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ハロウィンには3Dプリンタが大活躍する

私が小さい頃にはなかったお祭り...ハロウィン.今や10月末にはすっかり定着した感があります.オッサンエンジニアがこの祭りに参加する唯一?の方法はズバリ,3Dプリントしてその中にチョコでも仕込んで,プレゼントすることぐらいかな.

YouTubeでは,Nomad Sculptなどの形状作成ツールを用いて簡単に作れる『かぼちゃのお化け』を紹介してくれています.ありがたい時代ですね.

それを参考にしてオリジナルを作成するか,あるいはThingiverseなどの3Dデータを掲載してくれているものを3Dプリントしてみましょう.(3Dデータをダウンロードして使う時には,その著作権などの表示を確認して,作成元を記せば個人利用は販売や転載しなければOkというものを使わせてもらうようにしましょう)

プリントしたものがこちらです.

双子のかぼちゃお化け

3Dプリントのコツ

1.サイズ感
作成したあるいはダウンロードした3Dモデルをスライサーソフトに読み込んで,実際にプリントする際に,最終的な大きさをスケール調整できるので,自分の用途にあった大きさに拡大/縮小する.ここで,注意は,ほとんどの3Dプリンタの1層高さは,デフォルトで0.4mmとなっていたりするので,その高さで割り切れるような高さになっていると積層がきれいになり,成形の失敗を防ぐことができます.

2.色
今回,かぼちゃお化けをプリントするに際して,適切な色のフィラメントがなかったので,黄色でやってみました.すると意外なことに,夜にちょっと暗めの部屋に置くと橙色に見えて,とてもかぼちゃらしい.
夜にライトやろうそくに照らされると,もともとのフィラメントの色とは違って見えるので,なかなか興味深い.

3.サポート材の有無
かぼちゃお化けの底から見たものが下の写真です.
左がサポートなし.右がサポートありでプリントして,サポート材を剥がしたもの.

底面の仕上がり

45°くらいの積層の傾斜ならば,サポート材はなくても大丈夫なので,サポート材なしでプリントした方が手間もなく,傾斜の造形が綺麗です.サポート材を剥がした後に表面処理をもっとちゃんとすればいいのですが,適当な仕上げだと右側のように少し汚くなってしまう.

サポートありでプリントすると,目とか歯の間のサポート材を取り除くのが大変です.細かい作業は苦手というのは私だけではないはず...内側のサポート材もきれいに取り除くのが難しい.

正面,蓋なし

さあ,ここにチョコ?キャンディ?何を入れて誰にプレゼントしようか!? Happy Halloween!

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