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【映画 レ・ミゼラブル】もし、人生を変えたいなら必見。

  フランスで世界初の映画が上映されてから数多くの映画が世界で誕生し続けている。大切な人と見たり、一人でなんとなーく見たり…。楽しみ方は人それぞれで、人生のワンシーンをつくっていくものが映画。今回は、そんな素敵な時間を作る作品として「レ・ミゼラブル」という映画を紹介する。


映画のあらすじ

 映画の舞台となっているのは、厳しい貧困に苦しんでいた時代の革命後のフランス。その時代に生きるジャン・バルジャンは、貧困で苦しむ妹の娘を助けるための罪を犯し投獄刑に処される。20年後に仮釈放されるジャンであるが、罪人に優しい世界などはなく生きることが辛くなってしまう。そんな時にある一人の司教が彼を助ける。彼との出会いこそがジャンの人生を変えるきっかけとなり、彼は善を神に誓うのであった。


歴史映画なのに、めちゃめちゃ見やすい。

 この映画を勧める理由としてあげられる点の1つは見易さ。例えば、歴史ものの映画は画質が粗かったり暗かったり見てて気持ちが疲れる。さらに、予備知識がないとストーリーの展開についていけないものが多い。しかし、この映画は2012年に作成され映像も綺麗で、レトロなヨーロッパの景色や風景も鮮やかに描かれている。難しく考えなくても、しっかりと映画に見入ることができる。ヒュー・ジャックマン、エディレッドメインなどの、日本でも有名な俳優が数多く出演していて、ストーリも身近に感じることができるはず。

さらに、ミュージカル映画ということも見易さのポイントに大きく貢献している。最近では「LALALAND」や「グレイテスト・ショーマン」などといったミュージカル映画が流行し、数多くの高評価を世界中で得た。「レ・ミゼラブル」を含めたこのようなミュージカル映画では、ストーリだけではなく、美しい音楽と歌声にも注目だ。有名な俳優たちの新たな一面も見れることが楽しみに繋がる。

一言で言うと、余計な心構えはいらない。


人生変わるよ…!

この映画は何回みても絶対に「感動」する。描かれる家族の愛、そして人々の勇気に特にグッとくる。映画の原作はフランスの小説家ヴィクトル・ユゴーが19世紀半ばに執筆した大長編であるが、この原作と映画は所々内容が異なっている部分があるので、映画と小説の両方を楽しめるようになっている。2つの作品の異なる部分を探し研究しだすと、友達との話題にもなるのではないか。

あと、この映画の構成もとても興味深い。人々の心が「絶望」から「希望」に変化していく。これはラストの歌の言葉を通しても伝わってくるもので、改めて気づいた時にはもう、涙は止めることができないはず。

人生の1シーンを作り出す大切な涙の理由を友達とシェアしていくうちに、もしかすると新しい友達だってできるかもしれない…。


大きな勇気を与えてくれる「レ・ミゼラブル」

気難しく考える必要もないし、ただ見ているだけで自然と心が動く。「ミュージカル映画は苦手…」「ストーリが難しそう…」と感じている方も心配不要だ。綺麗な映像・音楽とともに「生と死」そして「家族の愛」について考え直すきっかけになる。歴史を変えた彼らの勇気を尊敬せざるを得ない。

 さらに、作者はこの物語を通じて私たちに何を伝えようとしているのか。その点について、見終えた後に色々考えることができるのも、映画に対する一つの楽しみ方だろう。

 ただ、目の腫れにはご用心を。


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