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社交不安障害

何を隠そうわたしはゴリゴリの社交不安障害持ちです。
Wikipedia先生にはこのように書かれている。

「社交不安障害、あるいは社交恐怖は、愚かに見えないか、場に合っていないのでは、というように他人に辱められることに強い不安を感じるために、社交状況を避けたり、耐えたりすることによって、相当な苦痛がある、または生活に重大な支障があるという精神障害である。対して、正常な内気は、単に知り合いのいないパーティを怖がるといったものである。対して社交不安障害では、そうした社交状況においてほぼ毎回、動悸、下痢、発汗、時にパニック発作といった不安症状が起こる。」

あらためてまじまじと読んでみると面白い。
“正常な”内気を逸脱すると精神障害と認定されるのですね。

わたしは「恥」をかくことを極端に恐れる傾向にあります。
誰かと会話をしていても、間違ったことをなるべく言いたくなくて、当たり障りのない言葉ばかり選んでしまうし「正しい答え」をすぐに探してしまう。小学校の国語のテストのように、前後の文脈から筆者(会話相手)の気持ちを想像して、それに即した回答をしようとする。相手の気持ちになって考える、という意味では悪くないとは思うのですが、常に相手が正しくて“わたしが間違えている”という錯覚に陥ってしまいがちです。
実際はどちらかが絶対的に正しい場合なんてほとんどないですよね。

正しいことなど糞くらえと思って生きているつもりなのですが「恥」の前に立つと、どうしても縮こまってしまう。

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大きな声を出すのも苦手です。

「わたしの変な声が部屋じゅうに響いてしまう(恥ずかしい)」と思ってしまう。でも、ちょっと俯瞰で考えてみれば、小さい声で喋っているほうが人に迷惑をかける可能性は高いわけです。
声小さい人って仕事できなそうだし。

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寿司屋でアルバイトをしていたときに、クリスマスの時期にトナカイの被り物をするのを「恥ずかしい」という理由で断ったことがあります。店長はやさしい人だったので「嫌なの?まあいいけど」と許してくれたのですが、その数日後に「私服はあんなに派手なのに何でトナカイを拒否してたのか気になってずっと考えちゃったよ」と言われました。

確かに、当時のわたしは柄物のシャツに柄物のジャケットを着てエンジのカラーパンツを履き靴もピッカピカの金色のものを履いていました。「派手」という自覚は辛うじてあったけど、好んで着ていたので恥ずかしくはありませんでした。どうしてトナカイが恥ずかしいと思ったのでしょうか。被れよ。

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正直、そろそろ恥をかきまくりたいという心境になっております。人様に迷惑はかけないようにしたいけれど、恥ずかしがってただ縮こまっている状態がいかに無駄なものであるかを肝に銘じて生きていきたい。

うんち!


#エッセイ  #社交不安障害 #不安障害

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