はじめての海外文学 in 大阪&京都

 26日から、はじめての海外文学のイベントで大阪と京都に行って来ました。私にとっては本来、ホームですが、もはや帰省ではなく旅行ですね。痛恨のミスでカメラを忘れたのですが、iPhoneで撮った写真や、撮ってもらった写真などありますので、ちょっとした旅行記にします。イベントも盛り上がったし、実に楽しい3日間でした。

 前の日から大阪入りされている参加者が多かったようですが、私は土曜日、フェローアカデミーの講座があるので、午前中の講義のあと、新幹線に乗らねばなりません。「今日は授業、時間(12時10分)どおりに終わらなくちゃいけませんね!」と受講生の方々に言われながら、やっぱり安定の延長。「12時半ですよ!」と指摘されて、なんだかとっちらかった感じで終了(ごめんなさい)。青山一丁目から品川まで。13時30分の新幹線に乗るにはあまり余裕ありません。走るほどではないけど、お弁当買わないといけないし。

ふう、なんとか間に合ってお弁当も買えました。東京駅に比べて選択肢がないですね。黒毛和牛すき焼き弁当。写真よく見たら、たん熊って書いてある! 焦ってたから何も見てなかった。もっと味わって食べればよかった。美味しかったけど。

大阪の会場は梅田の蔦屋書店。持ち時間が一人約10分と東京よりかなり長いので、結構じっくり話ができました。

これは、始まる前のご挨拶の様子かな。俺、どこ見てるんや。ぼーっとしてる。サイン会で『タコの心身問題』が飛ぶように売れ、他の訳書も色々と買っていただけたので感動しました。ありがとうございます。

そういえば、せっかく持って行った『キャッチャー』の原書ハードカバー、見せるの忘れました。単なる荷物やん...。悔しいので、打ち上げで何人かの方には見てもらいました。原文見ながら野崎さんの訳を暗唱してみたり。

打ち上げのお店。別に『タコの〜』を意識したわけではなく、大阪やねんから粉もんの店を、ということで、たこ焼きをはじめとした様々な粉もんが食べられるお店。炭水化物まつりでした。最高。

自分で焼くんです。たこ焼き...ああ、多数のニューロンがあると言われるタコの足がこんな姿に...。

お好み焼きはすでに焼き上がったのを持って来てくれました。

うーん...

いまいち、うまくいかへんなあ...

しかし、二回目は! これは私の手柄ではなく、斜め向かいの方の功績です。すぐにコツをつかまれたようでした。とん平焼きとか焼きうどんとかも美味しかったなあ。

はい、そして一夜明けて、朝食。

梅田駅のカフェでモーニングセット。私は本当にモーニングセットが好きで。そのために旅したいと思うくらいです。スクランブルエッグとトーストが好きなんですね。あとベーコン。

はい、(お)京阪です。今回、京都の会場が、出町柳駅のそばということですから。迷うことなく、おけいはん。淀屋橋まで出れば、あとは乗換なしの一直線ですからね。他に京阪で行かれる方があまりいないようだったのが意外でした。子供の頃、寝屋川に住んでいた私にとっては懐かしの路線です。でも、端から端まで乗るのは、これがはじめてでした。特急に乗ったので寝屋川市駅は飛ばされましたが。子供の頃の記憶にあった駅とはまったく違ってました。何年前やねん。

当時は京都に出ることはめったになく(あっても車)、ほとんど大阪の中で生活のすべてが回ってましたから、淀屋橋や北浜には行ったことがあっても、京都側の終点だった三条駅には行ったことがありませんでした。いったいどういうところなんだろう...想像はふくらむばかり。憧れの三条駅です。すると小学校のクラスメートの一人が「俺、三条行ったことあるで。こんな駅やねん」と絵を描いてくれました。その絵の駅は私には近未来的ですごくかっこよく見えました。すごいなあ、こいつ。一緒に見ていた子たちも感心。そいつは一躍ヒーローに。そんなことを思い出します。

終点・出町柳駅。着きました。

駅を出ると恐ろしく寒い。そうそう、これが京都。特に今出川通から北は一段と寒いのです。雪も降ったようでした。

これも最初のご挨拶の様子ですね。会場は出町座。大阪に比べ人数は半分ですが、ぎゅうぎゅう。この日はほぼフリートーク。どうなることかと思いましたが、大変な盛り上がり。売れる本とは、みたいな話が中心でしたけど。これ楽しい、またやりたいと思いましたね。

母校の正門。いつ見ても美しいキャンパスです。

ランチの写真がなかった...。これは、ほぼ解散になったあと、まだ少し時間があると言ったかたお二人と、リプトンに行った時に食べたチョコパフェです。リプトンは健在でよかった。うまかったですよー。

解散して一人でホテルに向かう途中にこんなの発見。KBS京都でやってるアニメみたいですね。コウペンちゃんかと思ったら違った。

一夜明けて。六角通り。あねさんろっかく、たこにしきー♪ のろっかくです。しばらく歩いて行くと、

ほら、たこ。タコの心身問題とは関係ありません。

さらにこう。本当に歌のとおりです。

大好きな進々堂で朝食。東洞院のお店。

パンが美味しいのはもちろんですが、ここに来ると、とても心が静かになるんです。京都に泊まった時は必ず一度は来ます。

ひがしのとういん、と読みます。京都には他に、

こんな地名も。難読ですね。やなぎのばんば、です。大学生の時、軽音楽部の先輩が「柳馬場オールスターズ」というバンドをやってました。東洞院は変換できたけど、柳馬場は無理やったな...。

京都のアップルストア。

ここも大好きな場所、木屋町。

四条大橋。

鴨川。名物の「等間隔に座るカップル」も、この寒さではまったくいません...

北座。

南座。南座は知ってたけど、北座ってあったっけ。と思ったのですが、芝居小屋は以前はあったけどすでになく、跡地に新たに建ったビルのようです。

このお店、前から気になっているのです。お好み焼きのことをその昔、壹錢洋食と言ったそうですけど。

八坂神社。祇園さん、ですね。

おっそい初詣でもして、おみくじでも引こうかな、と思ったのですが、あまりの寒さに心が折れ、すぐに引き返すことに。そろそろお店も開く頃でしょう。午前10時過ぎ。

アップルストア。引きで見るとこんな感じ。京都っぽいデザイン。中に入ると「ご案内いかがですか?」と京都弁できかれました。

本屋さんは寄らんとね。ここで芸術新潮、買いました。タコの心身問題(いいところに置いてくれていました!)の書評が載っているということで。

これも難読地名。ごこまち、です。

新京極。今の時期はさすがに修学旅行生もいないでしょうね。

阪急電車で大阪に向かいます。しゃれてますね。相変わらず。

十三、と書いて「じゅうそう」。これも難読地名でしょうね。私にとってはあまりに当たり前で難読でも何でもないですが。「枚方」とかと同じで。

梅田に到着。すぐに表示が「河原町」に変わって、折返しの準備です。大変。

終点のマークが見えます。

こんなにかっこいいターミナルはなかなかないと思います。子供の頃から大好きです。

ここは外せません。「コウペンちゃんのおみせやさん」は大阪にしかないので。

大阪のマルビルは本当に丸いんです。ここから空港行きのバスが出ます。

伊丹空港。飛行機で帰ります。

機内でWi-Fiが使えるようになってよかった。間近に迫ったムーミン読書会の準備。

羽田着。

横浜駅。今回はバスではなく京急にしました。

無事帰宅。コウペンちゃんが迎えてくれました。最後までお付き合いありがとうございます。大阪、京都、やっぱり好きですね。またすぐに行きたい(帰りたい)です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?