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今こそ、変化を、味方に。DMM Boost代表と本部長が語る、チャットブースト事業統合で目指す未来

2023年5月、DMM Boostは主力サービスである「DMM チャットブースト」の事業統合を行います。これまでは、サービスをご利用いただくお客様の業種・業態・目的によって、複数のサービスを親会社のDMM.comと運営元を分けて提供してきました。

今回の統合で、DMM Boostはより大きな組織へ成長すると共に、経営の一元化によってよりスピーディーな事業運営を目指します。

代表取締役の横関と、新たにDMM Boostの経営陣として加わる松山 玄樹(まつやま げんき)が、統合のいきさつとこれから成し遂げたいことについて語り合いました。描く未来を、一緒にワクワクしながら読んでいただけたらうれしいです!

プロフィール

株式会社DMM Boost代表取締役 横関 秀樹
株式会社DMM Boost 戦略統括本部長 松山 玄樹
システム開発会社にてロボットアプリの開発やプロジェクトマネジメントに携わった後、DMM.comへ入社。COO室にて新規事業企画、グループ会社の経営支援、チャットブースト事業の統括などに従事。2023年5月より現職。

DMMグループ参画後、組織の状況に合わせ経営体制を最適化

——DMM Boostの経営メンバーとなる松山さんは、もともと親会社のDMM.comにてチャットブースト事業の責任者を務めていたんですよね。あらためて、これまでの経歴を教えていただけますか?

松山:
新卒で入社したのはシステム開発会社で、ロボットアプリの受託開発やPMなどを担当しました。学生時代は起業や経営に興味を持っていたので、まずはプロダクトを自分で生み出せるエンジニアスキルを身につけたいと考えたんです。

5年ほど在籍した後、今度は事業を1からつくる経験をしてみたいと、DMM.comへの転職を決めます。COO室所属となり、サウナから農業まで、さまざまな領域の事業を立ち上げることになりました。

DMM Boostの前身となるハッシャダイがDMMグループにジョインした直後には、事業支援をさせてもらったこともあります。なので、その頃から秀樹さん(横関)とは面識があったんですよね。2021年10月からはチャットブースト事業部の責任者を務め、現在に至ります。

——今回、DMM.comが運営する「チャットブースト for 店舗」と、DMM Boostが運営する「チャットブースト for EC」が事業統合されます。そもそも、両サービスの関係性や運営体制はどうなっていたのでしょうか?

横関:
会社は分かれていたものの、お互いに連携しながらサービスを運営してきました。もともと、私たちがDMMグループに入ったタイミングで「チャットブースト for 店舗」の事業運営をDMM.com側に引き受けてもらったという経緯があったんです。

当時のDMM Boostは、まだ社員が30名に満たないぐらいの組織規模でした。順調に成長していた「チャットブースト for EC」をさらにスケールさせるために、全社のリソースをこのサービスに集中させようと考えたんです。

松山:
EC事業者様向けの「チャットブースト for EC」に対して、「チャットブースト for 店舗」は、美容院やクリニック、飲食店など実店舗のオーナー様向けに提供しているLINEアカウント自動化ツールです。顧客対応の自動化を支援するだけでなく、LINEアカウントの立ち上げから導入後のサポート、運用代行なども行っています。

DMM.comはセールス・CS・バックオフィスの機能を持ちつつ、マーケティングや開発については、DMM Boostに担ってもらうような形で運営していたんです。

チャットブースト事業統合は、組織と個人にとって大きなチャンス

——ずばり、統合の目的はどのようなものなのでしょうか?

横関:
これまでは運営会社を分散させていましたが、松山さんをはじめDMM.comの皆さんのおかげで「チャットブースト for 店舗」もサービスとして軌道に乗ってきました。そして、DMM Boostの組織も、サービスの成長と共に気づけば100名規模に。

再び、両サービスの運営元をDMM Boostに集約することで、よりスピーディな経営判断を行う体制にしたいと考えたんです。

——2つの「DMM チャットブースト」を統合することで、どのようなシナジーが期待されますか?

松山:
2023年5月から、DMM Boostは約2倍のメンバー数に。お互いの良いところを学び合えるので、組織の底上げにつながると思います。

もともとマーケティングや開発の機能を共通で持っていましたが、お客様への個別の対応の仕方や、各事業部のマネジメントなどはそれぞれが培ってきた知見がありますからね。どんどん意見交換をして、新たなアイデアにつなげるなど、相乗効果を生んでいきたいです。

また、経営面では、より事業が伸ばしやすい状態がつくれるというメリットも感じています。

横関:
月次の締め作業からサービス上の大きな意思決定まで、よりクイックに行えるようになるのは、会社にとってプラスに違いありません。

ただ、統合にあたってはメンバーが戸惑いや混乱を感じる場面も当然あると思います。そのことは経営陣として重く受け止めて、真剣に向き合っていかなければいけません。組織上は2023年5月1日からの変更となりますが、具体的なオペレーションについては夏頃から徐々に新体制へ移行していく予定です。

——変化に、混乱はつきものですよね。メンバーへはどのように伝えていったのでしょうか?

松山:
自分の所属会社が変わるって、やっぱり大きな出来事です。だからこそ、メンバーへどのように伝えるかはすごく意識していました。まず大きなメッセージとして発信したのが「今回の統合は、みんなのキャリアにとってとてもいい機会になる」ということ。

変化の激しい時代の中で「このスキルを身につければ一生食っていける」と、保証できることなんて何もありません。だからこそ、新しい知識やスキルを身につけ、アンラーニングもしながら自分が変わり続けることが、市場価値を高めることになるはずです。

DMM Boostとしては、事業を伸ばすと共に、個人の成長機会をどんどん提供していきたいと考えています。

事業や会社を大きくするには、事業を縦に伸ばす方法と、横に広げる方法があると思っていて。縦軸は既存の事業やその周辺領域をグロースさせること、横軸は新規事業で領域の幅を広げることです。

会社が縦横にバランスよく成長できれば、新しい事業企画や機能開発に連動するポジションが必要となります。どんどん経験を積んで、スキルや能力を伸ばす機会をつくっていくつもりです。

横関:
私たちが掲げるコーポレートメッセージは「変化を、味方に。」。メンバー一人ひとりにも、ぜひこの言葉に立ち返ってもらいたいと思います。

正直、会社の都合に振り回されているなと感じている人もいるかもしれません。ですが、世の中が変わり続ける以上、僕たちもそれに適応していくことが必要不可欠です。しんどさを抱えながらも、そのプロセスを楽しめるようになれるといいですよね。

変化の激しい社会に生きるうえで、変化しない選択肢はない

——今回の統合は、DMM Boostにとってとくに大きな変化ですね。「変化を楽しむ」って、社会に生きるうえで求められているスタンスだと思いつつ、抵抗感が生まれてしまう心理もよくわかります。どうしたら、変化を楽しめる人になれるでしょうか?

横関:
根本の価値観を変えるのは難しいかもしれませんが、意識や行動は少しずつ変えていけるんじゃないかなと思います。

たとえば今だと、AI領域がかなり盛り上がっていて、新しいチャットボットサービスがいくつも生まれていますよね。そのときに「なんだか面白そうだな」と、まず触ってみようとするかどうか。新しい技術や知見に対しての感度をもつことが重要です。

私たちが今まで学校で受けてきた教育って、テストでいかに高い点を取るかとか、そのためにいかに知識を頭に詰め込むかとか、良い成績を収めるためにやるべきことが明確だったと思います。

でも仕事では、はっきりとした答えを持っていなくても何かしらの判断をしなければならない場面が多い。選択の結果、失敗やミスが起きてしまうこともある。そこで落ち込んで歩みを止めるのではなく、「失敗したという“成果”を得られた」と発想を転換できる人は、きっと成長するはずです。軌道修正をして、また違う方法でトライすればいいだけですからね。

失敗を恐れずに、むしろ「一歩進んだ」と快感を得られるような思考回路に変えていくことが肝心だと思います。

松山:
そのときに、主語を「自分」だけでなく、「組織」「お客様」「社会全体」の視点へと拡張して考えられるかどうかも重要です。自分のひとりよがりでは、そもそも誰も巻き込めませんからね。視座を上げるとは、そういうことなのかなと思います。

——お2人も、そういった行動習慣の積み重ねで変化を楽しむスタンスが育っていったのかもしれませんね。最後に、今後の展望をぜひお願いします!

松山:
私も秀樹さんも、200名規模の組織をマネジメントするのは初めての挑戦です。ファクトを正しくとらえ、改善のサイクルを回す。事業をよりよい方向へ成長させていける仕組みづくりに注力したいと思っています。

実は「DMMチャットブースト」は、DMMグループにとって初のBtoB向けSaaS事業。私たちの成長がグループ全体にもインパクトをもたらせる、絶好の機会だと捉えています。メンバー全員で切磋琢磨していけたらいいですね。

横関:
組織規模が拡大しても、DMM Boostの良さである「年次や役職を問わずフラットに議論できる」環境を常に提供しつづけたい。

今いるメンバーにも、これから新たに仲間に加わってくれる方々にも、これまで以上に、アイデアや意見を活発に発信し合ってもらえたらうれしいなと思います。

取材協力:CASTER BIZ recruiting

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