「みんなのタマリバ、みらいのシゴトバ」Homebase YAIZUの1年間を振り返る。

こんばんは。
コミュニティファシリテーター/コーディネーターのどひです。

今日は、焼津駅前通り商店街に今年の2月にオープンしたコワーキング&カフェスペース 「Homebase YAIZU」(以下、HBY)の今年最後の営業日でした。

ということで、社長に許可も取らずに、Homebase YAIZUは1年間で焼津になにをもたらしたのかをつらつらと振り返ってみようと思います。渋谷さん読んでくださいね!笑

そもそも大学院生をしながら、NPO法人わかもののまちの代表をしたり、フリーでファシリテーターをしていた僕は、「ここができたら事務所として使いたいな〜」ぐらいに思っていました。

それが気付けば、ありがたいご縁から、HBYで「コミュニティコーディネーター」という肩書きを授かり、イベントの企画・運営や駅前通り商店街を中心にコミュニティを繋げるお仕事をしています。

そもそもHomebase YAIZUってなに?

上で書いたようにHomaebase YAIZUは、コワーキング&コミュニティスペースで、株式会社ナイン(nine.Inc)(以下、ナイン)が開設しました。

ナインは、東京に本社を持つWebデザインを中心的な事業とするクリエイティブ系の会社で、代表の渋谷さん(下の写真)が焼津出身であることをきっかけに、HBYがつくられました。

Homebase YAIZUを始める焼津(やいづ)は僕の故郷です。「大切な場所だから盛り上げたい!」そして「楽しそう!」というのが、Homebase YAIZUを始める根源的な理由です。

同然、会社としてのメリットも必要なので、「焼津に少しでも貢献しながら、会社の成長にもなる」方法を考えました。考えましたが、そう簡単に妙案は出ず、まずは自分たちの会社の焼津営業所 兼 コワーキングスペースとして作ることにしました。

かなりの見切り発車ですが、「今の時代、深い調査や緻密な計画よりも、まずは中に入って課題に気づくことや仲間を増やすことが大切!」と言い聞かせて準備をしています。(ナインHPより)

ということで、僕も仲間として選んでいただき、HBYにジョインしたわけです 笑

「解体」からスタート(12月-2月)

実はHBYの前は占い屋さんが入っていて、コワーキングスペースとしてつくり変えるための「解体」作業からHBYはスタートしました。

長い間シャターが閉まっていた店舗だったため、すごいホコリ。
さらに、建物自体が古いこともあって、店舗にはかなりガタがきていました。

ほこりをはらったり、古い木材をぶっ壊したり...。
最初の頃は、正直こんなぼろい建物で働くの嫌だなと思ったほど 笑

シャッター通りになっている商店街に新しい店舗が入るのは大事件⁉︎

解体作業のときから「なにができるの?」「スタバができるの?」と、ここを通る市民の人たちは興味津々。

「ここになにかできるらしい」の噂がご近所でちょっとずつ高まっているなか、「とりあえずみんなでDIYしよー!」ってことで、DIYワークショップもやりました。(この時はまだ参加者のひとりだったけど  笑)

DIYにも人がたくさん来て、楽しく、みんなで一緒に過程を共有する感じがほんとにいいなーと思います。

だんだんカタチが整ってくる(3月-4月)

それから大工さんが入って、耐震工事をし始めたり、HBYのメンバーである嶋さん(嶋田建築事務所の代表で、渋谷さんの大学の同級生)のDIYパワーで、HBYはどんどん進化してきます。

市民の方の期待通り、外観はスタバを思わすおしゃれな感じ?笑

きれいな本棚もできました。

ついにオープン!とりあえず、いろいろやってみる。(5月)

そして約半年間の工事を経て、今年の5月にオープンを迎えました。5月頃から、僕も含め3人のコミュニティコーディネーターがHBYにジョインすることになりました。

まずひとり目は、知る人ぞ知る釣りガールの三浦さん
釣り業界では、かなりの有名人らしく、メディアにもバンバン出てます。

そしてもうひとりは、最近焼津のかつおおじさんの通り名が定着してきた田中さん。年間の5分の1くらいは、石垣島でもずくを育ててます。

ふたりとも県外出身の、地域おこし協力隊で、Iターンで焼津にやってきました。ちなみに協力隊の業務とは別の、プライベートな仕事としてHBYに関わっています。(地域おこし協力隊は副業OKなんですよね)

こんなパワフルなおふたりと、 ナインの皆さんの広報力もあって、5月12日に開催されたオープニングパーティには、たくさんの人がお祝いにきてくれました。

焼津フューチャーセンター始動!(6月-7月)

それからすぐに、コミュニティコーディネーターとしての仕事を務めるべく、僕のファシリテーターとしての経験を生かし、「焼津フューチャーセンター」をはじめました。(最近ちょっとサボり気味ですが... )

フューチャーセンターとは、様々な立場の人と、1つのテーマに対して未来志向の対話をする場です。焼津フューチャーセンターは、焼津を中心に地域の課題からあなたの身近な課題まで、様々なテーマについて対話をしながら考えていきます。

フューチャーセンターは、静岡県内でたくさん実施されており、NPO法人静岡フューチャーセンター・サポートネットESUNEという中間支援団体もあるのです。(ESUNEの天野さんには、焼津フューチャーセンター立ち上げのお手伝いもしてもらいました!あざまっす!)

フューチャーセンターの最初のテーマは「ベンチ」
どうやったらHBYの前にあるベンチに人が座るようになるか、参加者の皆さんと考えていきました。

そこで出た「吹き出しベンチ」というアイデアも早速実現。
あ、ちなみに動き出しません。すみません。

さらに6月には、もうひとつのアイデアの「ベンチ飲み」も開催。
まずはプレでHBYメンバーでやってみました。

草を食べて育った目をつぶっている人は、我らがオリオンリーダーです。(ナインの社員さんで、HBYの責任者⁉︎)

そして、プレ実施を受けて、いろんな人を招いて「ベンチ飲み」を開催。
フューチャーセンターで生まれたイメージ通りの場が実現できました。
「ベンチ飲み」は人気企画で、8月に第2回も開催されました。
またそろそろやらないとな。

この時期はほかにも、NPOのミーティング場所として使わせてもらったり、

田中さん企画でW杯のパブリックビューイングをみんなでしたり、

主催するファシリテーション講座の会場として利用したりと、だんだん来る人が増えてきて、認知度もぐんぐん高まってきました。

そして、カツオ期(8月-9月)

そして、カツオ期です。

かつおおじさんと名高い田中さんがプロジェクトリーダーとなり、「カツオハガキ復刻プロジェクト」が始まります。

『カツオハガキ』は、過去に焼津市の企画で作られ、焼津市への転入者へ配られたり観光協会でお土産として販売されたものです。新聞などにも取り上げられ、とても人気があり!? 用意した15,000枚はすぐになくなってしまったそう。(中略)
手紙を書かないこの時代に『カツオハガキ』を復活させ、全国に“活きのいい”焼津をお届けしたい!そんな思いでこのプロジェクトを立ち上げました。(カツオハガキ復刻プロジェクトCamp fireより)

(敬愛を込めて)かつおおじさんの強い思いによって、焼津市役所で過去につくっていた「カツオハガキ」を復刻するクラウドファンディングがスタートします。この時期は、とにかくカツオ一色でした。

ひとがたくさん来る焼津の花火大会はPRのチャンス。
「カツオのインスタスポットつくりたいんだよね!」という田中さんの掛け声で、HBYはカツオに染まっていきます。

となりの婦人服のお店も花火大会のときは、お休みということで、快くシャッターを貸してくださり、全面カツオづくしになりました。この日は、1日中、カツオ貼ってたな...。

ここを通ったほとんどの人が、「なにこれ?カツオ!?!?(笑)」とあざ笑っていくなか、「カツオと記念撮影できるのは焼津だけですよー!」とみんなで強めのPRをしました。(もちろん花火も観ました)

PRのためにこんなシールを作ったりもして、毎日がカツオ三昧。
かなり刺激的な日々でした 笑

ドイツにもカツオハガキ、そしてクラファン成功!

そして、ちょうどクラファン終了間際くらいの時期に、僕はNPOの関係でドイツに派遣されることになり、「それなら!」と、かつおおじさんにカツオハガキのレプリカを持たされます 笑

ドイツ人たちに「その魚は何なんだ?お前の組織(NPO)のロゴなのか?」と聞かれまくり、説明がややこしかったけど、焼津PRをしてきました!(もちろんちゃんと仕事もしてきました)

ドイツ人にカツオの説明をしているなか、日本から連絡が入り、クラウドファンディングは無事成功!!

目標の81万2千円を20万円も上回る、約107万円の支援金が集まりました!
ほんとにすごい!

このクラウドファンディングには、個人だけでなく、焼津のたくさんの企業がパトロンになっています。カツオハガキがいろんなアクターを巻き込んで、焼津がひとつの方向に向かっていったな〜と実感するプロジェクトでした。

さらに、クラファン成功後には、田中さんプロデュースでカツオハガキ復刻記念パーティ「カツオじゃNIGHT」も開催!田中さん良い顔してます!

みんなのアソビバプロジェクト(10月-12月)

10月になると、カツオハガキに没頭していたHBYは少し落ち着き、ゆったりした秋を迎えました。

このくらいから、釣りYoutuberの羽山さんがHBYにジョインします。
羽山さんは、焼津を中心に「六畳一間の狼」という釣りのYoutube Channelを持つYoutuberなのです。はじめてYoutuberに出会いました 笑

チャンネル登録者数3万人超!ぜひチャンネル登録を!

ここまで書いてきた以外にも、様々な出会いやイベントがHBYで繰り広げられ、新聞などへのメディア露出も増えてきました。

カツオハガキ復刻プロジェクトが良い流れをつくったところで、新しい挑戦として「みんなでつくる、みんなのアソビバ」の企画がスタートします!

「みんなでつくる、みんなのアソビバ」は、僕がプロジェクトリーダーになって、みんなの協力を得て(巻き込んで?)取り組んだプロジェクト。

ざっくり言うと、商店街を歩行者天国にして、みんなのアソビバにしちゃおう!というものです。ドイツで見てきた道遊びを実現したい!と思って、みんなに言ったら実現しちゃったプロジェクトです 笑

「お手伝いさん募集!」のSNSの呼びかけもあってか、たくさんの人がアソビバの準備に来てくれて、本当に助かりました。とてもじゃないけど、自分だけじゃできなかった。(アソビバの詳しい内容はまた別の記事で書くので、今回はさらっと)

そして、12月9日に本番を迎え、親子を中心に1000人近い人が訪れるアソビバを開催できました。商店街が遊び場になって、人で溢れる風景が目に焼き付いています。

アソビバには、昔から商店街にある洋食屋さんがうどんやおでん等を、自治会長さんがリノベーションしてはじめたお店がモツ煮や焼き鳥、焼き芋等で出店していただきました。

若者の挑戦を応援して、自分も動いて支えてくれる人がいることは、ほんとにありがたい!アソビバは商店街の皆さんの力なしにはできませんでした。そして、もちろん準備・当日を手伝ってくださった皆さん、HBYのメンバーにも心から感謝です。

みんなのアソビバプロジェクトの様子は、HBYメンバーの羽山さんが動画にしてくれました。

HBYの1年間を総括する。

ここまで大きくHBYの1年間を振り返ってみました。
この記事を書いてみて、改めて気付くことですが、ほんとに濃い1年だった!

地元のイベントにみんなで牛串売ってみたり、
DJを呼んでイベントやったり、
お昼にみんなでカレー作ってみたり、
商店街のお祭りで豚汁つくってみたり、
釣ってきた魚さばいてくれたり、
みんなで飲みながら将来とか焼津の未来を語ったり、
干し柿してみたり... 

今年だけでも、ここに書ききれないほどの思い出がたくさんあって、とにかくほんとにみんな最高です!

そして何より、自分たちだけが楽しむだけじゃなくて、商店街を中心に焼津にもたらした直接的・間接的な影響はたくさんあるはずです。

いまはHBYにいたら、まちの色んな情報が入ってきたり、地域の困りごとを抱えている人がやってきたり、新しい出会いが生まれたり。

コワーキングスペースとしては、まだまだこれからですが、確実にこの1年で、駅前通り商店街、そして焼津の未来をつくる拠点として育ってきたんじゃないかなぁと感じています。

走り抜けてつくってきた1年目の土台をベースに、2年目からはしっかり収支と向き合って、自立経営できるように移行させていきたいな!

この場所をつくってくれたナインの渋谷さんやオリオンさん頼みではなく、僕もしっかりそこにコミットできるように頑張ります!これは決意表明!

ということで、最後はお金の話で終わるのですが...笑
コワーキングスペースとしてでも、そうでなくても、こんなHBYのメンバーで関われそうなお仕事の話があれば、ぜひお持ちよりくださいな!

長い記事を読んでくださり、ありがとうございます!

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Junya Dohi

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