大きな夢が叶った小さな事実
デンマークにハマったのが4年前。
それからずっと、デンマークを追いかけ続けてきました。
誰に会ってもデンマークの話をしていたし、私がデンマークの話をしすぎて「今まで気づかなかったのに、”デンマーク”って言葉を聞くようになってたよ笑」と言ってくれる人がいたことが、何故か嬉しくて仕方がなかったり。
大好きだったアパレルの仕事以外は、この国について考える時間が全てといっても過言ではなかったくらい夢中でした笑。
2018年5月から夢だったフォルケホイスコーレ(デンマーク発祥の教育機関)でのデンマーク生活を終え、コペンハーゲンに移り住んで分かったことが、
「自分が描いていた壮大な夢が叶っても、自分自身は想像以上に変わらない」ということ。
言葉にすると当たり前なのですが、心のどこかで変われるという期待しかなかったんです。
デンマークに住んだら絶対に幸せになれると信じていたし、自分は生まれ変わるんだ!くらいに思っていたんですよね。
それが実際に夢が叶ってみると、驚くほど何も変わらない。
意思の弱さに日々泣きたくなるし、英語が喋れなくて恥ずかしくて悔しい気持ちを1日1回は味わう。フォルケホイスコーレの生活中、何かと言い訳をして、外国人だけのクラブ活動や食事テーブルの中に突撃していくことが怖くて仕方がない時期もありました。
デンマークに来たら変われると思っていたけれど、そもそも何をもって”変わる”なのか、自分の何をどう”変えたい”のか、具体的に考えたことがあったかなと。
「昨日までの時間が今日に続いて、明日に流れていく」
そもそもこの時間軸の中で、目に見えて分かる変化と同じように、”自分の内側”まで劇的に変わる!と信じていたことが、今になって不思議に思います。
でも、それを自分で経験した今だからこそ、変わらなきゃいけにわけじゃないのかも、と少しは自分を認めてあげようと思うようになりました。まだ心のそこから認められないですが。
「デンマーク、そしてコペンハーゲンに住む」という夢が叶った今、次はどこへ向かおうか。。。
まだ模索中ではあるけれど、自分が納得したデンマークに関する魅力を発信して、その情報に出会った人々の人生が、少しでもポジティブな価値観に変わるきっかけを作りたいと思っています。
心から好きなことを共有・そして共感し合える時間って、奇跡的な出会いだと思うから。
次の漠然とした夢を追いかけながらも、”変わらない自分”を受け入れながら、生きれたらいいなと。
それが、私にとっての夢の国”デンマーク”で生活してみて気づいた大きくて小さな事実。
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