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アフリカの性教育について

こんにちは!

はじめまして。NPO Dooooooooのインターン生、まおです。よろしくお願い致します。

私は大学で途上国に関わる事を学んでるわけではなく、また今まで現地に行った事があるわけでもありません。では何故CLOUDY / Dooooooooのインターンに参加したのかというと、中学生の頃から途上国に対し興味があり何かしたいと思っていたもののこれまでずっとアクションを起こしてきませんでした。そこでネットやテレビでは知れないような現地のことも学べる場が欲しいと思い、出会ったのがCLOUDYでした。

そんな私が今回書いたnoteは、アフリカの性教育についてです。初めてのnoteで不安ですが、皆様が性教育だけでなく、アフリカ、ガーナについて考えるきっかけになりますと嬉しいです。

1.はじめに

皆さん、前回の「ガーナにおける学校給食の重要性」の投稿はご覧になりましたでしょうか。こちらの記事では私たちが支援しているアブイ・チタ村とガーナの食育についての現状と課題についてお伝えしました。詳しくはこちらをご覧ください。

2.アフリカの性教育の現状

アフリカでは、性教育についての理解がまだまだ乏しい地域が多くあります。それによって、多くの女性は様々な弊害を受けてきています。そこで今回は二つの姓に関することに焦点を当ててアフリカの性教育の現状をお伝えします。

まず初めは“妊娠”についてです。ご存じの方も多くいらっしゃるかと思いますが、アフリカの出生率は先進国に比べてとても高く、今もなお人口は増加傾向にあります。日本の出生率が1.36なのに対しガーナは3.82。そして、6.82と世界で最も出生率の高いニジェールもまたアフリカに位置します。アフリカにおける人口増加は1950年からの70年間で5倍以上も増えています。人口が増えると、労働者が増えることになり、結果的に雇用だけでなく食糧、水など様々な資源が不足するため飢餓や貧困に繋がります。また、ユニセフの『2030年世代/アフリカ報告書』では、2050年までには世界の子供の4割がアフリカ出身になると言われています。これを解決するにはやはり人口増加を止める必要があります。望まない妊娠や十代での妊娠は性についての知識がないせいで起きることがあります。出生率の高さの原因、それは、一回の性交渉では妊娠しないと思っている人がいる・避妊の仕方を知らない人がいる・児童婚が存在すると言ったことが挙げられます。また、男女の格差が顕著であるため女性の発言力は弱く、性交渉を断れないこともあります。理由は様々ですが、出生率が高ければ、それに反して女性の識字率は低くなります。実際、十代で妊娠をしてしまった学生が結果的に学業との両立ができずに退学するケースがあります。そのまま教育の機会を得れずに母親になった人は、教育の重要性を理解しておらず、自分の子どもに教育の機会を与えないことがあります。このサイクルが何世代にも渡っているのが現状です。また、十分な教育を受けられずに大人になった女性は働こうとしても仕事を選べない・低賃金での労働力としてしか雇われない・娼婦として働かざるを得ない場合があります。これは、女性が弱い立場であり続けることや貧困であり続けることにも繋がっています。

また、二つ目のテーマの“生理”についても知識がないことで起きる問題があります。ここ最近日本においても、ナプキンを購入できない人がいることで社会的問題になっていました。しかし、そうは言っても日本人女性の多くが当たり前のように使っているナプキン。では、アフリカにおいてはナプキンは普及しており、多くの人がそれを利用できているのでしょうか?答えは、はい、いいえ。都市部でも地方でも商店や路上で売られているため、買うことはできます。しかし、ナプキンを買うほどのお金がないので使用している人は多くいません。ガーナの使い捨てナプキンは、ほとんどが輸入品であるためナプキンを一枚買おうとすると150円~200円ほどの価格になります。それは、彼女たちの一日の食費と変わらない価格なのです。一部ガーナブランドのナプキンもあり、それは一枚110円~130円ほどと輸入品よりかは安く売られています。ただ、それも日本人の感覚で一枚200円~300円といったところになるため決してガーナ人にとっては安いとは言えません。毎月必要なナプキンも収入が良くないと簡単に買うことはできません。そこでボロボロになった布やビニール袋、ティッシュを代用して、周期をやり過ごしています。使い捨てナプキンを買えたとしても、一日中同じものを使用しています。これは衛生的にとても問題があり、病気になる可能性も高くなります。また、適切な処理ができず漏らしてしまった女の子に対し、生理を理解できていない男の子がからかってしまうことがあります。その結果、生理の間は学校を休んでしまい、授業についていけなくなる女の子も少なくありません。それは、進学や職業選択の妨げになり得ることです。

今後の課題としてはやはり、男女ともに教育水準・識字率の向上が必要ではないでしょうか。また、初等教育の時点で踏み込んだ性教育を女の子だけでなく男の子にも行う必要があるのではないでしょうか。

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3.おわりに

こうした課題に、NPO Dooooooooでは性についての知識を子供たちに伝え学ぶべき機会を提供しています。体の仕組みから、成長と共に変わる体の変化。女性の生理についてや妊娠、性交渉や避妊のについて。深刻な問題に真摯に向き合い、学びの機会をたくさん作りながら、少しでも現状改善に向かうよう努力を重ねています。また、私たちインターン生も学びながら自分たちのできることを行っていきます。 

最後まで読んでいただきありがとうございました。今後も、CLOUDY、Dooooooooo及びインターン生の活動を楽しみにしていただけますと幸いです。

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