日記

2ヶ月ほど前からピルを服用し始めたが、ここしばらく副作用の抑うつ状態っぽいのが酷く、肉体的にも精神的にも起き上がれなかったり、頭痛が続いていたり、疲れが溜まりやすく抜けにくくなったり、本が読めなくなったり、文章が書けなくなったり、人との交流がなぜか怖くなって学校に行けなくなったりと、生活がしんどくなっている。飲み始めの頃からずっと気分が晴れない感じはあったが、どうも自分の感覚に鈍いところがあるので、本が読めなくなるまで不調の自覚が持てなかった。病院に相談しに行って、薬を変えてピルの服用自体は続けることにしたが、果たしてこの状態が改善するのか分からなくて辛い。PMSも辛ければそれを軽減させる道も辛いってどうすればいいのか。

ずっと浮上していなかったけれど、一向に調子がよくならないのでツイッターにはまだあんまり戻れません。反応が行き来しやすい場はまだ刺激が強すぎて無理そうです。キャスをやると決めてからかなり時間が経ってしまっているけど、今の状態で喋るのは無理です、すいません。

とにかく頭が回らず、起き上がれない。半ギレAceweekに届けられた言葉を見て、寝て、少しずつメモに言葉を貯めて、寝て、バイトで朦朧と働いて、帰ってきてまた寝て、という平坦な日々だが、そんな中でもメモは増えていく。「17.3」第2話。「私たちはここにいる」から阻害される存在である「私」。「恋愛・結婚・優生思想」の三位一体。「見えない性的指向」であること。「最小の結婚」第4章。もっと知りたい、考えなければならないことがあるのにどうにもならない。どうにか怒れるだけの気力が欲しいし、これだけ元気がなくても言葉が貯まっていくのは、やはり原動力に怒りがあるからだとも思う。調子がいいときに出かけた先でカップルで溢れている風景を見ると、相変わらず社会は一人で生きることを想定していないことを突きつけられ、何とも言えないもやついた苛立ちを感じる。同性婚訴訟に対する国のふざけているとしか思えない主張に腹が立つと同時に、(既に権利を有しているマジョリティにではなく、不当に権利を認められていないマイノリティの側だけに押し付けるのは大変不均衡であると重々承知している上で)「結婚」的なものへのポジティブな動きがあることへのやり切れなさを感じる。こんなにも怒りの種が溢れている世の中は、どれだけ性愛規範、恋愛伴侶規範に覆われているのだろう。「一人では幸福になれない世界」など存在しない。生殖と恋愛と結婚とが乱暴に結びつけられた幸福など私には不要だから、一人で楽しくやらせてほしい。世界はさっさと一人=孤独=不幸という呪いを拭ってほしいし、その気がないなら剥ぎ取ってやりたい。

今、起き上がれず横になりながらこの文章を打っているが、一、二文書いたところで頭の回転が止まってスマホを伏せて休んでまた書いて、という状態だ。長文を組み立てられないのは不便だし、いつもより頭を使うのでとても疲れる。休薬期間に入って、また新しい薬を飲み始めて、どうなることやら。毎日寝てばかりだが、また寝る。