見出し画像

タオ島の野良犬 宮野入昭彦さんへのインタビュー

皆さんお久しぶりです、久々にノート投稿します😅

今回はタイのタオ島に在住していて、タオ島の野良犬のために活動されている宮野入昭彦(ミヤノイリ アキヒコ)さんにインタビューさせて頂きました。

私もたまたまタイの野良犬についてリサーチしている際宮野入さんのページに辿り着きお話ししたいとお伝えしたところ快く承諾してくださりました。

宮野入さんの素晴らしい活動や人柄を知っていただきたく今回皆様にもシェアさせていただきます!

宮野入さんについて

宮野入さんは、タイに2001年から住んでいて最初はバンコクで働いていましたが、現在はタオ島というタイランド湾にある島でワンちゃんたちと暮らしています🐕‍🦺

タオ島 http://bangkokhotelranking.com/blog/thai-daving-koh-tao-hotel/から引用

タオ島はタイの「タイランド湾」にある島の一つです。
日本人にはあまり知られていませんが、リゾートで有名なサムイ島やフールムーンパーティーで人気なパンガン島の北にあります。
周囲21キロの小さいな島で、現地の住民は1000人もいないんだそうです。

バンコクからは下記の行き方がオーソドックスです。
・陸路で「チュンポン」へ行き、船で「タオ島」へ
・空路でサムイ島へ行き、船で「タオ島」へ

アジアで人気NO.1!旅好きなら知っておくべき「タオ島」の魅力とは | RETRIP[リトリップ] (rtrp.jp)

大学卒業後は東京で就職し、スキューバダイビングの営業職を経験されたそうです。スキューバダイビングという職種もあり、宮野入りさんの先輩インストラクターが世界の海の事や自分の知らない世界のことをよく聞いたとおっしゃっていました。
実体験を先輩から聞く機会も多く、海外に対し憧れとワクワクを感じ、自分も国外で活動したいと言う気持ちが強くなりタイへ行くことを決意

タイで生活や旅を通し宮野入さんはタイが大好きになり移住をしたそうです。その後、生活を通じ独学で英語やタイ語も学んだそうです。
インタビュー内では語学に対するパッションや、一緒に働くスタッフとより深いコミュニケーションを取りたいという気持ちからタイ語を1から学ぼうとする姿に心から感動しました。

タオ島の野良犬

現在タオ島には約500匹ほどの野良犬がおりインタビュー中、宮野入さんは「タオ島の犬は人と共に生きている」と何度もおっしゃっていました。
タオ島の野良犬には特定の飼い主がいるわけではないが、地域の人で面倒を見たり、愛情をもって世話をしているそうです。現地の人々は「犬を飼っている」という認識はなく、あくまで一緒に暮らしたり一緒に遊び共に生きている。
タオ島の多くの方が「自分もおなかすいたし、そろそろあの犬もお腹すいただろう」という感覚でごはんをあげているとの事。

またタオ島にある唯一の動物病院の院長が、年に一回無償で野良犬に対し去勢手術や予防接種なども行っているそう。こういった取り組みから愛情だったりタオ島の方々の優しさが伝わってきますよね

宮野入さんはバンコクとタオ島に在住経験があるため、多くの野良犬を目にしてきたそうです。
インタビュー内ではバンコクとタオ島の野良犬の違いなどについても触れていました。タオ島の犬はバンコクの犬に比べ、「人間と共に生きている」。それが環境によって作用されているのかは分からないが、バンコクでは野良犬が邪魔に扱われてしまう環境が比較的多いそうです。例えば新しく土地開発などをする際、バンコクではどうしても野良犬の住処などを奪ってしまうがタオ島ではそういったことはないとおっしゃっていました。

またバンコクの野良犬は比較的やせ型体系だが、タオ島の犬はある程度ふくよかな体系の野良犬が多いそうです。もちろんバンコクでもご飯を野良犬にあげる観光客や現地の人々もいるが、タオ島の犬の方がご飯を与えてもらえる機会が多いそうです。

タオ島のビーチでくつろぐ犬
宮野入さんのインスタグラムから引用

コロナ禍でのタオ島の野良

タオ島は観光業で成り立っている場所ということもあり、コロナの直撃で大打撃を受けたみたいです。また観光客が激減したこともあり、次々とタオ島のお店が閉店していったそう。

コロナの影響をうけタオ島の人々の売り上げは激減し経済状況は悪化、タオ島から出て行ってしまう人も多々いたそうです。また残った人も自分の生活にいっぱいいっぱいだったそうで野良犬の世話をみたりご飯を上げる人も少なくなっていったとおっしゃっていました。野良犬も極限の状態に追い込まれ、食を求め自分のテリトリー外まで移動し野良犬同士の喧嘩が増えたり、人間にも吠えるようになる犬なども増え徐々に野良犬の気性が荒くなっていったそう。痩せていく犬なども少なくなかったよう。

実際の映像は宮野入さんの動画からご覧いただけます。


そういった状況もあり、タオ島の行政の人がタイ王国機関に頼み、ある日軍隊の船が野良犬を捕獲しにタオ島にきたという。軍隊の船が来たときは200匹ほどの犬が連れていかれてしまい、タイの南の方へ送られそこの施設に送られていったとの事でした。その中でも優秀な犬は軍の犬として雇用されたようです。宮野入さんはこのままでは犬が連れていかれてしまうと思い、自分になついていた二匹の犬に首輪をつけ飼うことを決意。

捕獲された後は、タオ島には50~80匹ほどの野良犬しか残らなっかたようです。
詳しくは、宮野入さんが動画でお話しされているのでこちらからご覧ください。

捕獲された犬が待機するゴミ捨て場の近くにある一時待機場を何度も見に行ったようです。その度に心が傷んだそう。
実際の動画はこちらから


宮野入さんの活動

タオ島の経済状況はコロナの影響を受けて最悪の状態の中、宮野入さん自身も職を失ってしまったそうです。
そんな状況下でも宮野入さんはどうしても、まともにご飯を食べれない野良犬を救いたい一心でクラウドファンディングを初めました。「いつも友達のように寄り添ってくれた野良犬を助けたい」と自身のクラウドファンディングのページで発信。

クラウドファンディングは目標額を達成し定期的にそのお金でタオ島の野良犬にご飯をあげたそうです。

インタビューで1時間ほどお話しさせていただいたのですが、短時間の中で宮野入さんの野良犬に対する想いだったり、パッション、優しさがすごく伝わってきて宮野入さんの人格や活動などをみなさんにも是非シェアしたくなりました。

宮野入さんは動画発信などもしており、野良犬のことももちろんタオ島の魅力や自身の活動も発信されているので是非こちらから飛んでみてください。
インスタではタオ島でのほほんと過ごしているわんちゃんだったりを載せているので気になる方はこちらも是非チェックしてください。

私もあと一ヶ月弱でタイに行くのでその際にはタオ島の犬を見に行きます、また詳しくは別の記事にまとめるのでそちらも見てもらえと嬉しいです!!

ここまで見てくださりありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?