ボストンでの住宅探し(ハーバード大学の場合)

2021年の春からアメリカ、ボストンにあるハーバード大学で研究者として働くため、ボストンで住居を探しています。2021年2月の時点で僕が知りうることをまとめてみました。COVID-19の影響で大学が閉鎖されたり、リモートワークが増えていたりなどの状況があるため、ややイレギュラーとなっている気がします。渡米後も加筆していこうと思います。

【家賃】
求めるものにもよる気がしますが、大学近くなどの立地のいいところですと、Studio(ワンルーム)で2000ドル以上、家族向けで3000ドル以上かかる気がします。高いですね。築100年以上とかよくありますし。。郊外にいけばもっと安くなります。2021/2時点ではCOVID-19の影響で15%ほど安くなっているところもありますし、変わっていないところもあります。3500ドルとかの物件ですと、マンションに24h管理人さんがいて、プールとかジムがあったりします。

【エリア】
ハーバード大学はいくつかのキャンパスにわかれていますが、僕はHarvard Collegeで働くため、主にボストンのCambridgeのあたりで物件を探しました。
知り合いからは、物件探しの際には、冬は-20℃などの極寒になるため、駅もしくはバス停に"とても"近い物件にしたほうがよい、と教えていただきました。

冬以外は自転車通勤も一般的で、また、バスも通勤には便利なようでした。研究室への自動車通勤も問題ないようでした。

Longwood area
医療系の方などは、Brigaham and Women's Hospitalや、ハーバード大学公衆衛生大学院、medical schoolなどがあるLongwood Areaで探されることが多いかもしれません。
私の知り合いはほとんどが医師であったため、Longwood areaで勤務される方がほとんどであり、また、たいていが家族で渡米されるため、日本の方に紹介していただける物件の情報はこのあたりのファミリー向けのものが中心となりました。治安や学校などの面からブルックラインに住む方が多いようです。個人的には、今後、家族とボストンで住むことになった場合には、LongwoodとCambridgeは地下鉄の接続が悪いことなどから、Redline沿いのAlewifeなどを考えています。Redlineですので、MGHやMITにも近いと思います。

【探し方】
エイブルなどの日系不動産屋さんもありますし、エリアなどが決まっていれば、ネットで探せると思います。あとは、ブローカーの方もいて、(お金がかかりますが)全部セットアップしてくれるようです。
あとは、Boston Internet Communityという日本語のサイトの掲示板に情報が多いと思います。英語のサイトではCraigslistが有名です。

ハーバード大学は、On-Campus Housingと呼ばれる、大学が提供する物件と、Off-Campus Housingと呼ばれる大学所有ではない物件の情報提供をしています。On-Campus Housingは、COVID-19の影響で2021/3頃までは年度の途中での入居を募集していますが、基本的にはacademic yearにあわせて、夏に入居となります。家賃は、Studio(ワンルーム)でおおよそ2400ドル/月と相場くらいであり、特に安いわけではないようですが、大学から近くにあり、夏頃に引っ越しをされる方には適しているかと思います。
築100年以上の歴史ある物件が多いです。

【ルームシェア】
家賃が高かったので、単身で渡米する僕はルームシェアを選びました。おおよそ800-1500ドル/月の価格帯になります。

ルームメートを選ぶ際には、同じような境遇の人を探すのがよいようです。
Craigslistというネット掲示板が有名ですが、その他にHarvard Off-Campus Housingというサイトがあり、そこではHarvard関係者の中からルームメートを探すことができます。学部生などはほとんどがOn-Campus Housingを利用することから、ポスドクなどが多い印象です。他にはFacebookなどのコミュニティでも探すことができます。

【探す時期】
2020/10-2021/2に探しました。Harvard Off-Campus Housingなどのサイトでは、半年以上先の募集もありますが、基本的には2ヶ月先程までの募集が多いです。また、Bostonではよい物件はすぐになくなることも多く、4月に入居予定であっても、3月から家賃を払う場合も珍しくないようです。

【契約期間】
基本的には8月や9月からの1年間契約であり、途中で引っ越す場合にはサブリースといって、他の人に借りてもらいます。


読んでいただきありがとうございます。少しでも有益な情報を発信することができればと思っています。