インフルエンザの薬について

毎年秋から春にかけてはインフルエンザの季節です。感染して辛い目にあった方も多いと思います。そのとき役立つ"薬"の話です。

感染研のホームページに薬剤耐性についての調査の結果が出てましたので、少しわかりやすく解説したいと思います。

日本は抗インフルエンザ薬をたくさん使っている国なんですね。

各都道府県、政令市、中核市などで設置している地方衛生研究所(地研)と国の機関である感染症研究所(感染研)で調査を実施しました。

対象の薬剤は

オセルタミビル(商品名タミフル)、ザナミビル(商品名リレンザ)、ペラミビル(商品名ラピアクタ)およびラニナミビル(商品名イナビル)

地研がインフルエンザウイルスから遺伝子のみ取り出し、耐性マーカー遺伝子である"H275Y"を検出します。

この結果をもって感染研においてオセルタミビル、ザナミビル、ペラミビルおよびラニナミビルに対する薬剤感受性試験を行っています。

結果は以下。

インフルエンザA型のウイルスは"pdm09","H3N2"と行なっています。pdm09は2009年の5月ごろから流行したウイルス。H3N2は季節性のインフルエンザを表しています。なのでpdm09は稀なケースのウイルスであるため、H3N2のほうを中心に見れば通常の季節にかんしては良いということになります。"B"はインフルエンザB型ですね。

結果からはアマンタジンは100%耐性ウイルスであることが証明されています。オセルタミビルはpdm09では少し耐性ウイルスが出てきてますね。ザナミビルが一番良い結果となっています。商品名でいえばタミフルよりリレンザの方が良く効くという結果がでています。

インフルエンザB型に関してはオセルタミビル、ラニナミビル共に耐性ウイルスは検出されていません。どちらでも良く効くということです。

ウイルスは絶えず進化、変化していっていますので今年の冬から出てくるものが同じものとも言えませんがとりあえずA型にはリレンザの方が効きそうですね。

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