人は、自分の成果だけでなく、周囲をサポートしたり、コミュニケーション能力、組織全体の状況を見渡せる観点と情報収集能力を磨けると良いように思います。
④厳しい現実の中でどうやって自分のエンゲージメントを上げるか?
今回、一番訴えたいテーマがこれです。
キャリア(給料)を上げたければ、
責任のかかるマネージャー等にならざるを得ず、
かといってその時期まで自分では選択が難しい現実の中で。
そんなんじゃ、自分のキャリアアップを具体的に夢見れない、希望が持てない人も実際多いんじゃないでしょうか?
私は二つ方法はあるんじゃないかなと思います。
その1 チャレンジした先にある新しいやりがいに期待する。
自分の適性が仮にプレイヤーだと思っていたとしても、やってみると案外リーダーの方が達成感ややりがいを感じる場合が有ります。
前の記事でも書きましたが、私がまさにそうでした。
自分で思う適性は案外思い込みだったりします。
やってみたら、意外なところで褒められたりもします。
実際にやってみないと分からない苦労や達成感、仕事の面白さは必ずあります。
何事も経験です。
まず自分からやってみる。
やってみて、その時の自分に何が出来るかを考え、自分なりに工夫する。
そうすると仕事は楽しくなってくるし、仕事の幅も増え、新しいキャリアできっと活躍出来るようになります。
その2 自分自身の成長、変化に期待する。
人間は必ず歳を取り、それに合わせて成長、仕事の考え方や好み、やりがいも変化します。
例えば私は20代の頃はプレイヤーとして、
私以外に誰に出来ると息巻いてましたが…
(我ながら若いというかアホですねえ)
30代になると誰かと協力して大きな仕事出来る方が楽しいと気付きました。
40過ぎた今ではメンバーの成長を見るのが嬉しくてたまりません♪
(もはや親の心境…)
人間は可能性の生き物というのが持論です。
今はまだ若い、そこまでキャリアアップを考えれていない人でも不安に思わなくて大丈夫です。
自らがチャレンジした先や、自身の成長する可能性を自分が信じてあげましょう。
そのために、今まず出来る事から考えて、今から行動してみて下さい。
動かなければ可能性は花開きません。
ゆっくりでもいいんです。
自らの花を咲かせて下さい。
私自身、今入院して仕事も休んでいる中、
会社のメンバーや誰かの役に立てる可能性を信じて、noteを書く行動をしています。
他にも心の成長、前向きになれる記事を発信しています。
良ければご参考、👍等貰えると嬉しいです☺️
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