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日本のジャーナリズムについて思うこと

ここ数年、311以降特に日本のマスコミに対する疑念が一般化してきたように感じる。マスゴミという揶揄や、テレビ離れもマスコミの情報が偏向しているという民意の表れかもしれない。

テレビニュース、いわゆる報道番組を観ると、取り上げられているネタは陳腐化しているようにも思える。芸能人の色恋やいろんな組織の不祥事などは、国民が本当に知りたい情報だろうか。

タイムリーだけど、TheMANZAIでのウーマンラッシュアワーの漫才は、日本のコメディ、漫才の型への大きな挑戦だった。日本には、国民が知った方が良い(べきという言い方が好きでないので避ける。)様々な課題、問題がある。もちろん、知ったからと言って解決するわけではないが、知らなければ行動を起こしたり、主体的な判断はできない。本来のジャーナリズムの片鱗を見た気がした人も多いだろう。

さて、イギリスの科学雑誌ネイチャーに、日本人医師のHPVワクチンに関する研究が掲載されたことを知っている人はどれくらいいるだろうか。

海外の一流科学誌「ネイチャー」 HPVワクチンの安全性を検証してきた医師・ジャーナリストの村中璃子さんを表彰

子宮頚がんに対するワクチンは、日本では害のあるものとして摂取率が激減した。男性である自分ですら、HPVワクチンは良くないという情報を持っていた。つまり、ワクチン=害という刷り込みは成功したと言える。

ここで考えたいのは、真実と情報の関係。疑い深い人なら、情報のソース、エビデンスを自分で探すが、これには時間も知識も必要。自分が持つ全ての情報のエビデンスを探すとするなら、インプットを減らすか、どうにかして時間を作る必要があり、現実的ではない。

多くの人は勘付いているとは思うが、メディアが勝手に持ってくる情報は、真実とは限らないということを今一度肝に銘じる必要がある。マスコミ、メディアが完全悪というわけではない。情報を受け取る私たち一人ひとりが、真実を意識し、情報を鵜呑みにしないことによって情報提供側も変わらざる得ない状況を作りたい。というか、こちら側でできることはそれくらいではないだろうか。
そして、日本に真のジャーナリズムが復活することを切に願いたい。

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