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きっと少しだけ、強くなれている魔法

原因は自分にある。の新曲「マルチバース・アドベンチャー」が2024年2月11日に配信リリースされました。

この楽曲は、コンセプトEP「仮定法のあなたへ」のリード曲です。

今回は、マルチバース・アドベンチャーの「コンセプト」と「歌詞」についての所見。

リリースからたった3日──聴き込むには少ない日数にも関わらず、なぜ早急に筆を執ったかと言うと、曲を“聴いただけ”の感想を記しておきたいからです。

この曲は3/14にMVが公開されるのですか、MVを見たらきっと私の中の曲のイメージに影響するので、
2/11〜2/13(MV公開前日)の3日間限定の感想を残しておきたいと思います。



”あなた”を想って生き抜く、ifストーリーコンセプト

私はマルチバース・アドベンチャーを「げんじぶ初の、オタク目線アイドルソング」として聴いています。
もう、そうとしか思えなくなってきた。

まずは楽曲コンセプト。
以下の画像は、マルチバース・アドベンチャーの楽曲紹介文。

「”あなた”がどこかにいることで、心には確かな自信が芽生え、日々を生き抜く力に変わる。」
↑対アイドルにしか、持ったことがない感情。


私は日々を何となくやり過ごしていくことが精一杯の限界社会人なので、げんじぶ(=”あなた”)の存在にはかなり助けられています。

「1ヶ月後にツアーがあるから、それまでは死にたくないな…」みたいな感じで、将来のある特定の地点まで生きてくための、明確な理由をくれる。

インスタのストーリー、ブログ、電子掲示板(FCコンテンツ)を見て、「げんじぶも労働、お疲れ様…」と思えることもそう。
長時間のリリイベで寒い中終始笑顔を絶やさないやさしさの努力を感じるもそう。
理不尽なことが起きても、「来週ライブが控えてますが、何か?」「昨日、私は雅哉くんと会話しましたが、何か?」の無敵モードになれたりするときもある。

たとえ隣にいなくても、げんじぶは外部の攻撃から私の身を護ってくれる、防御力アップ魔法なのだとつくづく思っています。


水平線の向こう側の光の向こう
あなたの世界が生きるところ

マルチバース・アドベンチャー

間違いなく違う世界・違う宇宙(マルチバース)で生きている彼らだけど、たしかに存在しているということ。その存在に生かされているということ。

だから、私にとって「隣にいない“あなた”」とは、まさに原因は自分にある。の彼らのことだと思わざるを得ないのです。



げんじぶの楽曲を聴くことで、確かに影響される日常を歌う

げんじぶがげんじぶ自身について歌っている(と思われる)歌詞は過去にいくつかあります。

最近で言うと、
パシ横前に配信リリースされた「Q」、
ぴあアリ前に収録された「THE EMPATHY」、
ぴあアリのテーマソングとして制作された「Museum:0」、
この3曲がそうではないでしょうか。

「マルチバース・アドベンチャー」は、げんじぶがげんじぶを歌う楽曲を聴くことが、日々を生き抜く力になっていることを歌っているように感じます。オタク目線アンサーソング。

以下は、げんじぶがげんじぶについて歌う曲と、それらに呼応しているような気がする歌詞です。


正しいかじゃなくて 信じてるかなんだ
この心の声が 僕らの歩む未来だ

Q

あなたが教えてくれたのは
正しさは唯一つだけではないこと

マルチバース・アドベンチャー


此処は未だ 何処でもない美術館
飾られるは未完成
まだ満たない 未知 未来
/
大成功 大後悔 どっちだって愛し合おう
我楽多 それこそ 真作だ

Museum:0

完成だけがすべてではなく
欠けたとこも愛おしいこと

マルチバース・アドベンチャー


間違いだらけだった昨日の僕らが
誰かの明日の喜びを作ってく

Q

間違ってるなんて間違ってたかも
耳を塞いだその手を離した

マルチバース・アドベンチャー


ほら大丈夫感情は聞こえる この衝動は鼓動に変わる
響き合うMy way to 混ざり合だす境界線

THE EMPATHY

夢も理想も自分も境界も
ジグソームーブを信じたままでいい

マルチバース・アドベンチャー


何者でもないけどそこに行きたくて
苛立ちも焦りも全部繋がってる

Q

痛み 憂い 勇気 悲しみ
全部全部呼吸にして

マルチバース・アドベンチャー


失敗できんのって いつも勇者だけ

THE EMPATHY



げんじぶが歌う楽曲を学びにしたり、曲を聴くことでほんの少しでも背中を押される瞬間ってあるのかも。

自分が勇者なんておこがましいけれど、それでもきっと皆それぞれの地獄で生きてて、げんじぶ=”あなた”がいてくれたら生き抜けていける、なのかもしれません。




いつか“あなた”のハッピーエンドに拍手喝采を贈りたいから、どんな苦難も乗り越えられると思っていたいし、

二度と同じはないあの日のライブの景色をお守りにして、
リリースイベントでのたった数秒のやりとりを宝物にして、
次会えるその日を待ちわびて日常をやり過ごす糧にして、

そうして“あなた”の存在を想うことで生き延びた私も、“あなたと共に勝ち誇れ”るような日常にしたいのです。


明日の「マルチバース・アドベンチャー」のMV公開も、2024年春ツアーでどんな演出になるのかも、そしてそれらを見てどんな感情になるのかも、今からとても楽しみです。

おしまい!


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