ご挨拶(テスト投稿を兼ねて)

こんにちは、土井です。予備校講師として現代文を指導しています。私が個人的に敬愛する小池先生に触発されて始めました。指導者向けの内容になるのか、高校生向けの内容になるのか、全く決めていませんが、どうぞよろしくお付き合いください。

近年指導していて切実に感じているのは、「読むことからの逃走」にどう向き合うべきかということです。目の前の文章との距離感を客観的にはかりつつ、「他者」たるその文章の主題内容を主観化する、ということが読む行為である、と私は考えていますが、どうも近年の高校生(浪人生)はそれが下手で、ただ漫然と目の前の活字を順次脳内で音声に変換することを「読むこと」と思っている節があります。

今後不定期に記事を更新していくことになりますが、いずれの記事にも、指導者としてこうした現実に私がどのように向き合っているのかという問題意識が通奏低音として流れているものとしてお読みいただければと思います。

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