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noteの"つぶやき"機能の字数制限が140字なのは思考停止の模倣。もっと増やしてほしい。その9

 これ既に書いたっけ?な内容。

 たまごっちの頃に馬鹿な大人が「本物の命とデータの区別がつかなくなるんじゃないか」と懸念したのに対して、後の世のさまざまなSF作品はそれに反論するような物語を描いてきた(得てしてSF作品とはそういうものだ)。
 インターネットが舞台のロックマンエグゼでは幼くして亡くなった実の兄の人格データが登場しているし、AR技術が一般化した社会が舞台の作品、電脳コイルでは電子ペットに対する反応でARネイティブの子どもたちと非ARネイティブの大人たちの対比が描かれている。

 ポケモンを見ていると、そろそろこういう問いに現実も追いつきつつあるなあと思う。さまざまなソフトを中継することで、2002年発売の第3世代(ルビー/サファイア)でゲットしたポケモンを最新世代まで連れてくることができる。シナリオ本編やインターネット対戦で使用できるかはともかく、16、7年の相棒には違いない。
 ぬいぐるみやブランケットを捨てられない人たちのように、ポケモンのデータとずっといっしょにいたい人たちもどんどん増えてくるのではないか。そう考えると、全媒体のポケモンデータをクラウドサービスで管理するポケモンHOMEが登場したのは自然な流れでもあり、しかし同時に現実がSF作品に取り込まれたかのような大きな転換点にもなりうることだ。


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