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3回楽しい,私の旅行の楽しみ方

ニュースでコロナ感染者の数を言わなくなり,やっと日常が戻ってきた感じがする.せっかくリモートワークも定着したのに,バックトゥーオフィスということで,出社傾向が強まっている.私は,すっかり出不精が定着してしまった...

そんな中,昔の写真を整理していたら,ヨーロッパに行った時のものが出てきた.何の制約もなく海外旅行できることが,どれだけ幸せだったのかを噛み締めながら,写真をめくる.

旅行におけるインターネットの功罪

30年以上前に,2月の朝4時ごろにナイアガラの滝を見に行った時のことを思い出しました.(当時18歳で憧れの一人暮らしがスタートして,すっかり大学生活に馴染んだ頃,なぜか4回生の先輩にえらく気に入られ,その先輩と3週間ほど,アメリカへバックパック1つだけの,激安の気ままな旅をすることになりました.この珍道中は,別記事でいつか詳しく書きたいと思っていますが,この記事では省略します.)

インターネットのない時代.情報も限られていて,いくら計画を練っても,不測の事態に遭遇する.その時は,心臓バクバクなんだけど,数年経てば,人に喜んでもらえる土産話となる.
当時は,現地のローカル電車やバスの時刻表なんて,基本的に調べようがない.(高い国際電話代を払ってまで,現地に問い合わせする気などさらさらない.)行ってみないと分からない.これがまた,スリリングで旅行の醍醐味だと思う.
(別の時にアスワンハイダムに行った際も,旅客機は軍の空港の端っこを使わせてもらっていて,飛んだり飛ばなかったりする.天候や様々な理由により,旅客機のスケジュールはどうとでも変更される.もちろんタイムテーブルなんてないに等しい.う〜ん世界は広い.色んなお国事情があります...)

ナイアガラの滝なんて,百科事典の写真くらいでしか知らない.このようにほとんど予備知識0の状態で,行ったわけです.カナダの2月ですよ.日本に住んでいたら味わったことのない−20度以下という環境で,滝が最もよく見える柵のあるぎりぎりまで行きました.

北海道より緯度が高い場所での2月の朝4時です.
もちろん,真っ暗です.カッ,カッ,ゴッ,ゴゴォーという音だけが聞こえます.なんだ?この音は?

ここから先は,現地のネタバレ?になりますので,知りたくない人は,ように次の小見出しまでスキップしてください.
(なんだかYouTubeみたい.ワハハ)

めちゃくちゃ大きい滝なので,さすがに全てが凍り尽くすということにはならない.でも半分くらい凍っていて,それが水流に押されて割れながら落下するのです!!
その際に,巨大な氷の塊どおしがぶつかっている音が,先ほどの『カッ,カッ,ゴッ,ゴゴォー』という音の正体なのです.

旅は3回楽しむものでしょ

私は,旅の楽しみ方は3回あると思っている.
 1.行く前
 2.旅の最中
 3.帰ってから

1.行く前
まずは,目的地点を定めてと.それから,どんなルートで繋いで行こうかな.交通手段はどうしようかな.宿泊はどこにして,何を食べようかな.
ここでのポイントは,あまり調べ過ぎないということです.一昔前であれば,情報が限られていたのですが,今や,よほどジャングルの奥や誰も行かない・住んでいないような僻地でない限り,観光地の情報は,インターネットで余すこと無く知れてしまいます.
現地に降り立つまで,ワクワク感をキープできる塩梅あんばい"旅のしおり"を作る.

2.旅の最中
自分が作った"旅のしおり"を握り締め(決してスマホではない),あまり弾丸ツアー的な行動をしない.
ゆったりと,時間の経過を噛み締めながら,非日常の感覚を楽しみます.
いいんです,計画通りに旅行がすすまなくても.
むしろ,ハプニングを楽しむんだ!と言い聞かせながら,道に迷ったり,メニューの選択に迷ったら,いつもは選択しない自分を発見するようにします.(とはいえ,安全第一で.決して,大使館にお世話になる様なことにならないように)

3.帰ってから
私は,旅行に行った人から欲しい最大級のお土産は,写真土産話です.
私は,できるだけ行った先々での街に紛れ込んだ写真を撮る様にしています.
そうです,似非えせウォーリーを探せ!状態の写真です.

プラハ:カレル橋

私の場合,ピースサインをして,しっかり自分が写っている写真は非常に少ないです.

帰ってきてから,仲の良い友達へのお土産は,基本的に写真を見ながらの私の土産話なんです.(もし,食べ物などを期待していたのならゴメン)

私が街に行った時の感想などを話しているのを聞きながら,写真を見てもらいます.そして,どこに写っているのか探してもらう.

旅は,3回楽しむもの.

旅は,知らなかった自分探し.友達探しですね.

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