らしからぬムエタイ公務員のスゴさ
先日、新潟チェアリング協会の理事を務める『らしからぬムエタイ公務員』である高橋智計さん(note)と飲み友になった、という記事を書きました。
※今回は隣で話をするかのような姿勢で文章を書かせていただきます。
09月23日のイベント実施に向けたクラウドファンディングを立ち上げてすぐにピシャッと良き意味での水をかけてくださったことはもちろんなのですが、彼の存在が際立ったのは #プレスリリース をパッと作ってくださったこと。
正直ですね、僕は『プレスリリース』というのを耳で聞いたことはあったぐらいで、別に関わったこともなければ出したこともなかったのですが、読んだことぐらいはあった、という程度です。
5W1Hだとか6W2Hだとか
新聞や雑誌など、各種媒体で情報を載せる際には5W1Hだとか6W2Hだとか、必要な情報を載せることを意識しますし、イベントの告知等でも同様です。
いつ
どこで
誰が
目的が何で、
内容は何をするのか
それはどうやって参加するのか
そんな風にパッと見ただけで理解できる情報を集約した1枚ものを用意することで『直感的』に参加の判断を促せるものを提供できることが大切なんですよね。
僕はクラウドファンディング内で、コトの経緯を含め、信条と心情を書き連ねて共感してもらえる人を増やすための言葉を紡ぐことはしていましたが、それを集約し、まとめることをせず、もっといえばそれを広めてくれる人(各種メディア)に提供することを失念していました。
結果、そこを『やるべきだ』とFacebookのサポーティングチーム内で主張してくれた上に実際にプレスリリースを作成してくれたのが彼だったわけです。彼はスポーツに関してはよくわからない、言ってしまえば門外漢。
今回、09月23日に開催したイベントで登壇していただいたゲストの方々を一人として知らなかったからこそ、客観的にどういう情報を集約したほうがいいのかを踏まえてプレスリリースを作成してくれました。
福田拓哉さんの言葉を借りれば『Before/Afterの心地』。
クラウドファンディング用に冗長な文章を用意していたこともあり、ものの10分~15分程度で情報を集約してくれた上に形として仕上げてきてくれたことに非常に驚きましたし、嬉しく、また頼もしく感じた次第です。
その後、09月23日プロジェクトのプレスリリースのフォーマットとして利用されることになり、クラウドファンディング以後、メディア発信する際に有効な手段として活用されたという意味で轍を作ってくれたという意味でも非常に大きい存在感を発揮してくれました。
『それが公務員でしょ』
彼は過去、1日に60,000人が来場する小学館のイベントをマネジメントする立場で仕事をしていたこともあり、多くの引き出しを持っています。イベントの周知・告知をすることは当然のようにしてきたこと。
上で書いたようなプレスリリースなんてのは出して当然のものだからこそ、「作るべきもの」だという前提でチーム内で存在感を大きく発揮してくれました。
前回の記事でも書いたのだけれど、彼は職務を新潟県の職員としながらも、それ以外で自らのリソースを多くの人たちに利用してもらうように行動し続けている。
数を聞けば『40ぐらい』ということ。驚愕。
県の広報を担う立場にあるため、多岐にわたる仕事があるだろうに、これまで身につけてきたスキルを存分に発揮し続ける状態を作り出し続けているんですよね。
小学館時代もそうだし、新潟でスタートアップウィークエンドで初出場で優勝したり…と、資料作成のみならずビジネス的なスキルも高いわけですが、それを惜しげもなく提供し続けている彼に僕はこう聞いた。
『何でそんなに抱えてるんですか?』
別に難しい質問でも何でもない。誰でも聞ける質問なのですが、率直に、素直に僕は気になったから聞いてみた。
そして、その回答に惚れた。
それが公務員でしょ
彼は自らの仕事のみならず、他人のプロジェクトのドンドンと顔を突っ込み、当事者になる理由を「全体の奉仕者だから」と答えたわけです。
もちろん、全員と全体は異なるが、彼のいう態度は前者であるにもかかわらず、後者であると雄弁していたのがすごく印象的で、象徴的だった。
そんな彼がボクシングとムエタイの構え方について実際にデモンストレーションしてくれた姿とは何だか印象が違うのですが、それも含めてすごく魅力的な人に出会うことが出来たことを嬉しく思います。
高橋さん、また行きましょうね!
最後までお読みいただき、本当にありがとうございます。 お読みいただき、それについてコメントつきで各SNSへ投稿していただけたら即座に反応の上でお礼を申し上げます!