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仕事でやりたい事を「優先」するか「先行」するかの違いについて

会社員であれば仕事って自分で選ぶことってなかなかできません。
だいたいが上からの指示に従ってタスクをこなすことがほとんどだと思います。
僕もそう、いつまでもそう。

僕はやりたい事をやりたい。
今回はそれをするためにどうすれば良いのか頭の中を整理してみます。

若い人ほど、やる気があって
やりたい事をやっちゃうヒトが多い気がします。
あとはネジが外れた人。

それすらも上手いやり方があると思うんです。


やりたいことがあることは良いことです

まず「やりたい事」があるということは素晴らしい事です。
やる気はありそうなのに「何をやったらいいのかわからない」「そもそもやりたいことがない」というヒトはたっくさんいます。

そんな中で、良いか悪いかは別にして「これをやりたい」って言えるあなたは素晴らしい。

それが「仕事」だったら。


「優先」するか、「先行」するか

優先するとは、
ほかのものを差し置いて先にあつかうこと。順序をさきにすること

先行するとは、
他に先んじること、先を行くこと、先に行うこと。

似てますよね。
この記事では勝手に、
優先するとは、優先順位をあげちゃうという意味。
先行するとは、文字の通り「先に行う」、もうやっちゃうという意味。
で話を進めます。

何の考えもなしに先にやってしまうのはNGだと思います。

優先度を上げるのはあり。
優先的にやりたい事をやるためには、そもそもやりたいことが仕事として成立しているものなのかどうかを考える必要があります。


やりたいことは仕事なのか

それは仕事なのか作業なのかという議論は昔からなされてきたことです。

作業」とは、事前に定められた手続きとゴールに向けて行う活動のことです。 一方で、「仕事」は、その結果によって誰かに価値を届けるための活動です。 「仕事」を実現するために「作業」をする必要が出てきますが、逆はありません。

https://kuranuki.sonicgarden.jp/archives/17567

上記の説明がわかりやすい。
作業は仕事をする上での手段ということになります。

考え方次第ですが、
あなたの業務は大きな仕事をみんなで成すための作業の一部ということもありえます。
だから細分化された業務を決められたスケジュールとコストの中でやるということが多くありますよね。

安心してください。
仕事は一人でするものではないです。
会社の中にいるのであれば、それは「仕事の一部を担っている」と考えて正解です。

では、あなたや僕が仕事上で「やりたい事」は仕事か作業か。


僕なりの答えは、どちらでもなく「お前のエゴ」であると考えます。


そのエゴを仕事に変えるには僕らの仕事ってなんだろうを考える必要があると思います。


会社の経営理念から自分のタスクに落ちるまで

なんとなく描いてみた

少し視点を高く鷹の目でみてみます。

僕らがいる"会社"には「経営理念」というものがあって、
経営者による「経営上の想い」があり、それが「経営方針」に落ちてきます。
それが各部(各支社)に落ちて「業務上の想い」からの「各部方針」って感じで、どんどんトップダウンで「想い」と「方針」とに落ちていきます。

そこには"組織"の「役割」と「使命」があって
さらに、われわれ従業員一人一人の「役割」と「使命」に細分化されます。
ここまできてようやく自分にタスクが落ちてきます。

ものすごいピラミッドですよね。

これはどんなに小さい会社でも同じだと思います。

会社はこういう枠組みの中で仕事が行われています。
これから外れてはいけない。

気がします。

この枠組みの中で貢献できる事が「やりたい事」であれば
仕事につながる可能性が大きいです。

事業ドメインと新事業ドメイン

この表をうめてみて

会社にとって
事業ドメインとは現在の会社の既存ビジネス(の改革)
新事業ドメインとは新ビジネス(の創出)のことです。

あなたが仕事でやりたいことはどちらでしょうか。

事業ドメインに関することであれば、僕らのビジネス現場の問題解決になると思います。
新事業ドメインに関することであれば、新しい価値の創出なので「課題設定」になると思います。

あなたが貢献すべきお客様は誰なのかを設定する必要がありそうです。

誰のために何をやりたいのか

どんどん話を分解してみます。
今度は魚の目と虫の目を使います。

既存ビジネスであれば、現在の会社にとってのお客様だったり、
その仕事を支える仲間だったりします。

新規ビジネスだったら、新しいお客様層だったり
それを実現するための内部の仲間だったりがターゲットになります。

やりたい事がどんな課題に対する仕事なのかを明確にして、

魚の目は経営資源の流れを見ます。
事業のどこの部分に問題があるのか

虫の目は現在の経営資源を見ます。
なぜそうなっているのかを見ていきます。

こやって真因を特定します。
これが問題解決手法として王道です。

仕事として「やりたい事」の多くは【手段】であると考えます。
上記の問題解決や課題に対して解決の手段となり得るか
がとても重要だと思います。

なぜそれをあなたがやるのか

ここで組織の話に戻ります。

自分たちはある程度、組織の想いの中で仕事をしています。
なので僕らがやりたい事がその役割や方針の外側に出ることはとても難しい。

なので「なぜそれをあなたがやるのか」が動機づけが必要になります。

これはSUNABACOさんの受け売りになりますが、それはぜひこちらをご覧ください。

これらを考えるのによく用いられるのはゴールデンサークル理論です。


https://sunabaco.com/entrepreneur/

あなたが与えられた役割や使命の範囲にその「やりたいこと」が含まれているのか、が大事になりそうです。

情シスの人が営業の人を差し置いて「俺たちが製品売ってやるぜ!!」なんて言い出したら頭がおかしいですよね。

情シスは情シスの役割があります。

けどやりたい!って場合もありますよね。
そのときに、先ほどのゴールデンサークルなどを用いて
やりたいことが仕事として正当なのかを考えていきます。

「なんでお前がやるのか」を問われたときに答えられるかどうか。
そして本当に応えられるのかどうか。

この例では、本当に情シスが製品を売る必要があるのかを考える必要があります。
情シスが売った方がいいという理由があればもしかしたら企画が通るかもしれないですね。

枠組みを超えてやりたい事をやるには

自分たちの組織だけではできないことや、
自分たちの組織で本来やるべきではない事ってたくさんあります。
それを乗り越えてでもやるためには、
部署を超えたコラボが一番簡単だと思います。

簡単っつってもそうとうハードルが高いと思いますけども。
けど、何度となくそういうお仕事ができた経験がありますので、
会社にとって必要なことはやるんだって上位もちゃんと考えてくれます。

利害が一致すれば他部署の仕事を手伝いに行ってもいいでしょう。
他部署の仕事を取りに行ってもいいでしょう。

逆に、他部署にヘルプをお願いしてもいいと思います。
こういうのって普通ですよね。

やりたい事を分解して、組織体に照らし合わせる事で少しわかりやすくなったでしょうか。
突拍子もない事をやりたいって場合もあるかもしれないですが、

僕らが会社員である事を大前提に考えるとそれなりの理論武装をして、
誰のためにどんな問題を解決するための施策なのかを言えなきゃいけないです。

そこは勢いやお気持ちだけではない、しっかりしたデータを持ち出して、
腹を決めましょう。


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