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ドローン講習に申し込みました

私には人口動態による経済の推移予測など難しいことは分かりません.でもはっきりしていることは,自動車免許保有者数は今後,どんどん下がっていく.そりゃそうですよね.日本の人口が減っているのですから.
これだけ,ネット通販・テレビ会議・リモートワークが普及すれば,食料や必要な物品が届きさえすれば,自分で車を運転することなく,日常生活は普通に送ることができる.旅行やどうしても現地に赴く必要がある時だけ,人は移動する.となれば,将来的に無人航空機(ドローン)の活躍場面はますます多くなるのではないかと思うのです.

ドローンの活用事例

 ①緊急災害時の迅速な状況把握
 ②過疎地での買い物困難者支援
 ③トンネルや橋梁などのインフラ点検
 ④家の屋根や雨漏り確認
 ⑤マンションなどの外壁損傷チェック
 ⑥工場や実験場の安全・パトロール
 ⑦農薬散布
 ⑧観光・歴史的遺産・生態系の空撮
などなどドローンの活用事例はたくさん浮かびます.

ちょっと昔(規制が厳しくなる前)にドローンを何度か飛ばしたことがありますが,海辺で500mくらい離れたところを飛行させて動画を撮影したりしました.その動画をパソコンで見たときの感動は忘れられないものがあります.(YouTubeで様々な空撮映像が簡単に見れるので,現在では『ふーん,あっそ』なのかもしれませんが.でも共感してほしい.鳥になった気分を...)

航空法の改正によって,無人航空機(ドローン)の規制が厳しくなりました.一瞬,うわっと思いましたが,冷静に考えてみると,最悪の場合,iPad以上の重さのものが空から頭に落ちてくることを思えば,規制というかちゃんとした講習を受けて,操縦試験に合格するというプロセスは必要だと思うのです.それを強く感じたのは,今回ドローン講習を申し込んで,いかに自分の操縦スキルが未熟だったかを思い知ったからです.

ドローン操縦の誤解

多くの人が目にするドローンの操縦,空撮映像というのは,1等の資格(めちゃくちゃ高い操縦スキル)を持った人がGPSや様々なセンサーが稼働して自動制御が効いた状態でのフライトであるということを知らない.
高価でパワフルなドローンでも,屋外で風の強い時は,ふらふらと動き回ります.ましてや自動制御機能をOFFにして飛ばすと,その場でホバリングするということはほぼありません.ドローン資格を取得するためには,自動制御機能OFF状態で,その場でしっかりとホバリングさせる操縦技術が要求されます.
屋内で自動制御を切った状態で,1mもフラつくようなホバリングは完全にNGです.
目視レベルで,ほぼ静止状態に見える程度にホバリングさせる操縦技術が必要なのです.

フライトシミュレータ

Real Flight(ちょっと高額ですが,よくできたソフトで,めっちゃ使ってます)というシミュレータでホバリング練習ができるのですが,初めての人は,全然ホバリングできないと思います.

ホバリング練習

黄色い輪からはみ出すと,機体が木っ端微塵になります.
(何度も爆発?すると,最初は結構心が折れます)

ピタッと静止

機体がどの方向を向いていても,中央でピタッと静止できるレベルでないと合格できません.これには,かなりの練習が必要です.

シミュレータは非常に精巧に作られており,風を吹かせるような設定ができたり,地面すれすれだと自身のプロペラによって巻き起こる風の影響を受けるので常にレバー操作を小刻みに動かし続けないと,しっかりホバリングさせることができません

ドローン講習

国土交通省認定のドローンスクールがいろいろあります.
私は,知人から紹介されたばぁどドローンさんにお世話になりました.(この場を借りて,お礼申し上げます.本当にありがとうございました!)

学科については,テキストが郵送され,e-Learning(パソコンで動画を見て学習する)で自身で勉強するといったスタイルです.平日,定時後にどこかに行って座学を受けるということが難しい社会人には大変ありがたい時代になったものです!

そして,実地講習2日間.これについては,後日,別途記事にしたいと思います.

自動車免許よりドローン免許の方が所有者が多くなる!?
そんなことを夢想する今日この頃です.

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