バーチャル蠱毒で輝く星・続きの続き・邪推

警告

この記事はバーチャル蠱毒参加者の具体的なナンバーの具体的な発言を含みます。

最高のエンターテイナーがいるな?

九条林檎No.5様、またあなたですよ。

私が彼女をエンターテイナーとして最高だと思う理由は3つある。

1つ目の理由
彼女が勝っても負けても観客が楽しめるようにゴールを設定したから。
生き残って嬉しいのはもちろん、「せいぜい華々しく散ってやるさ」って態度をとることで、彼女が敗退しても支援者は楽しめる。なにせ11/12は敗退する企画なのだから、これは支援者への優しさと言っていいだろう。
2つ目の理由
悪趣味な企画の不真面目な楽しみ方を肯定してくれたから。
これも彼女の優しさだ(……と私は邪推している)。
今回の企画は、言うまでもなく悪趣味で、同時に不謹慎ながら面白い。
きっと多くの人が思っていたであろうことを参加者の立場から言うことで、不道徳な好事家の後ろめたさを軽減してくれている

或いは、ごく稀にいる道徳的な人に対する親切心でもあるかもしれない。
推しの消滅を消費できないような優しい人が間違えてファンにならないように、という側面も、『結果的に』かもしれないが生じている。
3つ目の理由
ロールプレイとメタ要素を見事に織り交ぜたから。
これは候補者としての主張とは別に、純粋にVtuberというコンテンツの良さだ。Vtuberに特有の魅力とは何か、と考えたときに、この二つが主としてあがってくるのではなかろうか。
その人物が実在する……という体裁で、"本人"が当意即妙な反応を返すというロールプレイの要素と、メタ的な事情をいかにロールプレイに組み込むかの創意工夫の要素である。
九条林檎No.5のロールプレイは、この両方をとても高い水準でこなしている。

これはもはや100点+100点ではなく100点×100点の10,000点とでも言うべき代物だろう。
4つ目の理由……を今ここで付け足したい。
前回記事で述べた通り、彼女の『格好いい敗退者』から『傲慢で謙虚なトップランナー』への移行はとてもスムーズだった。なぜなら人気の推移を見て姿勢を変えたのではなく、最初から姿勢が一貫していたからだ。

敗退確実と思われていた時点から勝者が背負うべき責任について言及し、勝機が見えてもなお敗退者の美学を裏切らない。……俗にスポーツマンシップとでも言うのだろうか、清々しいことこの上ない。

自分の立ち位置を見てその都度賢い判断をしているのではなく、むしろ最初から高貴な人格ありきで、それに従った結果が最適解の連続だったのではないか? ……と邪推したくなる。
(これはかなり主観的な理由ではあるが、私の素直な胸中だ)

以上の3つか4つの理由をもって、私は彼女の熱狂的なファンになってしまった。お前もなるんだよ!

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