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カロン式マニフェスト

この記事では以下のように定義する。
高速デッキ:トリガーをある程度ケアしながら3キルを仕掛けてくるデッキ(赤単、JO退化)
中速デッキ:4ターン目以降に強力な妨害、勝負を決めるコンボを目指すデッキ(5c、墓地退化など)
低速デッキ:Sトリガー等で相手の攻撃を受けきることを主体としたデッキ(MDW、ギャラクシールドなど)


1.このデッキのコンセプト
2.採用カード
3.不採用カード
4.最後に

1.このデッキのコンセプト



今の環境Sトリガーが弱い。現在の2トップである赤単とJO退化は全く違うアプローチで3キルを仕掛けてくるため、どちらか一方に有効なトリガーはもう一方にはあまり機能しないものがほとんどである。
さらに中速デッキは各々がもつ強みにより自分の動きが間に合えばトリガーケアできるのは当たり前となる。

ビオラ

jo退化に機能するが数を並べる赤単に効きずらい

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赤単に機能するがJOは簡単にケアされる

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高速デッキ両方に機能するが、「ナウオアネバー」よりパワーが一段階落ち、中速デッキへの対応力が下がる。


そのため4ターン目以降にアクションを起こす中速デッキがトリガーで受けることを考えた場合は2トップのどちらか一方を割り切り、盾にお祈りをする構築にするのが一般的である。

くだんなくねえか

過酷な登録戦争に勝つために登録5分前からPCの前で待機してリロードを繰り返し、貴重な休日に仕事で疲れた体を引き摺って三時間かけて会場に行きCSに出て、やることが3ターン目にブーストして盾にお祈り。

くだんなくねえか

これで3キルを3回やられて0-3した日にはDMを引退である。
というかした。

この日CSでプレイできたカードは3コストブースト2枚だけである

DMを引退した私は考えた。

何もせず負けたくない。
妨害が間に合うデッキを使いたい。

その結果選択したのがマニフェストである。

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「マニフェスト」により必要なカードをサーチ出来ることを活かして、特定の高速デッキ対面のみ機能するカードパワーが低いカードは「カクシレシピ」2枚と「メッチャ映えたたき」のみに抑えられており、デッキパワーを担保した上で3キルしてくれる2デッキに対してある程度の勝率を出すことができるようになっている。
また中速デッキ相手にじゃんけんを負けても2ターン目にブーストを打つことで「マニフェスト」や「シャッフ」により自分から攻める卓が取れる構築にした。
更に副次的な効果であるが「バークAアステカ」が採用できることでRX系統が苦手とする「テスタロッサ」等の踏み倒しメタやGストライク等の受け札の上から6打点生成できるようになったのもメリットである。

まとめるとこのデッキの強みは

1、カードパワーの高いカードでデッキが作られており、多くの中速デッキと違い2ターン目にブーストをするため中速の同士の対戦で能動的にゲームを作ることができる。

2、3キルする高速のデッキに対してある程度の勝率が確保でき、その勝ち筋が能動的なカードによって確保される。

3、メタカードやGストライク等の上から6打点を作れる。

の3点である。


2.採用カード

4投「デッキの基盤やコンセプトを支えるカード」

ジャスミンの地版

ジャスミンのルーン,フェアリーReライフ
「ジャスミンのルーン」に関しては説明はいらないだろう。進化元になれる最強初動であり先行2t「ジャスミンのルーン」3t「マニフェスト」はトリガーが薄いデッキと対面した際に狙っていきたい理想的な動きである。
「フェアリーReライフ」に関しては単色の初動であり、先ほど触れたこのデッキのコンセプトである能動的に動けるデッキの強みを生かすために2t目にキャストしにくい多色(キユリ、知龍神)より優先した。

マニフェスト

マニフェスト
このカード1枚のみでGストライク等をケアしながら5打点作れるカードであるが、4t目に刻むのか否か、持ってくるカードはどれにするのかを膨大な選択肢がある中から選ばなければならないプレイング激ムズカード。
対面や状況に応じたカードを持ってこれる能力は使いこなせれば強力無比である。

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RX
踏み倒し能力、シンカパワーどちらも「マニフェスト」と相性がよいだけでなく、「マニフェスト」以外にリソース源が少ないこのデッキでは「マニフェスト」を引かなかった際の貴重なドローソースとしても機能する。

カツキング

カツキング
正直にいってこのデッキのコンセプトである能動的な攻めができるカードとは合致しない。(アタック先がいないと殴れない。チェンジ先も少なめ)
しかし色も強くカードパワーも高くて基盤として入れない理由もなかった。

シャッフ

シャッフ
現在の環境にて高速デッキ両方に(先手なら)機能して中速デッキの多くにも刺さるスーパーカード。
このデッキの受けは基本的に1面しか触れれず、横並びに弱い弱点をカバーしてくれるため相性がいい。
「マニフェスト」の進化元になるのも地味にうれしいポイント。

3投「特定対面にて機能するカード」

アルモモ

アルカディアスモモキング
「シャッフ」と役割が被ると思われがちだが、対5cや対墓地退化には「シャッフ」では穴があることが多く、「シャッフ」で時間を稼いだ後、きちんと蓋をできるこのカードをプレイする必要が出てくる。
またJO退化の使う「アルモモ」と違いこのデッキの「アルモモ」は貯める動きができるため、「ドリアン」や「ドラサイ」にもある程度強く出れる。
後述する不採用カードで紹介する進化カード達との明確な違いは何時どの対面で引いても最低限の役割を持たせやすいことと1枚で積みに持っていきやすい対面が多いことである。

2投「マニフェストで持ってくるカード」

ギフト

ラララライフ

ギフト、ラララライフ
主に4コストで「マニフェスト」が刻んだ次のターンにこれらのカードを使うことで「マニフェスト」+キリフダッシュや「マナロック」をプレイ可能にして詰めにいく。
「ギフト」は「ジャスミンのルーン」から3ターン目に「ギフト」+「マニフェスト」+キリフダッシュや「ギフトマナロック」等素引きしても上振れ札として機能する。

隠しレシピ

カクシレシピ
高速デッキに対する受け札。全く違う攻め方をする2つの高速デッキであるがどちらにもある程度このカードは機能する。
また実際に起きた事例であるがブロッカーが複数枚立っている盤面に対して「マニフェスト」アタック時にこのカードをサーチすることでブロック時に他の相手のブロッカーを無力化しダイレクトを決めた。

アステカA

アステカA
「マニフェスト」で持ってくる第2の矢。
まともなキリフダッシュ2は「カダブランプー」とこのカードのみになるためどちらを採用するかとなる。
こちらの利点は「マニフェスト」が処理やGストライクを受けても機能する点、「テスタロッサ」等のメタを焼きながら着地するため、第3の矢である「バルチュリス」が安全に着地する点、緑を含むため2t目の初動の助けになる点がある。
「カダブランプー」の利点は不採用カードにて記述するが、基本的にこのカードのほうが優れている場面は多いため不採用にすることはなく、「アステカA」2枚か「アステカA」と「カダブランプー」を1枚ずつ採用するかの2択になる。

バルチュリス

バルチュリス
「マニフェスト」で持ってくる第3の矢。
唯一無二の効果であり、解説を書いてもテキストを読み上げるだけなので省略。

1投「殿堂カード、マニフェストで持ってくる特定対面のみにしか刺さらないカード」

ドギラゴン剣

ドギラゴン剣
このデッキの真の切り札であり、「マニフェスト」から持ってくる最後の矢。
このカードのおかげで「マニフェスト」+「アステカA」or「バルチュリス」or「ドギラゴン剣」の広い2枚要求で最後の盾以外の単体除去をケアしながら6打点を形成可能。
もちろん「カツキング」や「RX」からチェンジするだけでも協力。

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ドギラゴン閃
「ドギラゴン剣」盾落ちの際の保険。そこまで成功率は高くなく、正直「剣」と比べると型落ち感が否めないが、1300ブロッカーというJO退化に強いスペック、自分の盾ゼロでもカツキングと組み合わせて面を処理した後、「カクシレシピ」と合わせて2面受けなど「閃」でしかできないことも多い。

映えタタキ

映えタタキ
いらんかった枠。
青魔道具等にカード指定除去が必要かと思い採用したが、元々青魔道具には有利が取れており、赤単にも除去打つより初動を通した方が強いことが多いため初動(キユリ、フェアリーライフ)と交換でよかった。

マナロック

マナロックドラゴン
強い

パーフェクトネイチャー

パーフェクトネイチャー
超強い

3.不採用カード

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カタブランプー
キリフダッシュ2の枠として「アステカA」一枚と入れ替え候補。
強みとしては「マニフェスト」1枚で6打点が組めるようになること。
弱みは一番色の弱い赤単色であることと最初の2点のトリガーがケアできなくなること。
今回は安定性を重視したが爆発力をとるなら採用圏内である。

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プチョヘンザ
「閃」との入れ替え候補。
マナゾーンを増やす手段が乏しいデッキのためロックに時間がかかりやすい。
能動的な攻めというコンセプトとコントロール対面へ機能させやすさから今回は「閃」を優先した。

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ボルドギ

バジュラ、ボルシャックドギラゴン
「RX」の進化先。「アルモモ」の項で触れたがJO退化との差別店で貯める動きが出来るというのがあり、出たターンに殴る選択をすることになるこの2枚よりいつ引いても機能する「アルモモ」を優先した

4.最後に

ここまで読んでいただきありがとうございました。
長々と色々書きましたが、このデッキは新制限にかかる確率が低く、安くて、何もできずに負けることが少ない、作り得デッキである。
是非遊んでみてほしい。


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