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チョコレートを食べると鼻血がでるってほんと?

今朝の妻と子どものやりとり。

妻「チョコレート食べ過ぎると鼻血でるよ」

子ども「なんでチョコレート食べ過ぎると鼻血でるの?」

妻、私「なんでかな??」

結論

結論から言うと、
チョコレートを食べて、鼻血が出るという話は、医学的には根拠がない
そうです。

ではなぜそういった話がでたのでしょうか?

鼻血が出る仕組み。大人と子どもでは違うらしい。

そもそもなぜ鼻血がでるのでしょうか

こちらのサイトより

鼻の穴の皮膚と粘膜が移り変わるところに、「キーゼルバッハ(Kiesselbach)部位」という細く小さな血管が集まる部分があります鼻血の多くは、空気の乾燥や鼻炎などで鼻の粘膜が弱くなって傷つき、この細く小さな血管が破れて起こるものです。

鼻血の原因は大人と子どもで異なってくるそうです。

原因は様々ですが、症状は10代以下と60代以上に多い傾向があります。子どもの場合は季節とはあまり関わりなく起こりますが、大人は乾燥する季節(12月頃)や、気温の変化の大きい季節(3~4月頃)に起こりやすいです。
子どもにとっての原因の多くは鼻炎や湿疹、鼻をいじる癖や外傷、夏場ののぼせなどであり、鼻の粘膜が弱っている状態で起こります。一方、大人は高血圧、糖尿病、肝臓の病気、血栓症などの治療に使われる血液の固まりを抑える薬(ワルファリン)や、血小板のはたらきを抑える薬(アスピリン)などの内服、妊娠や月経、鼻の中にできた腫瘍など、血管が破れやすい状態や出血が止まりにくい状態に起因する、鼻以外の全身的な問題です。

なぜチョコレートで鼻血という話が出たのか

いくつか説があるようです。

・食べ過ぎないように説

こちらのサイトより

まずは、チョコレートの食べ過ぎを防ぐため、という説だよ。つまり、甘くておいしいチョコレートを、おなかいっぱい、食べ過ぎてしまいそうな人に、注意するために「鼻血が出るぞ」と、言って脅かしたんだ。
(中略)
また、昔は、チョコレートは高級な食べ物で、子どもたちはもちろん、大人でも、なかなか味わうことができなかったんだ。一人のお母さんが、自分の子どもに高価なチョコレートを、あまりたくさん食べさせないように、少しずつ大事に食べさせようとして「鼻血が出る」と言った、という説もあるんだよ。

・「カフェイン」「チラミン」説

こちらのサイトより

チョコレートを食べすぎると鼻血が出てしまう原因には、そこに含まれる砂糖と「カフェイン」「チラミン」という成分が関係しているとのこと。一時的に血圧が上昇する効果があり、血管には負担がかかるため、鼻の内部にある毛細血管が切れてしまうようですね。
しかし、チョコレートが直接鼻血の原因になっているかと言うと、そうとも言い切れないようです。よって、まだこの説は仮説の段階とされています。

鼻血が出た時の対処法

こちらのサイトより

ティッシュを鼻につめて、上を向いて、後ろ頭をトントン・・・では止まりません。子どもの鼻血の止め方としては間違っています。正しい処置のポイントは4つです。
1.ティッシュも何もつめないで、しっかり鼻をつまんでください。両方の鼻をつまむ方が早く止まりますが、風邪をひいているお子さん、2歳以下のお子さんでは息苦しくなることがあります。その場合は鼻血がでている方の鼻の穴をふさぐように、小鼻を真横から人差指で押さえても良いです。
2.すわらせて下の方に顔が向くようにします。上を向いてしまうと鼻血が鼻の中にたまらないのでなかなか止まりません。そればかりか、のどに流れ込んだ血を飲むことで、はき気をもよおします。
3.目と目の間のおでこを冷やすと鼻血が止まりやすくなります。
4.この状態で5分がんばれば、まず鼻血は止まります。手を離したときに、たまっていた血がドバッと出てくるかもしれませんが、その後は出ないはずです。それでもポタポタと鼻血が出るようだったら、もう一度やってみてください。10分以上がんばって鼻血が止まらない場合は病院に連絡をして、相談をしてください。


ちなみによくマンガでみる、興奮して血圧が上がっただけで鼻血が出るということもないそうです。

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