※当noteは動画と写真とテキストにより構成されております。
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今回は僕が普段やっている100/100PHOTOSという埴輪の写真の特別編です。一応、ロードムービーっぽい感じでやってみました。
読みにくいかもしれませんが、よろしくお願いします。

ちょっとした手違いです。
僕（どでかごん）が手を滑らせた訳ではありません。

パンナコッタ「首がなくなって早、一月。僕はどうしたらいいんだ…」
ティラミス　「うーん。新しい首を付けたらどうかな」
パンナ　　　「名案だけれど、その首はどこにあるんだい？」
ティラ　　　「さあ…。師匠に訊いてみようか」
ヨーカン　　「ぶるる」

師匠「久しぶりじゃな。ティラミス、パンナコッタ、ヨーカン。何か用か？」

ティラ「師匠、お気づきになりませんか？」
師匠　「最近、目がかすんでのう…」
ティラ「パンナコッタの首が…」
パンナ「転げて落ちました」
師匠　「なんと！」
ティラ「それで、師匠に教えを請いにまいりました」
羊羹　「ぶるる」
師匠　「なるほど。して、転げた首はどこにあるのじゃ」
パンナ「排水溝に落ちました…」

師匠「無理じゃん」
ティラ・パンナ「……」
ヨーカン「ぶるる」

ティラ「新しい首を探しているんです」
師匠　「なんじゃ、それならそう申せ。うむ。占ってしんぜよう。
　　　　うぬぬ、海が見える…。そこでパンナコッタの運命が決まる」

ティラ「おい、お前」どでか「はい？　おれですか？」
ティラ「お前しかいないだろ？」どでか「はあ」
ティラ「我々を海へ連れて行け」どでか「やだよ、面倒くさい」
ティラ「パンナコッタの首が戻るかもしれないんだぞ」
どでか「別にそのままでいいよ」
ティラ「お前、自分が落としたことに責任を感じてないのか？」
どでか「うっ。そ、そりゃあ…多少は…」

はぁ…。面倒くせえなあ…。

どでか「海ってどこの海だよ」
ティラ「この辺で海と言ったらどこになるんだい」
どでか「そりゃ、東京湾でしょ」
ティラ「他には？」
どでか「えーと、横浜？湘南？あとは熱海とか…」
羊羹　「ぶるる」
ティラ「なになに？　あそこにいる豚に訊いたらどうか？　だって」
パンナ「そうしよう。豚は鼻が利くからね」

パンナ「首をさがしているんだ。新しい首を。心当たりはないかい？」
豚　　「新しい首？それじゃあ、おいら自慢の鼻が使えないな」
パンナ「じゃあ、古い首でもいいよ。なにか手がかりが欲しいんだ」
豚　　「それなら任せな。ちょっと失礼。クンクン。うーん、西の方からかすかに匂いを感じるなあ」
ティラ「じゃあ、熱海だな」パンナ「そうだね熱海だね」
ヨーカン「ぶるる」豚「私も連れて行ってもらえませんか？」
どでか「ちょっ、交通費…」

こうして僕は、はにわと旅にでることになったのです。

パンナ「カツサンドになった豚は豚じゃないのかな」
ティラ「急にどうしたんだい」
パンナ「新しい首が見つかったとして、それは僕なのかな？　僕は僕のままでいられるのかな？」
ティラ「なにか不安なことでもあるのかい？」
パンナ「あの時、排水溝に飲まれた僕の首はどうなったんだろう。僕の心がひとつしかないのなら、片方には心がないのかな。死んじゃったのかな」
ティラ「さあ…。そんなのその時にならないと分からないよ」

どでか「ほら、着いたぞ」

どでか「これが海だよ。はじめてだろ」

パンナ「何故か分からないですけれど、既視感があります」
ティラ「それはないよ。海なんてみるの初めてだよ」
羊羹　「ぶるる」
パンナ「もう少し海に近づいてもいいですか」

どでか「靴に砂が入るの嫌だなあ…」

ティラ「ぺっぺっ。砂まみれだよ。どうしよう」
羊羹　「ぶるる。ぺっ」
どでか「あとで洗ってやるよ」
パンナ「分かりました…分かりましたよ」
ティラ「首みつかったのかい？」
パンナ「ある意味では。あの時、師匠は首が見つかるとはおっしゃりませんでした」
ティラ「確かに」
パンナ「僕はいま感じています。無くなった首が、めぐりめぐってこの海のどこかに流れ着いたのを。海底に沈んでいるのを。あるいは波に揉まれているのを」
ティラ「まさか。あれは東京で起きたことだよ」
パンナ「動けなくなった首が僕を導いてくれたんでしょう。きっとあの時僕の命は尽きていたんです」

どでか「日帰りで入れる温泉ないかな…」
パンナ「すみません」
どでか「ん？　俺？　ちょっとあとにしてくれる？」
パンナ「すぐ済みますので…。僕をこの砂浜に埋めてくれませんか？」
どでか「いいよ」
ティラ「ちょっと、待ってくれよ！　いいのか、それで」
どでか「俺は最初から首なしで良いって…」
ティラ「お前じゃないよ。パンナ、いいのか、それで」
パンナ「首が無くなったら、普通は死ぬものだよ。さあ、お願いします」
どでか「ほい」

どでか「んじゃ、行こうか」
ティラ「さよなら、パンナコッタ」
羊羹　「ぶるる、ぶる、ぶるる」

※

スタッフロール（手書き）
監督・脚本・編集・音楽・撮影・録音・小道具

どでかごん

声の出演　どでかごん
　　　　　スペシャルゲスト（匿名希望）

スペシャルサンクス
はにわの名付け親　ゆずちゃさん
対戦相手　　　　　クラゲ男爵さん
note甲子園主催者　ならざきむつろさん
応援団長　　　　　yosh.ashさん
居酒屋の女将　　　加藤ヒロコさん
その常連　　　　　Yasushi Canabo Onoさん
師匠　　　　　　　チャヘアさん
中古の3DSを買ってくれた　Nao☆さん
noteでいつもお世話になっているみなさん
Twitterのみなさん

Adobe premiere pro体験版提供　アドビシステムズ

ご視聴ありがとうございました。
正直、ギリギリというか、間に合ってません！（笑）
もっと作り込みたかったし、本当なら全部動画でやりたかったです。
あと、最後も曲付けたかった。
詳しい制作裏話的なのは後日やりたいと思います。
コメント欄は質問、感想、苦情、相談なんでもありです。

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