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note をもっとインタラクティブにする

note は創作の場であるとともに、交流の場でもある、と私は考えています。
 
note を使う動機は人それぞれ、様々であっていいと思いますが、私には一定のポリシー (3 don’ts) がありましてね。
✅ 金銭の授受をしない
✅ 商用記事を書かない
✅ note ウケを狙わない
 
note ウケって何?
note の “中の人” たち(編集部やスタッフ)が好みそうな記事のことです。
 
note 株式会社の収益に貢献せず、note 提携企業の広告宣伝に協力せず、note 好みの作風に同調しない。
ひと月ほど前に書いた『企業としての note が生き残るために』と相反するようですが。
 
私は、自分が書きたいことを書くだけです。
独り言みたいなもの?
それとも少し違います。
誰かに読んでほしいから書いています。
誰かって誰?
それは、不特定多数の顔が見えない人たちより、ある程度顔の見える人たちのことなんだよね。
顔のカタチとかは知らなくてもいい。大切なのは人間性ってやつで。その人をつくっているもの。その人の人生そのもの。楽しかったことや苦しかったこと、今どんなことを考えているのか、何に幸せを感じ、何に悩んでいるのか。そういったものが見える人たちのことです。1本の記事から見える人もいれば、いくつかの記事を読んでいるうちに見えてくる人もいます。
その人たちに読んでいただきたくて私は書いているのだと思います。


今のままでもじゅうぶん note は好きな世界です。
ただ、”書く側” と “読む側” という一方向的なベクトルに、もう少し双方向的なコミュニケーション要素を付加できないものかな、とも考えています。
そういったことを実践されている noter さんもおられますよね。例えば、
リレー小説
テーマ投稿の募集
クイズを含んだ記事
noterさんの紹介や記事の引用
 
どれもすばらしいですね。どんどんやっていただきたいと思います。
 
そこで、私もちょっと変わったことを考えましてね。
特定の 1人の noter さん向けに記事を書く、というアイデアです。
ふつう記事というのは、不特定か特定にせよ多数に向けて発信するものですよね。そこで敢えて、1人だけに宛てたメッセージを記事にするのです。
 
メッセージの内容は何でもいいでしょう。
その人の記事に対する感想・共感・異論などを長々と綴るのでもいいし、その人の体験と通じる共体験を語るとか、その人の全記事を読み込んだ上で「あなたという人間を総括します」的な記事や「あなたをもっと知りたい」質問攻めとか、いろんなバリエーションがありそうです。
悩み相談などもありでしょう。特定の 1人に宛てた悩み相談を記事にする。相談を受けた人は、鴻上尚史のコラムよろしく、それに対する回答を記事にする。
 
他の人は聞いていないものとして、1人の人間にダイレクトに話しかける、というスタンス。本来、コミュニケーションってそういうものでしょ?
 
1 対 1 のコミュニケーションを記事にして面白いか?と思われますか。
でもこれ、外野で観てる人たちも案外楽しめるかもしれない。1 対 1 の会話を覗き見るような感覚で。コメントで乱入してもいいわけです。
 
あたりさわりのない note世界から、もう少しだけ踏み込んで、自分を出す、相手の懐に入り込む、そうして人と人の関わりをもう少しディープなものにする。
note の運営者は、場が荒れるのを防ぐために、直接的なコミュニケーションを避けることを意図して機能設計したのでしょう。それは熟慮された仕組みだったと思います。しかし、節度をわきまえた老若男女からなる場所では、もはやそのような配慮は不要でしょう。


最後に、いま少し私の考えを書いておきます。
note を人と人が交流する場と捉えている方がどれくらいいらっしゃるのか、私にはわかりません。
人と人の関わりが疎になった時代に、コロナが追い討ちをかけました。
私はフィジカルな交わりを重視する人間ですが、世の中がここまで変わるなかで、リモートな交流もまた人を幸せにする、と考えたくなりました。
 
顔も知らない、会ったこともない人と友になれるのか?
この問いに、私はまだ答えが出せていません。でも、note という世界に来てから、フィジカルに会っている人間と同等かそれ以上に、note で交流している人たちとわかり合えたり、心地良い人間関係を築くことができるのかもしれない、そんな可能性のようなものが見えてきた気がします。
私は、人とは広く浅くよりも、深く付き合いたいと考える人間のようです。
note世界の住人ともっと深く関わりたいと思っています。


まあ、ただの思いつきなんですけどね。
マンネリ防止にはなるんじゃないでしょうか。
このような趣旨にご賛同いただけたら、まずは私から、親愛なる noter さんのどなたかに宛てて、ダイレクトメッセージ記事を書かせていただこうかな。
「私宛ての記事はちょっと勘弁してよ~」とご遠慮される奥ゆかしい方は、「クリエイターへのお問い合せ」にてご連絡くださいませ。

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