Stray Kidsのデビューミニアルバム「I am NOT」のタイトル曲（2曲目）「District 9（第９区域）」。

「偏見の目を向けるな、俺が自分のことをまだ分かっていないのに、お前たちに何が分かる？この俺たちの区域（District9）にお前の居場所はないよ」という力強いメッセージが込められた歌と、筋トレにしか見えないシンクロダンスが圧巻のStray Kidsのデビュー曲です。

監禁されていた施設からの逃亡、という重たいテーマかと思いきや、逃亡後の嬉しそうなスキズが可愛すぎる（特にアイエン）ギャップが楽しめるMV。

アイエンの掛け声は効果的に使われることが多いですが、（CHEESEのハナ、トゥル、セ！など）、デビュー曲から既に彼の声質の多彩さを生かした「Better watch out」が強烈な印象を与えます。

こちらは、デビュー後初めてのステージパフォーマンス。メンバーたちが「2018年で一番記憶に残っている」とも言っていたM COUNTDOWNのデビューステージです。

Stray Kids デビューステージ「District 9」 M COUNTDOWN

サバイバル番組中で脱落し最終話で復活したリノの自信に溢れたラップで始まるオープニングの迫力。ラップ、ボーカル、ダンスブレイクとダイナミックにパートが移り変わる展開に目が離せません。

パワフルなロックビートの流れにボーカルパートが合流すると一気に幻想的な雰囲気に。バンチャンのボーカル→チャンビンのラップ→ウジンのボーカル→フィリックスのラップ→ハンのボーカルと繋がっていくサビのコーラスは天才の域。

リードボーカル、スンミンが意外にもラップパート「Stray kids everywhere all around the world」で存在感を見せています（1:30から）。

スンミンの自然体のボーカルやラップはStray Kidsのパフォーマンス全体を引き締める感じがします。このステージはアドリブなのか音源よりも声の抑揚をつけて歌っていてカッコいいです。

こちらは貴重な2018年に来日した際のKCON JAPANのライブステージ（District9は0:58から）。

「KCON 2018 JAPAN ✖️ M COUNTDOWN」 Stray Kids 

ハンの表現力と自由自在なラップ&ボーカルは「本当にデビューしたばかり？？？」と思ってしまうほどの秀逸さ。

ハンは常に天才的なスキルでチームを引っ張りながらも一番謙虚にチームを見ていて、人間性が素晴らしく、見るたびに好きになります。サバイバル番組内の先輩アーティストからの評価で「こんな人は見たことがない」と言われていましたが、本当にKPOP界随一の存在だと思います。

ウジンの声が綺麗すぎて音源かな？と思ってしまいますが、生声で間違いないと思います。当時のライブパフォーマンスでは、彼のよく響くボーカルが目立っていました。

苦労してデビューを手にしてからも試練が絶えず訪れ、それを結束力で乗り越えてきたStray Kids。

どのような状況になっても毅然と立ち向かい、燦然と輝き続ける彼らの姿を象徴するような永遠の名曲「District 9」をずっと歌い続けてほしいです。

【おまけ】
寝起きミッションで「District 9」を踊る（一部踊れない）Stray Kids

Stray Kids: District 9 Season 4 EP.01（日本語字幕あり）