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こころのひとみで

河合隼雄さんの「こころの処方箋」をゆっくり読んでいます。
章を読み進めるごとに“心の仕組みについての考え方”(この書き方は機械みたいでちょっと嫌だけど)を少しずつ紐解いているような気分になります。

なかでもわたしが好きなのは「前に成功したからといって同じ方法で成功するとは限らない」という考え方です。

例えば、Aさんの誕生日に100本の薔薇の花を贈って喜ばれたとしても、Bさんが同じように喜ぶかどうかは分からないわけです。Aさんひとりに成功したからって「女性はみんな花好き」と安易に考えてはいけない。当たり前のようなことだけど、なるほどなぁ、と感心しました。
つまりは横着せずにAさんとBさんの話をそれぞれよく聞いてプレゼントを考えないといけないわけですね。(浮気?)

・・・

この本に共通して書かれているテーマのひとつとして「よく人の話を聞くことが大切である」というのがあるように思います。カウンセリングを受けにきた人に対して、統計をもとにしたアドバイスをするだけではなく、話をよく聞いて心の奥まで理解しようとする気持ちが必要になる。

カウンセリングでなくても人の話を聞くのは大切ですよね。
わたしは社交性不安障害を持っていて他人に対しての恐怖心が強いのでつい会話をおろそかにしがちなのですが、恐怖心を減らす目的でも相手の話をよく聞くことが大切だなぁ、と改めて思いました。

…読書感想文みたいになってしまった。
(まだ半分しか読んでない)


#エッセイ  #こころの処方箋

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