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煩悩具足の凡夫・火宅無常の世界

大阪会館のご縁でした。雨の中参詣された皆さんと
報恩講目前の日曜日、共に親鸞聖人の御教えについて学びました。 

歎異抄後序のお言葉「煩悩具足の凡夫・火宅無常の世界」について話をいたしました。北朝鮮がミサイルを連発し、コロナや南海トラフ地震など、何時何が起こるかわからない不安を抱えて皆生きています。その不安は何処から生まれるのか?

それは、必ず裏切るものを信じて生きているからです。果てしない欲望を満たすためにあてにならないものを信じ満たされず、飢えや渇きに苦しんでいるのがすべての人の姿です。徳川家康ほどの成功をおさめても、聞こえてくるのは愁嘆の声のみです。火宅無常の実相を観つめ、真剣な聞法を誓い、歎異抄の理解を深めるご縁でした。

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