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YC W19の開催

だいぶ久しぶりの投稿になってしまったが、本業にも関連するアクセラレーターに関して。

界隈では一番有名であるYcombinatorのdemo day、YCW19が今日から2日間に渡って開催される。いつもはGoogle本社があるMountain ViewのComptuter History Museumで行われるのが通例だったが、今回は初めてサンフランシスコでの開催となった。場所はSFジャイアンツの本拠地の裏にあるピア48という倉庫のような建物だ。

今回は初物が多い会のようだが、バッチへの参加企業が一番多く、会場内でMission StageとPioneer Stageとに2つに分けて行われるのも初めてのこと。うちからは1人だけなので、当然半分は見れなかった。もっともピッチはYCのウェブサイト(事前登録した人だけがいける)から閲覧できるので、あとで確認は可能。

また、これまでOff the recordといって、いわゆるYCのオススメ企業で、SNSやネットへの投稿が禁止されている企業は最後にまとめて発表していたが、今回からは順番を一般の企業と織り交ぜて行われており、細かい話だがこの辺も新しい試みとなっている。

今回の参加企業は200社前後いるようで、今日だけで2ステージ合わせて97社が発表を行なった。半分しか聞いていないが、それでも大分大変だ。個別企業の話については、techcrunchが早々に記事を出している(英語版。そのうち日本語版もでるだろう)のでそちらをチェックいただければ。

その他感じたことは、やはり医療系は数が多い印象だ。AIが発展したおかげでがん診断や創薬など多くのデータを利用したプロダクトがここ1−2年トレンドになっている。それからLATAM(ラテンアメリカ)向けやインド・アフリカ国内向けなどのローカル限定のサービス・プロダクトを出している会社もそれなりの数がいた。変わり種でいくと、核医療向けの放射性物質を作るリアクターを開発している会社や、自動運転の飛行バイク(彼らはflying motorcycleと言っている)、風船を使ってロケットを空中から発射させる発射装置など、スタートアップでそんなことができるのかと感心する会社もちらほらあった。

日本だとアクセラレータープログラムってCVCがやってることが多く、彼らの視線の範囲でしかスタートアップが集まらない、もしくはそれしか集めないので、こういった多様性が観られないのが残念。

さて、明日も頑張ろう。

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