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不完全なイベント ”Im NOT perfect” #3

こんにちは。学生インターンの光です。

今回も引き続き、3月10日(水)~3月14日(日)に開催されたCLOUDYの新しいチャレンジ、【不完全なイベント“Im NOT perfect”】についてです!
これまでの以下の記事もぜひあわせてご覧ください。


私は今回、イベントの企画や集客、商品の検品や接客に携わらせていただきました。その中で印象に残った2つのエピソードと、その時に私が感じたありのままの思いをnoteに記したいと思います。

エピソード❶

“Im NOT perfect”開催期間中、私たちは店頭にいらしたお客様にイベントの概要をご説明し、背景を知っていただくことを大切にしていました。
じっくりと耳を傾けて聞いてくださる方、ウンウンと頷きながら聞いてくださる方、「なるほど!」「すごいな!」と反応しながら聞いてくださる方。
お客様一人一人が、それぞれのカタチで受け取ってくださいました。

そんな中、私が説明を終えると同時に
「つまり、フェアトレード的なやつですよね?」という問いかけをされた
お客様がいました。
「いや、違います!」
反射的に口走りそうになりましたが、ギリギリのところでコトバを飲み込みました。その時私の頭によぎったのは、
「この方の指すフェアトレードってなんだろう」
「フェアトレードとどう違うのか私はきちんとお伝えできるのだろうか」
という二点でした。

お客様の仰る「フェアトレード」が何を指しているのか分からないから、「違う」と言い切ることはできない。それに、仮に「お客様の仰っているフェアトレードは何を指していますか?」と尋ねて答えていただいたとしても、何がどう違うのかを正確かつ明確にお伝えできる自信がない。
そう思った私の口から咄嗟に出たのは、「そういう側面もあります」という、なんとも曖昧なコトバでした。率直にものすごく、悔しかったです。

フェアトレード、エシカル、サステナブルといったワードを耳にする機会が格段に増えている今だからこそ、CLOUDYの活動をきちんと歪みなくお伝えしたかった。自分の力不足を痛感した瞬間でした。

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エピソード❷

「不完全なものはないですか?」
一瞬、耳を疑いました。

イベント最終日。ありがたいことに在庫が僅かとなった商品があり、”不完全”である理由があまり目立たない商品も店頭に並んでいました。気に入った商品を見つけて手に取ったお客様が、その商品が”不完全”となっている理由が見つけられず、私に声をかけてくださったのです。
「友人にプレゼントしたいのだけど、せっかくだから分かりやすく”不完全”なモノを渡して、ストーリーをシェアしたいんです。」

“Im NOT perfect”で挑戦した、
「不完全なモノに、お客様と一緒に新しい価値を見出す」
このお客様のひとことが、この挑戦が大いなる可能性を秘めていることを感じさせてくださいました。

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これら2つの出来事は、準備期間からイベント最終日までの時間のほんの一部を切り取ったものです。
イベントに足を運んだくださったお客様、
私たちを受け入れてくださっている社員の皆さん、
様々な思いを胸にガーナで商品を作り続けてくれているワーカーさん、
ワーカーさんのつくる商品がより素敵なものになるよう現地のマネジメントをしてくださっている鳥居さんと現地メンバー、
一緒にインターンをしている学生のみなさん。
多くの方々のお陰で、このイベントを通じて、本当に沢山のことを学ばせていただきました。ありがとうございました。

最後に。
先日のミーティングで、現地のワーカーさんたちが今回のイベントで自分達の失敗が醸されていることに対して恥ずかしいと思っていること、日本で「”不完全なモノ”に新しい価値をお客様と一緒に見出す」という挑戦をする一方、ガーナでは「”不完全なモノ”を減らすにはどうすれば良いのか」という話し合いをワーカーさんと一緒にしていることを鳥居さんが教えてくださいました。

「"Im NOT perfect"を開催したいけど、売るモノがない!!」
いつか、そんな日が来たら。そんな日を迎えられたら。
そのために私に出来ること、私たちインターン生に出来ることをこれから沢山考えて、一つ一つカタチにしていけるように頑張りたいと思います。

長くなりましたが、ここまで読んでいただきありがとうございます。
これからもよろしくお願いします。

〈CLOUDY / NPO Dooooooooよりお知らせ〉



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