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「ゆうパケ+」の実物を見て検証してみた+先週の人気ECニュース

1ヶ月位上前のニュースにもかかわらず、フリマアプリ「メルカリ」(運営:株式会社メルカリ)で提供開始となった中型サイズの宅配商品「ゆうパケットプラス(以下、ゆうパケ+)」(提供:日本郵便株式会社)の記事が読まれ続けているので、実物を見て考察してみました。後半では、編集に携わっている「通販通信ECMO」の先週のニュースランキングも掲載しました。

メルカリが日本郵便VSヤマトの戦場

ストレートに言えば、「ゆうパケ+」は「宅急便コンパクト」(提供:ヤマト運輸株式会社)の対抗馬。サイズを微妙に変え(高さが取れるように設計)、さらに発送費と資材代をそれぞれ5円安くしています。

背景としては「メルカリ」と「ヤフオク!」(運営:ヤフー株式会社),において、「匿名」「安価」で中型のものを送るにはヤマトの「宅急便コンパクト」しかありませんでした。そこに日本郵便がついに対抗馬をぶつけてきたのです。

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概要は・・・

★「ゆうパケ+」発送費:375円/資材代:65円/資材売り場:ローソンのみ/発送場所:ローソンと郵便局/使えるフリマアプリ:メルカリのみ

★「宅急便コンパクト」発送費:380円/資材代:70円/資材売り場:ヤマトの営業所、ファミマ、セブン/発送場所:ヤマトの営業所、PUDOステーション、ファミマ、セブン/使えるフリマアプリ:メルカリ、ヤフオク!、PayPayモール、ラクマ(※)

※ラクマは匿名不可+発送費は530円。

こうみると利便性的にまだまだ「宅急便コンパクト」のパワーはありそう。売るのも買うのもそこそこアクティブな、いちフリマアプリユーザーとしても今のところ「ゆうパケ+」は一度も受け取ったこともなければ、送ったこともない。ですが、入れられるものが違ってくるという点でゆうパケ+にも軍配がありそうだと思っている次第であります。

で、サイズ的にはどう違うの?

超ざっくり違いを言うと、350mlくらいのペットボトルを「ゆうパケ+」ならギリ入る(わ、わかりにくい写真だな、、、)↓

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一方、「宅急便コンパクト」だと全く高さがオーバー↓

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「ゆうパケ+」だと、「宅急便コンパクト」じゃ入らないシャンプーボトルとか大きめなサプリのボトルも入ると思います、多分。

あと、一般的なトールケースのDVDで行くと
★「ゆうパケ+」・・・4枚いける
★「宅急便コンパクト」・・・3枚が限界

ただCDだと
★「ゆうパケ+」・・・1×5枚が限界
★「宅急便コンパクト」・・・2×4枚いける

なので、一長一短ではありますね。あと、ゆうパケ+は重量制限が2kgまで。宅急便コンパクトは制限なし、という差もあります。ユーザー的には資材代と発送費が安くなるのでメルカリでの取引は「ゆうパケ+」贔屓していこうかなとは思っています。

「ヤフオク!」でも使えるようになるか?

今のところメルカリ限定の発送形態である「ゆうパケ+」は、今後「ヤフオク!」「PayPayモール」「ラクマ」でも使えるようにすると思うんですが、本当の勝負はそこからですかね?願わくば、ゆうパケ+用の商品を固定する資材も作って欲しい・・・(宅急便コンパクトには「クイックフィットエコノ」という専用の固定用資材がある)

そんな最中、中間期で赤字転落のヤマトHDは「宅急便コンパクト」「ネコポス」の拡販を進めること、「引き続き、複数のフリマサイトと連携し、発送窓口の拡大を推進」としてます。新たな打ち手も出てくるとおもうのでそちらも注視しようと思います!

▽参考:ヤマトHDが赤字に転落、営業損益62億円…人件費の増加で

11/16〜22の人気ECニュース記事

さて、先週人気だったECニュース記事の降り帰りです。単品ECの導入事例と、物流系の記事が幅を利かせる結果になっております。ゆうパケ+の記事はもちろんJP関連の記事も3つランクインしておりますね。


来週号はある・・・のか?

初めてnoteにコンテンツ投稿してみました。意図としては「noteってどんなもんだろか?」という好奇心から試験的にやってみた次第であります。ウィークリーでやりたいとは思っているんですが、次回更新がなかったらごめんなさい。

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