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オモテナシ

先日の昼食時に何の前ぶりもなく、「ベトナム人のAさんを晩御飯に呼ぼうと思うんじゃけど」と妻が切り出した。このAさんは日本に来て5年近くなるのに日本の家庭料理を一度も食べたことが無いらしい。そんな話を聞いた妻が、ならばウチで体験して貰おう!と思ったようだ。

オイラが準備する訳ではないので反対する理由はない。しかし、今昼で晩御飯までそんなに時間がないのに大丈夫なんかい?。それが心配で尋ねると、「金平ごぼう、玉ねぎと大葉の和え物、ピリ辛キュウリ漬け、アジの塩こうじ漬けのムニエル、ポテトサラダ、みそ汁、大葉チャーハンがメニュー」と返ってきた。

老夫婦の晩御飯にはええけど、お招きするのは若いオネエチャンである。女性が好きなのはスウィーツはあるんかい?とついステレオタイプに考えてしまい、その話を妻にした。妻もそこまではまったく眼中になかったようだ。それ位はオイラが贔屓にしているケーキ屋さんへ買いに行けばええ話。

そんなこんなあった末に妻がAさんへLINEをした。結果、バイトが入って来れないことになった。ちょっと落胆した。

、「オモテナシ ウラも無いという ことなのね」という川柳があったのを思い出した。どなたの作か失念したが、鋭いのぅ!と感心した。

近いうちに会することができたらええねと思う。それまでにはベトナム語の挨拶位予習しておかんといけんじゃろうね。ベトナムへの思いは色々あるのでどんな話になるか楽しみである。

南高梅の梅干しも振舞おう。どんな反応があるかこちらも楽しみなり。



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