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『子どものスポーツ事情あれこれ』 #えんどうnote

我が家の長男を始め、次男も活発に動き回るのがスキな男子。

公園に行こうものなら喜び勇んでキャッキャと走り回っているし、それまでにトライした経験のない遊具にも果敢に挑んだり。時として失敗して、先日なんか雲梯から落っこちたりした。

それでも彼らは自らの衝動を抑えず、失敗にめげる姿勢など取らず(痛がりはするけれど...)、次にはできるはずだと自らを鼓舞すると共に、根拠のない自信を持ちながらトライする。

その姿を見ていて、思わずヒヤリとしたり、ニヤリとしたりを繰り返している姿は、はたから見ると「父親っぽい」のかもしれない。

僕自身がスポーツの競技経験少ない

僕はこれまで34年間生きてきた中で、競技スポーツとして高校生の時にサッカーを楽しんでいたぐらい(実質的には怪我ばかりしていたので1年ほど)で、本格的に競技として向き合ってきた経験は決して長くはありません。

それでもスポーツがスキだったし、興奮をしていたのも事実なのですが、それと共に、スポーツ以外でも興奮したり、スキになれるものがあるのもわかっていましたし、それも事実なわけです。

幼少期には野茂英雄やイチロー、カズなどのスポーツ選手に対して大きな憧れを抱いていましたし、彼らの真似を散々したのを思い出します。

スポーツで活躍できる人間になるのは、「戦争の代替手段としても活用できるのだから、地球のためにいい」と、小学校の高学年にもなれば、朧気ながら真剣に思っていました。ま、呑気なもんです。

そのスキが高じたのかなんなのかは分かりませんが、スポーツトレーナーを志し、実際に個人事業主として活動。その後、結果的にではありますが、スポーツ関連の仕事を10年ほど取り組んできました。

しかし、半ば諦めるように、スポーツ以外の業界に足を踏み入れた経験がない自分が怖くなったのもあり、一般的な会社員生活へと足を踏み入れました。

そんな中途半端な僕だからかもしれませんが、子どもたちのスポーツ参加に対して積極的になれません。

スポーツの競技暦が長くないからなのかなんなのかはわかりませんが、いまのところ、『スポーツから得ることのできる価値』について、『スポーツ以外で代替できないもの』がわからないため、及び腰になっています。

そんな事を言いながらも、数年後には生活をともにする子どもたちと共に野原でボールを追いかけたりしているのかもしれませんし、彼らが真剣に取り組み始めれば、自分自身もそれに対して没頭していくのかもしれませんが、いまのところ、そんな気配を自分自身から微塵も感じません。

下手に知ってるからこそ

元々スポーツトレーナーとして活動するに当たり、例えばドイツなんかに超短期ではありながらも勉強しに行ったり、講師として新潟以外の土地で活動をしていた時期もありましたので、それなりに知識としては知っている程度ですが、子どもの運動習得を促すには早いほうがいいのは知っています。

知っているし、そうした方がいいのだろうな、と思っていますが、始めるのが遅くとも、のめり込み、没頭していけば、本人なりの習得をしていき、結果的にその方が楽しみながら没入していけるのもわかっています。

前者は専門的な知識や学術レベルでの話ですが、後者は自身の経験則からで、僕にとってはどちらも大切にしたいと思うわけなのです。

どちらかに偏りすぎてバランスを崩した結果、彼らが楽しむためのスポーツではなくなってしまう危険性が大いにあることから、注意が必要だろうと考えています。

「楽しむ」ってなんだって話ですが、ワイワイキャッキャと和気あいあいとする楽しみ方もあれば、勝負事に真剣になって取り組みたいと思う楽しみ方もありまして、特に後者は前者を否定しがち。

「レクリエーション的な楽しみなんて勝負の世界では通用しない!」なんてわりと厳し目の意見なんかも飛び出したりするもんだから、なかなか難しいものです。

けど、そんなもん、スキにさせればいいと思うんですね。

得てして、そんな風に勝負事にこだわりすぎる大人って、その人から指導を受ける「子どもたちがどう思っているのか」よりも、指導をしている自分が「どう思うのか」を優先させているように感じます。

「結局、自分がそうしたいから言ってるんでしょ」って。

僕は何も勝ち負けにこだわるべきではない、と言いたいのではありません。その感情は本当に指導対象者たる子どもたちと共有できているのかを確認してほしいと言いたいのです。

僕が子どもたちを各種スポーツスクールに入れたいと思えない理由の一つに、そんな指導者の態度がありまして、そうでなければ、ただのお金換算されているだけのようなマニュアルに従ってだけ指導される他の子どもたちの姿を目にしてきたからです。

そんな風に考えてしまうと、どこにもお願いできないまま時間だけが過ぎて行ってしまうのですが、そんな折に、我が家の長男がスポーツを取り組みたいと申し出てきました。種目はサッカーとのこと。

ひとまずは本人がやりたいと申し出てくれたので、やってもらおうと思います。そこで彼と話をし、継続していくのか、それとも他の場所や種目にするのか、はたまたスポーツ以外の熱中できる何かを共に探すのか。

そんなものを一緒になって模索していこうと思う次第です。

とりあえず、大量にバッタやダンゴムシを捕まえて大満足な表情を見せてくれています。次男も。七夕に各お願いは化石発掘する人、だそうです。



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