大道芸の歴史的変遷
第一章世界の大道芸史大道芸で行われるジャグリングは古代エジプトの中王国時代に起源があると推測されている。
エジプトベニハッサンという村にその時代の壁画があり、これは主に日常生活の様子を彫ったものなのだが、15番目の墓にジャグリングをする7人の女性が彫られており、これが大道芸の一つであったジャグリングの起源だったと考えられる。
ギリシア、ローマ時代にはカップと玉が奇術の中心になっていた。アテネ生まれのアルキプロンはその頃のおもしろい事柄を記した作品を著しているが、その中にカップ